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日経平均3日続伸 EV関連人気が盛り上がる【2017年9月13日】

2017年9月13日東証相場概況

日経平均は3日続伸。8月15日以来の19,800円台に水準を切り上げてきた。NYダウが3日続伸で最高値更新となったことに加えて、為替が110円台への円安となったことが手掛かり。三菱UFJFG()を筆頭にメガバンクが買われ、トヨタ(7203)など自動株、ソフトバンク(9984)も高い。特に。パナソニック(6752)、日本電産(6594)、日立(6501)といったハイテク系の国際優良株の上昇が目立つ。政府保有株の追加売出しが発表された日本郵政(6178)も続伸。反面、ファーストリテイリング(9983)、村田製作所(6981)、ソニー(6758)は軟調。今期が大幅減益見通しとなる九州電力(9508)が安い。個別では、12日に開幕したフランクフルトモーターショー(ドイツ)をきっかけに電気自動車(EV)関連の物色意欲が高まり、チタン工業(4098)、モリテック(5986)、カーリット(4275)などの関連株が株価上昇率ランキングの上位を占めた。東証2部では自動車向けコンデンサー大手の松尾電機(6969)が急伸し売買代金トップ。

物色意欲の好転を受けてジャスダック平均とマザーズ指数も3日続伸。なかでジャスダック平均は連日の年初来高値更新し、売買代金上位をEV関連、リチウムイオン電池関連が占めた。

また、9月最初のIPO銘柄として、技術者派遣のエスユーエス(6554)がマザーズに新規上場。公開価格2300円の買い気配でスタート、後場に公開価格比2.1倍の4970円の初値をマーク。初値後は利食い急ぎの展開となり4200円台まで売られ安値引け。

注目銘柄動向

日清紡ホールシングス(3105)

東証1部
1475円+300円

日清紡ホールシングス(3105)がストップ高比例配分となった。5月11日の年初来高値1256円を更新。材料となったのは13日に発表した材料。同社が開発していた白金代替触媒「カーボンアロイ触媒」が、カナダのBallard社の燃料電池スタック(セルを重ねて1つにパッケージしたもの)に採用されたこと。固体高分子形燃料電池の電極に「非白金触媒」が実用化させた世界初の技術で、白金の使用量を約8割削減できるとされている。今年12月に発売予定。Ballard社は燃料電池の開発・製造を開始した燃料電池業界の先駆企業。

松尾電機(6969)

東証2部
110円+11円

松尾電機(6969)が東証2部の株価上昇率で4位、出来高、売買代金でトップの人気となった。自動車向けコンデンサーの大手でデンソー(6902)が得意先大手。リチウムイオン電池の回路保護素子(電流ヒューズ)などを手掛けていることからEV関連の思惑が巡ってきた。終値ベースでの株価100円台回復は、2015年8月21日以来2年ぶり。

日本郵政(6178)

東証1部
1404円+31円

日本郵政(6178)が続伸。8月8日以来の1400円台に復帰してきた。11日に政府保有株9億2916万9900株の売り出し(うち海外分1億9801万9800株)が発表されている。発行価格は9月25日~27日のいずれかの日に決定する。同時に上限1億株・1000億円の自己株取得枠を設定する。取得期間は9月13日~9月22日。自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は2.43%。地合いの好転で現在、売り長状態の同社株に買い戻しの動きが出ているようだ。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,865.82 +89.20
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,637.33 +9.88
マザーズ(ポイント) 1,053.48 +2.05
ジャスダック平均(円) 3,477.77 +17.73

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 日清紡HD 3105 1475 +300 547.0
2 東洋精糖 2107 140 +25 11,011.0
3 日本無線 6751 1783 +300 36.4
4 モリテックスチール 5986 520 +80 8,567.2
5 GSIクレオス 8101 211 +29 12,033.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ザッパラス 3770 421 -72 911.2
2 ゲンキー 2772 4655 -345 367.9
3 神戸物産 3038 5420 -390 666.9
4 サニックス 4651 308 -18 1,422.5
5 安永 7271 3110 -160 2,024.0

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 53,848
2 三菱UFJFG 8306 39,425
3 パナソニック 6752 29,752
4 トヨタ自動車 7203 24,697
5 ソフトバンクグループ 9984 24,568

おわりに:EV関連人気が沸騰

12日からドイツで開幕した世界最大級のフランクフルトモーターショーでは、地元のフォルクスワーゲンが2025年までに電気自動車(EV)を50車種投入、20230年までに電動化のための約2兆6000億円を投資すると発表。ホンダ(7267)も今後、欧州で発売される新型モデルは電動化技術を搭載と発表したことからEV関連株物色が盛り上がった。EVのキーテクノロジーであるリチウムイオン電池関連とともに物色人気の輪が拡大した。関連銘柄は東証1部ほか、2部、マザーズ、ジャスダックにも多いことから、久々のテーマ株物色の乱舞が展開された。

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