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物色テーマ:エヌビディア

米国のNASDAQに上場するNVIDIA(エヌビディア)の株価が爆走を演じている。2016年の年初に29ドル近辺だったエヌビディアの株価は、ほぼ一本調子で上昇し、この7月には164ドルまで上昇と、この間で5.6倍に化けている。その株価上昇には日本のトヨタ、ソフトバンクも大きく関係している。

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自動運転向け半導体の覇者に

自動運転向け半導体の覇者に

エヌビディアはアメリカの半導体大手企業で、「GPU」のトップメーカーだ。中央演算処理装置(CPU)はコンピューター全体を制御する半導体だが、GPUは画像処理専用。主にゲームのグラフィック用の集積回路に使われているが、AI(人工知能)を使った新技術に有用だとして近年、がぜんクローズアップされている。AIがディープラーニングで画像認識能力などを学習する際、CPUではかなり時間掛かるため、ディープラーニング向けの演算能力の高いGPUが必要となる。

さらに実用段階でもGPUなら、CPUより小さいユニットで、かつ素早い画像認識が可能だ。そして今、注目されているのが、クルマの自動運転への活用だ。

ディープラーニングでどれが信号機で、どれが歩行者なのか、どれが対向車両なのか画像認識できるようにし、自動で走り、曲がり、止まれるようにする。パソコン(PC)用の半導体ではインテルが覇者となり、スマートフォン用の半導体ではクアルコムが覇者となった。今後、自動車がパソコン、スマホに次ぐ、第3の半導体巨大市場になると言われる。その覇者にエヌビディアがなる確率は非常に高いと言われている。

既にベンツやBMW、アウディ、ボルボ、ホンダ(7267)など自動車メーカーに加え、テスラやバイドゥといった新興勢力が自社のクルマにエヌビディアの技術を取り入れている。5月にはトヨタ(7203)がエヌビディアと提携すると発表し、エヌビディアと関連ある企業の株価も上昇。またソフトバンク(9984)がエヌビディアの4位株主になり、このときにも株価が反応。エヌビディアと関係があるだけで株価が動く様相となっている。

おわりに

エヌビディア関連株は中小型銘柄にも多いのが特徴だ。エヌビディアのパートナー企業であるブレインパッド(3655)、フュートレック(2468)、オプティム(3694)、オプト(2389)、ブロードバンド(3776)のほか、日本サード・パーティ(2488)も関連銘柄として人気化した経緯がある。

主な「エヌビディア」関連銘柄
銘柄 コード ポイント
AKIBAホールディングス 6840 グループ会社が、エヌビディアの半導体を採用しているスイスの企業と業務提携し、関連銘柄と注目視。
トヨタ自動車 7203 5月に自動運転車の開発でエヌビディアと協業することを発表。AIに関する技術協力を受ける。
ゼンリン 9474 今年1月に、自動走行のための3DOリアル地図「HDマップ」の共同研究をエヌビディアと実施すると発表。
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