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リニューアルしたauカブコム証券の「ベストプライス宣言!」その内容を総まとめ

株の教科書.com編集部
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2019年12月1日にカブドットコム証券からリニューアルしたauカブコム証券は、リニューアルに合わせて、提供するサービスの手数料の見直しや撤廃をすすめる「ベストプライス宣言!」を打ち出しました。

大手ネット証券5社の中では手数料が比較的高止まりしていた印象があるカブドットコム証券は、リニューアルに合わせた「ベストプライス宣言!」でどのような見直しがされたのかを見てみましょう。

2019年12月16日:信用取引の取引手数料を撤廃金利・貸株料の引き上げ

2019年12月16日の約定分から、制度信用や一般信用などの区別なく、auカブコム証券で取り扱う、すべての信用取引手数料を撤廃します。

資金効率のよい取引ができる「信用取引」

証券会社に保有している現金や株式を担保として預けることで、担保評価額の約3倍の金額の取引ができる仕組みが「信用取引」です。高い資金効率で運用することで大きな利益を狙える反面、損失も大きくなる、ハイリスク・ハイリターンな取引として知られています。

2019年12月16日:独自サービス「プチ株®」の積立手数料を無料化

信用取引の手数料撤廃と同日の2019年12月16日から、単元未満株(プチ株®)の積立買付手数料の無料化の無料化を導入します。

プチ株®(単元未満株)とプレミアム積立®

単元株に満たない株数(単元未満株)での売買を提供するのが「プチ株」です。単元株取引よりも少額で株式投資をはじめられて、株数に応じて配当や株式分割の割り当ても配分されます。このプチ株を活かした積立サービスが「プレミアム積立」であり、好きな銘柄を指定日に指定金額で買い付けます。

プチ株とプレミアム積立のどちらも買い付けた株数が単元株になれば、単元株として扱われるので、個別株の積立投資に向いた仕組みと言えます。

2020年1月14日:投資信託の購入時手数料を撤廃

2020年1月14日約定分より、ブルベア型含むauカブコム証券取扱のすべての投資信託(1,143本)の購入時手数料の撤廃を発表しています。

海外投資や少額で購入できない金融商品を購入できる「投資信託」

投資信託とは、投資家から集めた資金をまとめて、運用者である投信会社(ファンドマネージャー)が運用方針に従って株式や債券などに投資・運用する金融商品です。投資家から資金を集めて運用することで、個人では難しい海外投資や少額の購入に対応していない金融商品への投資も可能としています。

2020年1月14日:フリーETFの取扱銘柄拡大

2020年1月14日より、現物取引のフリーETFの取扱銘柄数を大幅に拡大。日本株式や米国、新興国市場などの主要市場の株式ETFや債券ETFなどを対象に、主要ネット証券5社で最多となる90銘柄(※)がフリーETFとなります。

※楽天証券がETF99銘柄の手数料無料化を発表しました。

投資信託を株式と同じように取引できる「上場投資信託(ETF)」

上場投資信託(ETF)とは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、ニューヨークダウ平均(NYダウ)など、特定の株価指数に連動するように設計・運用されている投資信託のうち、証券取引所に上場することで株式と同じように取引できるものの総称です。

投資信託と同様の性格の金融商品ですが、証券取引所に上場することでリアルタイムでの取引価格がわかることや信用取引の対象にできるといった違いがあります。

まとめ

サービスのリニューアルに合わせて高止まりしていた手数料を見直して、ネット証券の中でも有利な取引が期待できるようになったauカブコム証券。

「ベストプライス宣言!」により、先行するネット証券と並ぶサービス内容となったことで、今後のサービスの動向にも要注目と言えそうです。

ニュースリリース:
https://kabu.com/company/pressrelease/20191202_1.html
https://kabu.com/company/pressrelease/20191202_2.html
https://kabu.com/company/pressrelease/20191209_1.html
https://kabu.com/company/pressrelease/20191209_2.html
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