楽天証券、国内株式手数料コースを統廃合。新しい手数料体系の魅力とは
ネット証券大手の楽天証券では、2018年11月26日の注文約定分から手数料体系を見直し、国内株式手数料「ワンショットコース」を廃止して「超割コース」に統合したことを発表しました。
よりシンプルになった楽天証券の手数料体系は、投資家にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。その内容を見てみましょう。
業界最安水準を競う楽天証券の手数料体系
1回の取引金額で手数料が決まる超割コースは、国内主要ネット証券5社の中でも最安水準の手数料体系が魅力。さらに、国内株式や投資信託、海外株式の取引に応じて手数料の1%から2%をポイントバック。
また、超割コース大口優遇の判定条件のいずれかを達成すると大口優遇の適用対象となり、信用取引手数料は無料、現物株式の取引は手数料の2%がポイントバックの対象となります。
一日に何度も取引するならいちにち定額コース
1日の現物取引と信用取引の取引合計金額で手数料が決まる「いちにち定額コース」なら、1日の取引金額10万円までは手数料無料での取引を実現。さらに日計り取引片道手数料無料の「デイトレード割引」など、取引のメインがデイトレードならよりおトクになる手数料体系が魅力です。
手数料コース統廃合の概要
11/22(木)約定まで | 11/26(月)約定から |
---|---|
ワンショットコース | 超割コース |
超割コース | |
いちにち定額コース | いちにち定額コース |
手数料体系見直しのポイント
ワンショットコースを選択している場合、11月24日に自動で超割コースにコース変更が実施されています。なお、すでに超割コース・いちにち定額コースを選択していれば、そのままの手数料コースが適用されます。
注文期限が11月26日以降の期間指定注文にも自動で適用
注文期限が11月26日以降の期間指定注文にも、コース変更は自動で適用されます。なお、通常のコース変更と同様、変更にともなう手続きの必要はありません。
超割コースの大口適用には再度発注が必要
11月24日時点で超割コースの大口優遇条件を達成していれば、11月24日以降の注文は超割コース(大口優遇)の手数料が適用されますが、大口優遇を適用するためにはいったん注文を取り消したうえで再度発注する必要があります。
まとめ
ネット証券のトップとしてさまざまなサービスを提供している楽天証券ですが、自社のポイントサービスによる投資信託の買付やポイントによる取引手数料のキャッシュバックなど、楽天グループの強みを生かしたサービスが楽天証券の魅力です。
今回の手数料体系の見直しにより、よりシンプルで有利な手数料体系になったことで魅力が増した楽天証券での取引を、この機会にはじめてみませんか。
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