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日経平均は小幅続落 地銀株の一角が高い【2017年9月27日】

2017年9月27日東証相場概況

日経平均は小幅続落。為替、北朝鮮情勢などが小康状態となったことから狭いレンジでの推移となった。ただ、この日は権利落ち日で、日経平均採用銘柄の配当落ち分約130円を考慮すると、実質的には日経平均はプラス。トヨタ(7203)、日本郵政(6178)、ソフトバンク(9984)が一服。メガバンクと金融株は高安マチマチとなった。任天堂(7974)が反発し4万円割れを回避。東京エレクトロン(8035)、ファーストリテイリング(9983)、パナソニック(6752)、ニトリ(9843)がプラスゾーンに引き戻した。個別では子会社上場を控えるクロップス(9428)が一時ストップ高で4連騰。りそなグループ(8308)入りを発表の、みなと銀行(8543)、関西アーバン(8545)も高い。東証2部ではFDK(6955)が賑わい、京進(4735)が、石井表記(6336)が値を飛ばした。

一方、ジャスダック平均とマザーズ指数は反発。ジャスダックでは岡本硝子(7746)、エヌエフ回路設計(6864)、田中化学研究所(4080)が高い。26日に新規上場の壽屋(7809)も一段高。マザーズでは22日上場のPKSHA(3993)がストップ高。対照的に15日初値のウォンテッドリー(3991)は上場来安値更新。

注目銘柄動向

みなと銀行(8543)

東証1部
2055円+178円

りそなホールディングス(8308)が26日、みなと銀行(8543)と関西アーバン銀行(8545)を、傘下の近畿大阪銀行と経営統合させて「関西みらいフィナンシャルグループ」を来年4月に発足させると正式発表。みなと銀行(8543)は2233円、関西アーバン銀行は1503円でそれぞれ、りそながTOB(株式公開買い付け)することから、TOB価格にサヤ寄せする動き。新銀行は全国6位の地銀グループとなる。関西アーバン銀行と近畿大阪は合併し「関西未来銀行」となるが、みなと銀は合併せず、独立を維持する。

PCIHD(3918)

東証1部
3290円+454円

PCIHD(3918)が寄付き後ストップ高に貼り付いた。26日夜のテレビ番組「報道ステーション」で「Blue Planet-works」社のセキュリティーソフト「AppGuard」が紹介され、出資企業の同社の株価を刺激した。米国国防省も採用するというセキュリティ対策ソフトで話題性は十分。同じ出資企業の大興電子通信(8023)もストップ高比例配分。

岡本硝子(7746)

ジャスダック
296円+80円

岡本硝子(7746)がジリジリと買い進まれてストップ高。同社は2016年2月に、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から据え置き型深海探査機を受注した実績を持つ。そのJOGMECが26日、沖縄近海の海底にある海底熱水鉱床で、連続的に洋上に揚げる世界初の採鉱・揚鉱に成功したと発表したことが刺激材料。海底熱水鉱床の商業化に向けた期待が膨らんできた。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,267.05 -63.14
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,664.43 -8.31
マザーズ(ポイント) 1,071.65 +19.12
ジャスダック平均(円) 3,559.56 +19.92

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 クロップス 9428 1550 +300 798.1
2 PCIホールディングス 3918 3290 +454 526.0
3 フェイス 4295 1371 +157 358.3
4 みなと銀行 8543 2055 +178 183.5
5 日本CMK 6958 1099 +74 1,380.3

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 CDG 2487 1801 -179 33.7
2 東海染工 3577 1670 -110 158.1
3 早稲田アカデミー 4718 1697 -97 25.0
4 第四銀行 8234 5220 -280 51.9
5 酒井重工業 6358 3385 -175 22.5

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 98,011
2 日本郵政 6178 51,602
3 トヨタ自動車 7203 30,144
4 ソフトバンクグループ 9984 27,599
5 三菱UFJFG 8306 27,036

おわりに:株式併合の余波

27日の東証1部株価上昇率7位までが株価1000円台から3000円台の銘柄。同下落率上位でも9位までが株価4ケタ銘柄。株価下落率ランキングでは分かりやすいが、東海染工(3577)は26日終値178円に対して27日の終値は1670円で前日比110円安。普通の方なら?となるだろう。実は、10月1日を効力発生日で10株を1株に株式併合したことで、この日から売買単位が100株になったため。裁定投資金額は変わらないが、株価水準が10倍に変わったことになる。売買単位100株に統一のための株式併合で、子の日は数百銘柄が実視している。この日の東証1部の出来高は12億220万株と前日の17億8000万株から大幅減。5月29日の12億7400万株も下回り年初来最低だが、実質はそうではないことになる。一部のディーラーは株式併合による売買トラブルに巻き込まれるのを嫌気して様子見となっていたところもあるという。株式併合の余波は今週いっぱい注意したほうが良さそうだ。

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