初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

0

日経平均3日ぶり反発し全面高 主力株が軒並み高【2017年8月7日】

2017年8月7日東証相場概況

日経平均は3日営業日ぶりに急反発と2万円大台を回復した。雇用統計発表を受けたNYダウが9連騰となり、為替も110円台後半とやや円安で推移したことを好感して朝方寄り付きは、輸出主力株を中心に買いが先行した。ただ、決算発表のピークを迎えていることもあり、積極的な上値追いが見送られて日経平均は高安50円以内の狭いレンジでの推移に終始した。東証1部の値上がり銘柄数は1396銘柄とほぼ全面高商状。売買代金上位銘柄は、任天堂(7974)、トヨタ(7203)、ソフトバンク(9984)、メガバンクを筆頭に軒並み高。好決算のミネベアミツミ(6479)が前週末から対比で出来高を倍増させて売買代金ランキング上位に登場した。後場は決算を好感した鹿島(1812)が大商いで急伸。個別では、フルキャスト(4848)、ノリタケカンパニー(5331)、日本カーボン(5302)など4日の決算発表を好感した銘柄が値を飛ばし株価上昇率上位を占めた。

なかで、主力株ではソニー(6758)、JFE(5411)、日立(6501)が一服。予想外の業績下方修正を発表したダブル・スコープ(6616)がストップ安に沈み、日本特殊陶業(5334)が連日の年初来安値更新。決算通過で目先の材料出尽くしと貸出金利低下が嫌気されたスルガ銀行(8358)、会社側が業績予想を引き上げたものの市場予想を下回ったブラザー(6448)と堀場製作所(6856)の下げが目立つ。

一方、ジャスダック平均は続伸、マザーズ指数は反落と明暗を分けた。ジャスダックでは、バッテリー関連のニッポン高度紙(3891)、決算を通過したビーマップ(4316)が人気化。マザーズではサイバーステップ(3810)、ベイカレント(6532)などが売られた。

注目銘柄動向

フルキャスト(4848)

東証1部
1650円+228円

アルバイト紹介事業のフルキャスト(4848)が4日に今12月期第2四半期(1-6月)決算と同時に発表した通期業績の上方修正を好感して急騰した。今12月期通期の売上高を300億円から313億円(前期比23.5%増)、営業利益を32億3000万円から40億円(同38.8%増)、当期利益を21億2300万円から27億2700万円(同7.8%増)に増額したことが手掛かり。同時に従来予定していた期末12円配当を13円に引き上げ<年間配当は25円(前年実績比4円増)としたことも好感された。

日本カーボン(5302)

東証1部
3915円+435円

日本カーボン(5302)が4日発表の今12月期第2四半期(1-6月)決算の発表を好感して急騰した。第2四半期経常利益は前年同期比4.2倍の5億6000万円と、従来の25.4%減益予想から一転して増益となったことがサプライズ材料として働いた。黒鉛電極の市況回復による価格上昇、半導体向け炭素製品と車載用リチウムイオン電池負極材の販売が拡大したことが寄与。ゴールドマン・サックス証券が目標株価を2200円から2400円と引き上げ、投資判断「売り」を継続したもののこれをはね返しての株高となった。

日伝(9902)

東証1部
4540円+520円

動力伝導に強みを持つ産業用部品商社の日伝(9902)が急騰し7月高値4050円を更新した。今3月期第1四半期(4-6月)業績と同時に、9月30日現在の株主に対し1対2株の株式分割を実施すると発表したことがインパクトとなった。第1四半期の経常利益も前年同期比42.4%増の12億7000万円と.7億円と好調だったこともプラス材料。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,055.89 +103.56
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,639.27 +7.82
マザーズ(ポイント) 1,109.89 -7.91
ジャスダック平均(円) 3,336.76 +16.16

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ポケットカード 8519 1024 +150 53.3
2 フルキャスト 4848 1650 +228 1,718.8
3 THEグローバル社 3271 770 +100 59.3
4 日本カーボン 5302 3985 +505 998.0
5 日伝 9902 4570 +550 27.1

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ダブル・スコープ 6619 1800 -500 1,066.9
2 日本ピラー工業 6490 1662 -198 632.4
3 ジャムコ 7408 2597 -299 179.7
4 ヘリオステクノ 6927 718 -80 587.3
5 スルガ銀行 8358 2446 -271 3,355.2

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 95,608
2 トヨタ自動車 7203 53,783
3 ソフトバンクグループ 9984 43,205
4 三菱UFJFG 8306 18,923
5 ミネベアミツミ 6479 14,756

おわりに:2ケタ増益でも急落、業績相場の恐ろしさ

ブラザー工業(6448)は今3月期の通期営業利益予想を従来の600億円から625億円(前期比5.7%増)に、堀場製作所(6856)は今12月期の通期営業利益予想を従来の210億円から220億円(前期比18.9%増)にそれぞれ引き上げると4日に発表した。ところが、株価はともに前週末比5%から7%もの下落となった。「市場コンセンサスを下回った」ことが下落材料だ。業績相場では発表された決算数値に株価は敏感に反応する。その感応度が高まれば高まるほど、事前予想を下回る数値、市場コンセンサスに未達の数値に対する評価はシビアとなる。利益が前期比2ケタ増益となったとしても業績相場では売られる。「わずかでも隙をみせてはいけない」物色の流れとなっている。

株式投資に関する情報サイトです。コラム、企業発表、東証有望銘柄、株のきほん、株価チャート入門、株価材料、株式市場の話題、株式週間展望、相場格言などの情報を掲載しています。
総合評価
(0)
Pocket