株の教科書.com

0

日経平均は反発 ドンキとファミマ高い【2017年8月25日】

2017年8月25日東証相場概況

日経平均は反発。為替が109円半ばと円安方向に振れたことから買い戻しの動きが先行した。前日に下げが目立った大手鉄鋼株やトヨタ(7203)を始めとする国際優良株が幅広く買い戻された。前場段階での高安の幅は70円弱と引き続き狭いレンジでの動きだったが、後場に入ると先物高をきっかけに一段高。上げ幅は一時132円となったが、週末事情に加え、北朝鮮の先軍節による地政学リスク、米国のジャクソンホールでイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演を日本時間25日の23時と26日未明の4時に控えていることなどから買い一巡後は上値が重い。

メガバンク、ソフトバンク(9984)など商い主力株が総じて高く売買代金上位は軒並み高。なかで、キーエンス(6861)、カルビー(2229)が軟調。個別では、格安旅行比較サイト「トラベルコ」を運営するオープンドア(3926)が高い。野村証券がワコム(3727)、東海東京証券がネクステージ(3186)の目標株価をそれぞれ引き上げて上昇したのが目立つ。業務資本提携を発表のドンキホーテHD(7532)、ユニーファミマ(8028)もともに高い。

一方、株価下落率には西松屋(7545)、あみやき亭(2753)、ワタミ(7522)など小売り、外食が目立ったのも特徴。東証2部ではエンビプロ(5698)、富士通コンポーネント(6719)が一時ストップ高。
ジャスダック平均とマザーズ指数はともに4日続伸。ジャスダックでは希少金属関連のアサカ理研(5724)の人気が持続し、電子部品のメイコー(6787)も3日続伸。マザーズではAiming(3911)、インフォテリア(3853)が一服し、中村超硬(6166)とミクシィ(2121)が買われている。

注目銘柄動向

トヨタ自動車(7203)

東証1部
6158円+51円

トヨタ自動車が反発し6100円台を挟んで売り買い交錯。SMBC日興証券が24日付でレーティング「1」、目標株価7600円を新規に設定したことが刺激材料となった。リポートではトヨタの自動車IoT(モノのインターネット)に対する姿勢の変化に着目している模様。また、同時にマツダ(7261)に対してもレーティング「1」、目標株価2050円を新規に設定しこちらも買いが先行した。

オープンドア(3926)

東証1部
4120円+580円

オープンドア(3926)が一時ストップ高と急騰し、連日の年初来高値更新。旅行・宿泊比較サイト「トラベルコ」のテレビCMを積極化させておりるその知名度向上による収益アップが見込まれる時期。いちよし経済研究所が24日付けで今3月期営業利益を10億円から11億5000万円(前期比15.1%増)見込みに上方修正したことが材料となった。

富士通コンポーネント (6719)

東証2部
693円+48円

富士通コンポーネント (6719)が3日ぶりに急反発。一時ストップ高となり、大引けにかけて換金売りが出た。具体的な材料が出たわけではないが、親会社・富士通(670)が携帯電話事業売却の方向にあることから、車載やIT分野向けに強い富士通コンポーネントの重要性が増すとの期待が働いている。先に、アルプス電気(6770)がアルバインの株式公開買い付け(TOB)を発表したことも刺激となり、完全子会社化の思惑も働きやすくなっている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,452.61 +98.84
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,596.99 +4.79
マザーズ(ポイント) 1,088.65 +3.15
ジャスダック平均(円) 3,379.09 +14.34

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 キムラタン 8107 7 +1 52,331.0
2 オープンドア 3926 4110 +570 196.5
3 ワコム 6727 487 +48 9,240.8
4 新日本理化 4406 280 +27 1,951.6
5 エラン 6089 2675 +235 231.9

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ジーンズメイト 7448 727 -70 6,074.2
2 TAC 4319 283 -27 1,322.0
3 西松屋チェーン 7545 1138 -69 1,469.5
4 あみやき亭 2753 4600 -275 36.6
5 東洋炭素 5310 2454 -138 221.3

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 44,996
2 三菱UFJFG 8306 28,164
3 ソフトバンクグループ 9984 22,972
4 トヨタ自動車 7203 22,592
5 キーエンス 6861 15,184

おわりに:ドンキホーテは確信犯

ドンキホーテホールディングス(7532)が一方的に、ユニーファミリーマートHD(8028)傘下のユニーに40%を出資と、一見するとユニーファミマにとっては「ぬれ手であわ」のような話だが、持ちかけたドンキホーテにとっては「想定内」だったのだろう。もともと首都圏と大阪に集中出店しているドンキホーテ。中京地区と福岡、そして瀬戸内地区は出店余地が残されている地域だ。中京地区がお膝元のユニーグループに秋波を送るのは理にかなったことなのかもしれない。ドンキがかつて親会社だったアクリーティブ(8423)が急騰したが、実質ドンキが親会社の日本アセットマーケティング(8922)は、まだ株価100円台だ。

株式投資に関する情報サイトです。コラム、企業発表、東証有望銘柄、株のきほん、株価チャート入門、株価材料、株式市場の話題、株式週間展望、相場格言などの情報を掲載しています。
総合評価
(0)
Pocket