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日経平均は小反落 日本製鋼所など個別物色【2017年8月8日】

2017年8月8日東証相場概況

NYダウが10連騰、為替は小動きとなるなか、日経平均は堅調なスタートを切ったものの、その後は買い材料に乏しく2万円を割り込む動きとなった。前日の決算発表と説明会を受けたソフトバンク(9984)は一時買われる場面が朝方にあったものの、売りが先行し反落。ソフトバンクの下落が失望感を誘って全体の地合いも軟化した。トヨタ(7203)、メガバンクがさえず、島津製作所(7701)、東邦亜鉛(5707)、太陽誘電(6976)、サントリー食品(2587)の下げも厳しい。

一方、引き続き決算発表を手掛かりに買い進まれる銘柄も多く、日本製鋼所(5631)、Klab(3656)、ルック(8029)、ジーエス・ユアサ(6674)が個別に物色された。売買代金上位では任天堂(7974)、SUMCO(3436)、ソニー(6758)がしっかり。国内証券会社の目標株価引き上げを受けて新日鉄住金(5401)が上昇し、他の高炉株にも堅調な銘柄が目立つ。東証2部では東芝(6502)が買い戻されて2部指定後、初の続伸。リミックスポイント(3825)とASTI(6899)が高い。

ジャスダック指数は3日続伸、マザーズ指数は反発。ジャスダックではビーマップ(4316)が売買代金トップ、買取王国(3181)、フライングガーデン(3317)がストップ高。マザーズは全体の出来高が縮小傾向の中、サイバーステップ(3810)が売られ、アカツキ(3932)が上昇した。

注目銘柄動向

ソフトバンク(9984)

東証1部
8,938円 -85円

ソフトバンク(9984)が一時買われたものの、買いが続かず反落した。7日大引け後に発表した2018年3月期第1四半期(4-6月)の営業利益は前年同期比50%増の4,793億円と第1四半期としては4年ぶりに過去最高を更新した。米携帯会社スプリントの黒字化が寄与。一方、四半期利益は前年同期比98%減の55億円となった、前年同期のアリババ株式の売却益が無く、その売却に関連したデリバティブ関連損失2,571億円の発生が影響した。また、決算説明会で孫社長は米国首位の配車サービス企業Uber、自動運転技術を持つLyftへの出資に対して関心があるとしたほか、「ビジョン・ファンド」については業績予想についての回答を避けた。決算と社長発言に特段のサプライズがなかったことから、売りが優勢となったようだ。

日本製鋼所(5631)

東証1部
2,209円 +368円

日本製鋼所(5631)が急騰し1月26日の年初来高値2,211円を更新した。7日大引け後に2018年3月期第1四半期(4-6月)決算と同時に発表した通期業績予想の上方修正が好感された。通期営業利益は125億円から140億円(前期比13.4%増)、当期利益は80億円から90億円(前期は49億円強の赤字)に増額された。産業機械事業のコスト改善による収益性向上が寄与。売上高の増加を伴う増額修正であることが評価されている。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674)

東証1部
4540円+520円

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674)が買い気配でスタートして、3月6日の年初来高値548円を大幅に更新して寄り付いた。8日付の日本経済新聞の朝刊で「1回の充電での走行距離が2倍となる、電気自動車向け新型電池の量産を2020年にも開始」と報じられたことが材料。2018年3月期第1四半期決算発表は1日に終えていたことから材料に素直に株価が反応した形。また、ジーエス・ユアサの急伸を受けて、関東電化(4047)、ステラケミファ(4109)、田中化学研究所(4080)といったリチウムイオン電池関連株にも物色の矛先が向かった。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,996.01 -59.88
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,635.32 -3.95
マザーズ(ポイント) 1,117.72 +7.83
ジャスダック平均(円) 3,345.10 +8.34

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ルック 8029 429 +80 126,629.0
2 日本製鋼所 5631 2,209 +368 4,119.6
3 KLab 3656 2,022 +287 21,290.8
4 ニチバン 4218 1,147 +147 276.0
5 ジャストシステム 4686 1,937 +221 810.1

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ウェルネット 2428 1,257 -161 966.1
2 日機装 6376 1,025 -126 1,756.8
3 船井電機 6839 885 -104 1,398.9
4 デンヨー 6517 1,816.0 -183.0 85.9
5 トラスコ中山 9830 2,670 -267 855.5

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 83,673
2 ソフトバンクグループ 9984 61,490
3 ルック 8029 50,391
4 KLab 3656 42,786
5 トヨタ自動車 7203 35,870

おわりに:トランザスが明日デビュー

マザーズに3日、新規上場したシェアリングテクノロジー(3989)が3日続落している。公募価格1,600円上は維持しているものの、初値2,990円からは24%程度の下落。出来高の減少ピッチが速いことが特徴。こうしたなか、IoT機器メーカーであるトランザス(6636)が明日9日にマザーズに新規上場してくる。公開価格1,300円で久々のメーカー機能を持つ銘柄のマザーズ上場であり、物色の刺激材料となってくることが期待される。なお、7日には三菱地所物流リート投資法人(3481)の上場が承認された。リートIPOの上場は、2月7日上場の森トラスト・ホテルリート(3478)以来。ただ、リートは最近不人気で初値の公募価格割れが続出している。

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