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日経平均5日ぶり反落 地政学リスクを嫌気【2017年9月22日】

2017年9月22日東証相場概況

円安基調の継続を受けて日経平均は5日続伸でスタートしたものの、北朝鮮の外相が「太平洋上で水爆実験の実施を示唆」と報じられて日経平均はマイナスに転じた。為替も111円台の円高に転じ、週末事情も加わり、後場は買い手控えムードが強まるなか、ジリ安の展開となった。売買代金上位では、ソフトバンク(9984)が続落し、NTT(9432)、日本郵政(6178)が安い。JFEHD(5411)やアルプス電気(6770)なども個別に売られた。メガバンクは高安マチマチ。前日急騰の新日本理化(4406)は急反落。一方、デンソー(6902)、JR東日本(9020)が高く、先日に急伸した三井不動産(8801)と三菱地所(8802)も続伸した。地政学リスクの高まりを受けて石川製作所(6208)が再人気化して急騰した。また、双信電機(6938)、阿波製紙(3896)といった電磁パルス(EMP)対策関連株が一斉に買い直された。東証2部でもEMP関連の技研興業(9764)が一時ストップ高。続落の東芝(6502)は300円台の攻防。

地政学リスクの高まりを受けてジャスダック平均、マザーズ指数とも大幅反落。ジャスダックでは今週活躍したエヌエフ回路設計ブロック(6864)、ビーマップ(4316)、田中化学研究所(4080)、昭和真空(6384)が売られ、細谷火工(4274)が買い直された。マザーズではASJ(2351)が5日続伸。ウォンテッドリー(3991)は4000円割れまで一時売り込まれている。
この日、マザーズに新規上場のAI関連企業のPKSHA Technology(3993)は公開価格2400円に対して約2.2倍の5480円の初値で後場誕生。4890円まで売られた後は大引けにかけて6200円まで一時買い進まれた。終値は5840円。

注目銘柄動向

三井不動産(8801)

東証1部
2440.0+17.5円

三井不動産(8801)が4日続伸。先の日銀金融決定会合の後の記者会見で「強力な金融緩和を粘り強く続けていく」と黒田日銀総裁が言及したことが、大手不動産業界には追い風材料に働いて、三菱地所(8802)とともに買われている。銀行株などと比べて相場的に出遅れていることも買いが継続しているポイントとなっている。

富士急行(9010)

東証1部
1274+28円

富士急行(9010)が続伸し、連日の年初来高値更新。後場に入り上値を買う動きが強まり、5月下旬から継続した1200円ラインを挟んでのもみ合いから上放れている。信用残は買い3万7000株、売り69万株と大幅な売り長銘柄。10月1日からの中国の長期休暇、国慶節を睨んでレジャー関連として仕掛ける動きが観測されたが、大引けにかけては上げ幅を縮めた。

クロップス(9428)

東証1部
1013円+150円

東海地盤の携帯電話販売店のクロップス(9428)がストップ高比例配分となった。21日の大引け後に連結子会社であるテンポイノベーション(3484) の東証マザーズ上場が発表されたことがサプライズ材料に働いた。上場日は10月25日で、上場に伴う株式売り出しで売却益も発生。時価総額97億円規模の同社にとって、子会社の上場は意外感が大きかった。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,296.45 -51.03
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,664.61 -4.13
マザーズ(ポイント) 1,056.95 -14.47
ジャスダック平均(円) 3,511.15 -22.22

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 クロップス 9428 1013 +150 20.9
2 石川製作所 6208 2715 +347 9,860.4
3 阿波製紙 3896 870 +94 3,764.7
4 ソラスト 6197 2123 +165 533.8
5 JCRファーマ 4552 3323 +255 362.3

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 enish 3667 2352 -248 1,498.5
2 新日本理化 4406 304 -26 8,788.1
3 松屋 8237 1097 -75 286.6
4 ヨシムラ・フード 2884 4220 -290 72.6
5 マツモトキヨシ 3088 7700 -470 555.0

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 152,011
2 三菱UFJFG 8306 45,551
3 ソフトバンクグループ 9984 40,276
4 トヨタ自動車 7203 39,339
5 NTT 9432 30,505

おわりに:相場下落の危険ワードは「水爆」

この日の相場かく乱要因は、北朝鮮による太平洋上での水爆実験の示唆。太平洋となると放射能問題も浮上し、かなり厄介な事態となることは明白だ。過去の北朝鮮による核実験は直近の9月3日までに合計6回あった。実はこのうち、実験を受けて日経平均が下がったのは2回しかない。その2回は昨年1月6日の182円安と今年9月3日の183円安。この2回に共通するのは「水爆」という言葉が出てきた時。つまり、核弾頭、ミサイルという言葉で日経平均は急落しにくいが、水爆となると話が変わってくるということだ。北朝鮮リスクに対する耐性はついてきたものの、米朝のチキンレースの出口はまだ見えない。

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