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日経平均は続落、日本郵政が安値更新、マザーズ崩れる【2017年9月5日】

2017年9月5日東証相場概況

NY市場がレーバーデーで連休となるなか、日経平均は25円高と自律反発でスタートしたものの、警戒感が強く、その後は値を消す次第安の展開となった。ただ、為替が109円台でやや円安方向に振れたことなどから、後場はもみ合い、一段安は回避している。買い材料にも乏しいなか、政府保有株の第二次売出し報道で日本郵政(6178)が4月の年初来安値1278円を更新したこともムードを悪化させた。日経平均への寄与度が大きいソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)が続落し、ソニー(6758)、フォナック(6954)、セイコーエプソン(6724)といった優良株の一角が売られた。対象的に、トヨタ(7203)が終日プラスゾーンで堅調に推移し、IHI(7013)、アドバンテスト(6857)が逆行高。防衛関連として人気復活の石川製作所(6208)がストップ高、野村証券が目標株価を引き上げた住友鉱山(5713)の上昇が目立つ。2部では、中国が4日にイニシャル・コイン・オファリング(新規仮想通貨公開=ICO)について違法行為と判断し、個人や団体に禁止令を出したことを嫌気してリミックスポイント(3825)が一段安、同じビットコイン関連のプレミアムウォーターホールディングス(2588)も急落した。

ジャスダック平均とマザーズ指数も安い。特にマザーズ指数は前日比4.65%の下げに見舞われて大幅続落。サイバーステップ(3810)、メタップス(6172)がストップ安。ジャスダックでも売買代金上位は軒並み安となるなか、細谷火工(4274)、石垣食品(2901)が逆行高。

注目銘柄動向

フライングガーデン(3317)

ジャスダック
3010円+502円

北関東を地盤として「爆弾ハンバーグ」を看板メニューに郊外型レストランを展開するフライングガーデン(3317)がストップ高。5日続伸し8月18日の年初来高値2715円を更新した。4日大引け後に発表した8月の既存店売上高が前年同月比8.6%増と6カ月連続で増加し、伸び率は今期に入って最大となったことが好感されている。先に出世株となったペッパーフード(3053)の相場がオーバーラップされている。

橋本総業ホールディングス (7570)

東証1部
1578円+114円

管材や住設機器の総合商社である橋本総業ホールディングス (7570)が、第2四半期業績の修正発表を受けて高い。今3月期第2四半期(4-9月)経常利益を7億6000万円から9億000万円に上方修正し、10期ぶりに上期ベースの過去最高益を更新することが好感された。建設業界全体の需要が堅調なことに、コスト削減効果が加わった。なお、今年2月の発表後、5月に延期が発表されたJKホールディングス(9896)との経営統合は継続協議が続いている。

日本郵政(6178)

東証1部
1282円-44円

日本郵政(6178)が大幅続落となり、4月の年初来安値1278円を更新した。9月に政府保有株式が最大1兆4000億円規模で売却されることが報じられたのが前日。この日はその正式発表が11日とブルームバーグが午前9時30分頃に報じたことが需給悪化材料として浮上。買い見送りの材料となった。売り出し規模は2015年11月のIPO時とほぼ同規模。前日終値水準で寄り付いた後に売られ前日比16円安の1310円まで調整した。日本郵政は昨年に公開価格1400円に対して初値1631円で株式市場にデビュー。昨年12月7日に1999円の上場来高値をつけた後は下げ(上場来安値は6月の1170円)、今年は公開価格を挟んでの推移となっている。売却利益は東日本大震災の復興財源に充当されることから、財務省は今年7月にも追加売却を計画していたが、株価低迷を理由に延期されていた経緯もある。ちなみに、ゆうちょ銀行(7182)、かんぽ生命(7181)も軟調に推移。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,385.81 -122.44
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,590.71 -12.84
マザーズ(ポイント) 1,025.46 -50.00
ジャスダック平均(円) 3,351.18 -67.56

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 石川製作所 6208 2109 +400 8,310.3
2 阿波製紙 3896 699 +100 517.7
3 橋本総業HD 7570 1565 +101 77.2
4 オープンドア 3626 4210 +290 138.4
5 豊和工業 6203 911 +52 2,276.4

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エコナック 3521 88 -18 100,852.0
2 福井コンピュータ 9790 2922 -593 573.0
3 サニックス 4651 331 -50 3,420.8
4 ティーライフ 3172 1404 -186 96.1
5 イマジカ・ロボット 6879 783 -96 1,190.7

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 売買代金(百万円)
1 任天堂 7974 74,808
2 ソフトバンクグループ 9984 36,809
3 三菱UFJFG 8306 26,882
4 トヨタ自動車 7203 25,387
5 KLab 3656 22,969

おわりに:脆いマザーズ市場と2部新防衛関連

5日の物色展開で2つの特徴があった。①「マザーズの値上がり銘柄数が8銘柄(大引け時点)」にとどまったことと、②「東証2部の値上がり率上位を防衛関連」が止めたことだ。①では東証マザーズに5日現在に上場する240銘柄のうち、前日比プラスとなったのは総医研ホールディングス(2385)など8銘柄のみ。232銘柄が前日比マイナスとなった。ジャスダックでは約87銘柄が上昇、約600銘柄が下落比率的には大差がないのだが、マザーズの全面安ぶりが際立つ。マザーズ市場は地合いが悪化すると全面安になりやすい市場特性が昨年後半辺りから顕著となっている。この日はビットコイン関連のウリも下げに拍車をかけた。マザーズ企業はバイオ、ゲームなどに事業内容が偏っており、短期で買われるものの、逆風になると総崩れとなりやすい。

②では、電磁パルス攻撃対策が防衛関連の新たな視点となり、技研興業(9764)、東邦金属(5781)、北日本紡績(3409)、アゼアス(3161)、明星電気(6709)などが東証2部の株価値上がり率上位を占めた。これまでの日本アビオニクス(6946)や理経(8226)といった従来の防衛関連から役者が代わってきている。

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