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日経平均反発後は伸び悩む 自動車株が高い【2017年9月25日】

2017年9月25日東証相場概況

円安基調を受けて反発で始まった日経平均は、一時157円高を見たのちは、もみあいに転じている。

安倍晋三首相が2兆円規模の新たな経済対策を年内に策定するとの25日付読売新聞報道を受け、買い安心感が広がった。26日が9月末の配当・株式分割等の権利取り最終日というカレンダー事情も相場の下支え要因として働いた。ソフトバンク(9984)が堅調で、トヨタ(7203)、日産(7201)、三菱自動車(7211)も買われて高い。任天堂は(7974)は3日ぶりに反発。資生堂(4911)、日本精工(6471)、SUMCO(3436)など優良株が幅広く買われた。個別では、海外機関投資家の大量保有が明らかになった石川製作所(6208)が4日続伸し3000円台乗せに急伸した。

反面、メガバンクが安く、日本郵政(6178)は高寄り後にマイナスに転じて3日続落。パナソニック(6752)、村田製作所(6981)、日本電産(6594)などハイテク系優良株の一角が軟調に推移した。東証2部では教育無償化関連の京進(4735)がストップ高、技研興業(9764)、東芝(6502)は売りが先行した。

日経平均の上昇と個別材料株物色の高まりを受けて、ジャスダック指数、マザーズ指数とも反発。ジャスダックでは量子コンピュータ関連の日本ラッド(4736)とエヌエフ回路設計(6864)が値を飛ばし売買代金トップと2位。ユビキタス(3858)も関連株としてストップ高。マザーズでは上場2日目のPKSHA(3993)がストップ高。仮想通貨関連のメタップス(6172)、新技術の特許出願材料のASJ(2351)が人気を継続した。

注目銘柄動向

東海染工(3577)

東証1部
188円+50円

東海染工(3577)が大引けに掛けてストップ高に駆け上がった。東証1部値上がり率トップで、今年2月28日の年初来高値154円を一気に更新した。解散総選挙を受けて、幼児教育の無償化テーマが人気化しており、幼児活動研究(2152)、グローバルグループ(6189)、ライクキッズネクスト(6065)、インタースペース(2122)などが軒並み高。東海染工はグループ会社「トットメイト」で企業内保育所、保育園・幼稚園運営を中京・東海地区で運営していることが手掛かり。

セック(3741)

東証2部
2468円+180円

モバイル・防衛・ロボット向けソフト開発のセック(3741)が急反発。前週末22日の大引け後に、東証が29日付で1部への市場変更を発表したほか、会社側が投資有価証券売却益7億9000万円を特別利益として計上することを発表。通期業績への影響は現在精査中としたことが材料となった。また、同じく東証が29日付で1部への市場変更を発表したマザーズのグローバルグループ(6189)も急騰したが、シンクロ・フード(3963)は続落。シンクロ・フード(3963)の場合は15日に1部市場変更を目的に立会外分売(分売価格1541円)を実施していたことから、正式発表を受けて材料出尽くし感から売りが出た模様。

神栄(3004)

東証1部
174円+15円

神栄(3004)が急騰し、東証1部株価上昇率上位に登場した。子会社「神栄テクノロジー」が従来品よりも小さく検知精度も高めたほこりセンサー新製品を開発し、量産を開始と報じられたことに株価は反応した。PM2.5が社会問題となっている中国では、空気清浄機へのニーズが高く、ほこりセンサーのニーズは強い。株価が100円台の低位なだけに、材料に株価は敏感に反応した。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,397.58 +101.13
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,672.82 +8.21
マザーズ(ポイント) 1,065.50 +8.55
ジャスダック平均(円) 3,543.13 +31.98

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 東海染工 3577 188 +50 5,118.0
2 クロップス 9428 1198 +185 649.9
3 ブロードリーフ 3673 950 +126 2,060.4
4 オリジン電気 6513 416 +45 1,485.5
5 ライクキッズネクスト 6065 2568 +273 268.2

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカキュー 8166 213 -12 578.0
2 ジャパンベストリスキュ 2453 475 -23 425.9
3 MonotaRO 3064 3030 -130 1,684.4
4 エコナック 3521 74 -3 5,131.0
5 レック 7874 2908 -112 226.2

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 84,693
2 ソフトバンクグループ 9984 38,892
3 三菱UFJFG 8306 33,555
4 トヨタ自動車 7203 31,233
5 日本郵政 6178 26,105

おわりに:幼児教育関連浮上、石川製作所が

日経平均は伸び悩んだものの、テーマ材料株の循環物色がうねりを増してきた。東証1部では幼児教育無償化・子育て支援関連の規律口を持つ低位株が人気化。ジャスダック市場では官民挙げての開発支援から量子コンピュータ関連の人気が一段と盛り上がっている。東証2部では電気自動車、バッテリー関連、マザーズでは直近上場株関連が物色されている。なかで、幼児教育無償化・子育て支援関連は前回の相場から時間が経過し、相場的な切り口は比較的新鮮なことがメリット。なかで、関連銘柄の多くが調整した防衛関連のなかで石川製作所(6208)だけは、一時415円高の3130円と逆行高。世界有数の運用会社であるブラックロックの日本法人が22日受付分で5%超の新規大量保有が明らかとなったことが新たな手掛かりに。企業のファンダメンタルよりも流動性を増した相場的な側面から買われたと推察できるが…。

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