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日経平均は大幅反発 主力株など全面高に【2017年9月11日】

2017年9月11日東証相場概況

日経平均は大幅反発、東証1部市場は全面高商状となった。懸念された北朝鮮建国記念日(9日)においてミサイル発射などのアクションが無く、また米国南西部に上陸した大型ハリケーン「イルマ」の影響も限定的だったことから目先の不安材料が後退。前週末に海外市場で107円台前半まで進んだ円高も週明けは108円前半と一服したことから戻りを試す展開となった。トヨタ(7203)など自動車株、メガバンク、ソニー(6758)など優良株を中心に買い戻しが進み、売買代金上位の主力大型株は軒並み高。後場も円高の一服を好感した前場の流れをくんで大型株を中心に高値圏で推移した。電気自動車・リチウム電池関連のチタン工業(4098)、安永(7271)なども買われて急騰し、個別株物色も高まった。なかで、政府保有株の売り出しを控える日本郵政(6178)が後場にマイナスに転じ、住友鉱山(5713)も売りが先行した。2部では13日までに東芝メモリの売却先が決まる東芝(6502)が上昇。電磁パルス対策関連の技研興業(9764)は6日ぶりに反落した。

日経平均の急伸を受けてジャスダック平均は反発、マザーズ指数は3日ぶりの反発。ジャスダックでは時価総額トップの日本マクドナルド(2702)が年初来高値更新に買われ、田中化学研究所(4080)が値を飛ばした。マザーズではアカツキ(3932)を筆頭に売買代金上位が、ほぼ全面高。

注目銘柄動向

田中化学研究所(4080)

 ジャスダック
1889円+152円

田中化学研究所(4080)が4日続伸と上げに弾みが付き、8月23日の年初来高値1848円を更新した。リチウムイオン電池向けの正極材料メーカーとしてEV関連株物色の流れに乗った。日産自動車(7201)が電気自動車の新型「リーフ」を10月2日から国内販売を開始と発表してから上値追い。この日は信用規制も解除されたことから買い人気が高まった。

村田製作所(6981)

東証1部
16605円+420円

村田製作所(6981)が6営業日ぶりに急反発した。米アップルが現地時間12日に新製品発表会で新型iPhoneを発表する見込みであることから、日本の電子部品サプライヤーである同社にもアルプス電気(6770)などともに買いが入っている。また、一部で日経225種候補となっていたが、結果的に外れたことで失望売りが先に出ており、買い戻しも働いたようだ。

オンキヨー(6628)

 ジャスダック
190円+8円

オンキヨー(6628)が7営業日ぶりに急反発した。早朝のNHKニュースで「米グーグルが音声でさまざまな機器を操作できるAIスピーカーを来月、日本で発売する方針を固めた」と報道したことが刺激材料となった。オンキヨーは米アマゾンの音声認識AIアレクサを利用したスピーカーを手掛けている。地合い好転の追い風もあり、フュートレック(2468)、アドバンスト・メディア(3773)といった関連株にも買いの裾野が広がった。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,545.77 +270.95
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,612.26 +18.72
マザーズ(ポイント) 1,030.15 +16.29
ジャスダック平均(円) 3,421.90 +46.55

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 チタン工業 4088 294 +80 8,292.0
2 安永 7271 3160 +503 4,938.9
3 エイチーム 3662 2921 +433 2,388.8
4 ビューティガレージ 3180 1713 +240 306.2
5 ノーリツ鋼機 7744 1544 +195 1,634.1

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 阿波製紙 3896 830 -150
2 カナモト 9678 3440 -480 1,986.2
3 エコナック 3521 76 -8 1,332.6
4 ポールトゥウィン 3657 1528 -124 10,800.0
5 エラン 6099 2923 -217 307.1

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 51,260
2 三菱UFJFG 8306 32,402
3 ソニー 6758 31,316
4 トヨタ自動車 7203 31,061
5 三井住友FG 8316 26,482

おわりに:週末に四季報発売、相場は戻りを試す

久々に主力大型株、テーマ株、個別株が一斉に買われる自律反発相場が11日にみられた。なかでリチウムイオン電池関連、アップル(iPhone)関連、ゲームソフト関連などに広がった個別株物色は、週末15日の「会社四季報・秋号」発売をにらんでの高まりとも感じられる。「会社四季報・秋号」は、3月期企業の第1四半期数値がメインとなるため、業績変動率よりもコメント欄などの「材料」が重視されやすい。証券会社のレーティング発表に反応する銘柄も増加してきた。北朝鮮情勢は予断を許さないが、ひとまず戻りを試す展開に今週は入りそうだ。

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