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日経平均4日ぶり反落 村田製作所が逆行高【2017年6月21日】

2017年6月21日東証相場概況

日経平均は4日ぶりの反落。NYダウが反落し円安も一服となったことで利益確定の売りが広がった。午後の昼休み時間中に為替が円高に向かったことから、後場に入ると一段安の場面もあったが深押しは回避されている。メガバンクが4日ぶりに売られ、終日マイナス圏で推移。前日に年初来高値更新のソニー(6758)、キヤノン(7751)も安い。ルネサスエレクトロニクス(6723)は売られ出来高も後退した。後場に入り任天堂(7974)とソフトバンク(9984)の下げも目立つ。反面、トヨタ(7203)は続伸、村田製作所(6981)が3月年初来高値を更新と逆行高。NTT(9432)、パナソニック(6752)がしっかりと出遅れ株に物色資金が向かった。個別では、水素関連としてテレビ番組で取り上げられた澤藤電機(6901)がストップ高。

日経平均の一服とは対象的にマザーズ指数は前日比2%を超える上昇を見たのが目立つ。そーせい(4565)、CYBERDYNE(7779)、ミクシィ(2121)、ジーエヌアイグループ(2160)と時価総額上位の銘柄が軒並み高となったことが指数押し上げにつながっている。ゲームのシリコンスタジオ(3907)、バイオのアンジェス(4563)がストップ高。ジャスダック平均はもみあい。

20日にジャスダックに新規上場し初値持ち越しとなっていたディーエムソリューション(6549)は公開価格2500円の2.8倍となる7100円初値をつけてデビューした。一時7430円まで上昇し、その後は7000円を挟んでの売り買いとなった。一方、21日に札幌証券取引所アンビシャスに新規上場したIoTインテグレーション事業を手掛けるエコモット(3987)は公開価格2730円に対して初値4195円をマーク。初値後は4765円まで買い上げられた。

注目銘柄動向

村田製作所(6981)

東証1部
16820円+450円

村田製作所(6981)が4日続伸し3月2日の高値16790円を更新、東証1部の売買代金ラインキング上位に登場した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を18000円から20000円に引き上げたことが材料。また、米国でヒットしている人工知能(AI)スピーカーの日本上陸、今秋とみられる次期iPhoneの登場を控えて電子部品企業に関心が高まり、任天堂(7974)の新型ゲーム機の出荷好調で関西の電子部品企業が人気化してきたことも追い風として働いた。

オンキヨー(6628)

ジャスダック
192円+50円

オンキヨー(6628)が商いを伴って急騰しストップ高、2月20日の年初来高値174円を更新した。21日午前10時にiPhone、iPadなどと接続しバッテリー不要のスピーカーフォンの発売を発表したことが手掛かり。米アップルの音声認識技術「Siri(シリ)」に対応しハンズフリー環境での通話が可能。株価が低位でAIスピーカーが物色テーマとなっていることが追い風となった。

ベクター (2656)

ジャスダック
784円+100 円

ゲーム会社のベクター(2656)がストップ高。20日に中国BAIOO社が開発したスマートフォン向けRPGゲーム「造物法則」(日本名アビストライブ)の国内独占ライセンス獲得を発表したことが手掛かり。本年度中にサービス開始の予定。21日は信用取引の臨時措置(委託保証金率50%以上、うち現金20%以上)の解除日であったことから、タイミングのいい材料発表となった。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,138.79 -91.62
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,611.56 -5.69
マザーズ(ポイント) 1,194.39 +27.09
ジャスダック平均(円) 3,255.01 +1.28

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 澤藤電機 6901 639 +100 1,020.0
2 トーセ 4728 2,358 +368 1,009.6
3 gumi 3903 1,371 +119 9,344.9
4 バリューコマース 2491 725 +61 1,275.5
5 石川製作所 6208 1,140 +89 664.9

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 244 -80 194.7
2 日本エンタープライズ 4829 288 -21 2,601.5
3 エムアップ 3661 2,000 -130 1,675.6
4 オルトプラス 3672 1,648 -75 5,141.4
5 ワコム 6727 348 -14 2,108.1

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 108,973
2 ソフトバンクグループ 9984 79,725
3 トヨタ自動車 7203 43,540
4 三菱UFJFG 8306 43,392
5 村田製作所 6981 31,019

おわりに:マザーズ指数急騰

19日から上昇に転じた日経平均の5日移動平均。この日の4日振の一服も自然体の調整だったが、5日移動平均の20,042円を取引時間中に割り込まなかったことから、「基調は上」というコンセンサスがある。一方、マザーズ指数はここ上げ足を早めており、この日は昨年の6月9日の戻り高値1187ポイントを更新。昨年5月以来となる1200ポイント乗せが見えてきた。日経平均、ジャスダック平均は既に過去1年間の高値となっているが、マザーズ指数がまだ未更新。循環物色の流れがマザーズに向かっている。

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