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日経平均3日続落でもTOPIX反発 リクルートと郵政が高い【2017年9月6日】

2017年9月6日東証相場概況

北朝鮮問題に加え、不法移民強制送還に絡む、政策撤回によるトランプ政権への不安、ハリケーン「ハービー」の影響による企業業績懸念などが重なり、3連休明けのNYダウが234ドル安に急落。為替も108円台の円高となったことで日経平均は寄付き直後に日経平均は19200円台まで下げ、直近の8月29日ザラ場安値を下回った。ただ、今週に入っての下げ幅が300円を超え、週末にはメジャーSQを控える要因などから、売り物一巡後は買い戻しも働き下げ渋った。TOPIXは3日ぶりに反発。

米国長期金利低下を嫌気してメガバンクを筆頭に銀行、証券、保険の金融株がそろって安い。トヨタ(7203)、ソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)の主力株も売りが先行したが、後場はもみあい。任天堂(7974)は3日続落。日経平均採用銘柄の定期入れ替え発表を受けて、新規採用のリクルートホールディングス(6098)と日本郵政(6178)が買いを集めて高く、削除銘柄される北越紀州製紙(3865)、明電舎(6508)は安い。一部で採用候補に挙がっていたサイバーエージェント(4751)と村田製作所(6981)は失望売りを浴びた。物色面では石川製作所(6208)など防衛関連が幅広く賑(にぎ)わう。

ジャスダック平均、マザーズ指数はTOPIXの切り返しを受けて、プラス転換。マザーズでは、前日後場から反転の動きを見せていた直近IPOのUUUM(3990)が反落。アカツキ(3932)、グノシー(6047)が買い直された。ジャスダックではハーモニック・ドライブ(6324)、田中化学研究所(4080)が高い。

注目銘柄動向

東芝(6502)

東証2部
327円+15円

東芝(6502)が続伸し、久々に株価が動意づいている。半導体子会社「東芝メモリ」の売却交渉に於いて米国のWD社が米アップルに買収の参画を打診と共同通信社が6日早朝に報じたことを好感している。このWD社の新たな提案では経営、出資への関与を薄める等、これまでの姿勢から大きく軟化していることが注目点。東芝側は6日中にも取締役会でこの提案を協議するという。

ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)

東証1部
3735円+75円

ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)が新材料を得て3日ぶりに反発した。5日の大引け後に北海道に本社を置く水産物加工の「ヤマニ野口水産」を完全子会社化すると発表したことを好感。取得価格8500万円、株式譲渡は10月2日を予定。「ヤマニ野口水産」は2017年6月期に売上高5億8400万円、営業利益1700万円を経常しており、直近2年間は黒字。ヨシムラ・フードは今2月期以降の業績影響については精査中としている。

FPG(7148)

東証1部
1181円+22円

FPG(7148)が4日続落で寄り付くも、その後買い直されて反発している。同社はオペレーションリース商品を中小企業に販売している業績好調企業。9月本決算企業で配当は9月末一括。3週間後の9月26日に権利付き最終日を迎える9月の期末配当は37円15銭見込みで配当利回りは3.1%。高い配当利回りが押し目買いを呼び込み始めている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,357.97 -27.84
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,592.00 +1.29
マザーズ(ポイント) 1,029.90 +4.44
ジャスダック平均(円) 3,363.26 +12.08

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 阿波製紙 3886 799 +100 2,004.8
2 安永 7271 2212 +252 4,393.4
3 石川製作所 6208 2319 +210 10,339.6
4 イリソ電子工業 6908 5620 +500 249.0
5 オプテックスグループ 6914 4345 +375 342.8

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 明電舎 6508 368 -27 8,126.0
2 北越紀州製紙 3865 675 -44 5,682.5
3 サイバーエージェント 4751 3395 -215 4,976.2
4 SUMCO 3436 1538 -68 9,958.5
5 日本精化 4362 913 -37 16.7

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 63,675
2 リクルートホールディングス 6098 44,040
3 ソフトバンクグループ 9984 35,182
4 三菱UFJFG 8306 27,738
5 日本郵政 6178 24,719

おわりに:細谷火工は石川製作所上回る4.4倍

リスクオフとなった6日の相場は「日経平均構成銘柄の入れ替え」と「防衛関連人気の持続」が物色の特徴となった。後者の防衛関連物色は「電磁バルス対策」関連株に人気の裾野が拡大しているが、人気のけん引役となっているのは石川製作所(6208)で疑いない。その石川製作所を防衛関連の「本命」とするならば、「対抗」はジャスダックの細谷火工(4274)だ。大引けにかけては売られてマイナスで引けたものの、株価は一時290円高の2225円まで上昇した。3月30日に500円だった株価は4.4倍となっている。

ちなみに、この間に上場来高値に噴き上げている石川製作所の株価は2.9倍で、パフォーマンスならば、「細谷火工のほうが上」ということになる。細谷火工の場合、1990年にマークした2860円の上場来高値を意識する位置にまで来ている。1963年上場の細谷火工は、ジャスダックが店頭市場と呼ばれて店頭管理銘柄に北炭やチッソが上場していた時代から上場していた老舗中の老舗。IRは塩対応だが、相場にとっては石川製作所とともに、久々に「仕手化した銘柄」という表現がハマる銘柄となっている。

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