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NY株高と円安傾向を好感するも限定的な展開に【2017年9月1日】

2017年9月1日東証相場概況

3日続伸でスタートした日経平均は一時上げ幅を縮めたが、大引けにかけてはこの日の高値水準まで引き戻した。NY株高と110円台に戻した円安傾向を好感して上昇。しかし、週末というカレンダー事情から追撃買いは限られる展開となった。米8月雇用統計の発表が1日の日本時間夜ということも手控えムード。後場は前日終値を挟んでの小幅レンジでの動きとなったが、大引けに掛けて三菱UFJFG(8306)などメガバンクが買い戻されて日経平均を押し上げた。

売買代金上位では、ソフトバンク(9984)、ソニー(6758)が前日に続いて買われ、三菱電機(6503)、パーク24(4666)の上げが目立つ。村田製作所(6981)、ブリジストン(5108)など国際優良株の一角にも買いが先行した。任天堂(7974)も続伸。一方、トヨタ(7203)が軟調、前日急伸の第一三共(4568)も売られた。転換社債発行のANA(9202)も高い。反面、KLab(3656)は4日続落となった。東証2部ではプレミアムウォーター(2588)が一時ストップ高、コーセーアールイー(3246)が同値引けを挟んで8日続伸。東証2部指数は4日ぶりに反発。

個別株物色の地合いが継続し、ジャスダック平均は9日、マザーズ指数は3日続伸。ジャスダックでは山王(3441)が急落し、前日急動意の明豊エンター(8927)が3連騰。マザーズでは材料が出たそーせい(6172)、メタップス(6172)が買われた。前日に初値をつけたUUUM(3990)は朝高直後から値を消し、大引けにかけて一時5400円台まで売られた。

注目銘柄動向

三菱電機(6503)

東証1部
1679.5円+52.5円

三菱電機(6503)が反発し出来高を大きく膨らませた。具体的な材料が出たわけではないが、循環物色のなかで機関投資家の買いを呼び込んでいる。同社株の年初来高値は2月2日の1802円で、8月高値の日立(6501)、7月高値の富士通(6702)、6月高値のパナソニック(6752)と調べて相場的な出遅れ感は強い。総合電機ではNEC(6701高値となっているものの、業績動向に三菱電機ほどの安定性がないことがネック。

メタップス(6172)

マザーズ
3825円+700円

オンライン決済プラットホームのメタップス(6172)が前引け前にストップ高となり、後場はストップ高買い気配に貼り付いた。 韓国子会社のメタップス・プラスが仮想通貨取引所を来年3月に開設すると一分で報じられたことが材料となった。トークンも発行し新規仮想通貨公開(ICO)も9月26日から実施するという。仮想通貨関連の材料出現は株価感応度が高い。

アクリーティブ(8423)

東証1部
466円+45円

売掛債権の買い取り事業を展開するアクリーティブ(8423)が後場に入り急動意。1日前引け後に、給与前払いソリューションサービス「SUGUIRU(スグイル)」のサービス開始を発表したことが手掛かり材料。従業員が通常の給与支給日以前に既に勤務した実績の範囲内で、申告により給与を自由に受け取れるサービス。業績への寄与度は未知数だが、全般相場が手掛かり難の中で出た材料に目先資金が飛びついた形。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,691.47 +45.23
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,619.59 +2.16
マザーズ(ポイント) 1,107.82 +7.02
ジャスダック平均(円) 3,453.48 +6.20

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エコナック 3521 99 +24 56,880.0
2 アクリーティブ 8423 466 +45 1,431.5
3 ダイキアクシス 4245 1310 +125 269.0
4 イマジカ・ロボット 6879 893 +69 1,312.8
5 大和冷機工業 6459 1281 +92 308.8

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 クラウディア 3607 707 -141 956.6
2 KLab 3656 1778 -150 11,085.8
3 THEグローバル社 3271 851 -71 461.1
4 アグロカネショウ 4955 1714 -96 30.9
5 enish 3667 2293 -109 451.5

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 三菱UFJFG 8306 62,311
2 任天堂 7974 48,528
3 ソフトバンクグループ 9984 36,063
4 三井住友FG 8316 23,358
5 ソニー 6758 23,304

おわりに:UUUM急落

話題性は十分だったUUUM(3990)の初値後の急落展開はある程度、「想定内」だった。実際に見学したわけではないが、インターネットにアップされている東証上場時の打鐘イベントをふざけた顔で行っているユーチューバーを「面白い」とは見られずに「嫌悪感」を持ってしまうのは昭和の人間だからだろうか。悪ふざけも時と場合。こうした行為を事前に防ぐことが出来ないことに不安を感じる市場関係者も多いようだ。このほか、上場を控えている企業にもネット上での批判記事騒動が持ち上がっていた。真面目に取り組んでいるIPO企業にもっとスポットを当てたい。

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