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日経平均小幅安、TOPIXは上昇 中小型株物色が高まる【2017年8月28日】

2017年8月28日東証相場概況

日経平均は朝高で寄り付いた後、値を消し前週末の終値付近でもみ合った。前週末に米国で開催された「ジャクソンホール会合」において、金融当局者からの注目発言はなく、為替は動意薄。北朝鮮のロケット発射も短距離で相場への影響は限定的だった。朝高からスタートした日経平均は先物安に連動して下げたものの、後場は売り物も薄く前半はもみ合い商状。売買代金上位のファーストリテイリング(9984)、メガバンク、自動車株、ファナック(6954)、ソニー(6758)などの国際優良株が下げ、日経平均は小反落。

一方、KLab(3656)が新作ゲームのリリースを材料に買われ、任天堂(7974)に次ぐ売買代金第2位に躍進。ソフトバンク(9984)、コマツ(6301)、住友鉱山(5713)、ペプチドリーム(4587)が高い。中小型株は幅広く買われたことから東証1部では値上がり銘柄数が1100銘柄を超えた。その結果、東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸。個別では、好業績期待のヤマシンフィルタ(6240)、エイチ・アイ・エス(9603)が値を飛ばした。

大型株から中小型株に物色人気がシフトしていることを受けて、ジャスダック平均とマザーズ指数はともに5日続伸し、出来高は前週末を上回った。ジャスダックでは、ブロッコリー(2706)、アイフリークモバイル(3845)が高い。マザーズではレノバ(9519)、アセンテック(3565)と、今春上場の銘柄の一角が出来高を伴って上昇している。

注目銘柄動向

アイフリークモバイル(3845)

ジャスダック
492円+80円

モバイル向け情報配信会社のアイフリークモバイル(3845)が寄り付後にストップ高に買い上げられた。株価は3日続伸し出来高は1000万株超え。30日にマザーズ上場予定のUUUM(3990)と業務提携していることが手掛かり材料。UUUMと共同で、親子で楽しむ幼児向けYouTubeチャンネル「Popo Kids(ポポキッズ)」を開設している。UUUMの前人気の高さにあやかった短期資金が集まった。このほか、UUUMと事業提携しているVOYAGE(3688)、アドウェイズ(2489)なども上昇している。

レノバ(9519)

マザーズ
1262円+219円

洋上風力発電など再生エネルギー事業を展開するレノバ(9519)が急伸した。28日付の日本経済新聞朝刊で、年内にも東京証券取引所1部への市場変更を申請する方針と報じられたことが材料。同社は今年2月に東証マザーズに新規上場し、3月に2295円の上場来高値をマークしていたが、ここ株価4ケタ割れにまで調整していた。今後登場するIPO銘柄に盛り上がり期待が膨らむ中で、調整十分の同社株に買いが入り始めた。

鳥貴族(3193)

東証1部
2815円+213円

居酒屋チェーンの鳥貴族(3193)が3日続伸。28日の朝方の寄付き前に、今年10月1日15時から「鳥貴族」全店で販売価格を全品280円(税別)から298円(同)に値上げすると発表した。28年間、全品280円を維持してきたが、原材料の上昇、人件費の高騰、酒税法の改正などが影響したという。値上げによる業績向上を期待した買いが先行した。なお、今7月期の業績予想については9月13日発表の決算時に開示としている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,449.90 -2.71
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,600.12 +3.13
マザーズ(ポイント) 1,099.48 +10.83
ジャスダック平均(円) 3,396.76 +17.67

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 キムラタン 6240 3720 +400 1,137.1
2 エイチ・アイ・エス 9603 3680 +320 1,599.3
3 エフテック 7212 1711 +141 401.8
4 アルコニックス 3036 3325 +265 251.1
5 鳥貴族 3193 2815 +213 919.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 キムラタン 8107 6 -1 70,428.0
2 石川製作所 6208 1422 -97 534.7
3 コジマ 7513 356 -20 2,187.3
4 東邦チタニウム 5727 796 -44 1,444.9
5 ボルテージ 3639 1498 -82 476.9

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 71,977
2 三菱UFJFG 8306 34,043
3 KLab 3656 32,733
4 ソフトバンクグループ 9984 30,637
5 トヨタ自動車 7203 25,268

おわりに:ストップ高は9銘柄

物色人気が大型から中小型へのシフトを一段と鮮明にするなか、ストップ高銘柄が9銘柄登場した。その内訳は2部とジャスダックが各4銘柄、マザーズが1銘柄。2部とジャスダックは前週末からの材料人気を引き継いだ銘柄が主体となっていることが特徴。28日は8月末の配当、株主優待などの権利付き最終売買日で、個人投資家の売りは出にくい日。こうしたなかで、IPO周辺銘柄も買われた。30日にマザーズ上場予定のUUUM(3990)がスケジュール的な刺激要因として働いている。

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