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日経平均は小幅続落 自動車株が高人気【2017年8月4日】

2017年8月4日東証相場概況

日経平均は続落し終日マイナスゾーンでの小動きとなった。NYダウは小幅ながらも8日続伸したものの、週末というカレンダー事情から小口の換金売りが先行。また、日本時間で今晩明らかになる米国の7月雇用統計をにらんで積極的な買いが手控えられた。東京エレクトロン(8035)、TDK(6762),アルプス電気(6770)など優良株の一角が下げ、ソフトバンク(9984)も小幅続落。キリンHD(2503)は通期営業利益を上方修正したものの市場予想には届かなかったことが失望されて安い。決算を嫌気したカルビー(2229)も急落した。三菱UFJFG(8306)などメガバンクも軟調だが、それ以上にメガバンクは出来高の減少が目立つ。

一方、決算と資本提携材料などからマツダ(7261)、スズキ(7269)などが上昇したほか、前日に買われた流れを継続して三菱商事(8058)、古河電工(5801)などが高い。朝安でスタートした任天堂(7974)は買い戻されて反発。有機EL材料の保土谷化学(4112)は4連騰。このほか、東証1部の株価上昇率ランキング上位は、イマジカ・ロボット(6879)、ゴールドウィン(8111)、グンゼ(3002)など、前日に好業績を発表した銘柄が占めた。

一方、ジャスダック平均とマザーズ指数は小反発。なかで3日に公開価格1600円に対して86.9%高の2990円でマザーズに新規上場した、日本最大級のライフサービスプラットホームを運営するシェアリングテクノロジー(3989)は高寄り後に売りが先行して軟調な展開。前日の新規上場で3000円を超えると上値の重さが目立っていたことが懸念材料。ロックアップの解除条項に3200円が当てはまることが警戒されているようだ。

注目銘柄動向

スズキ(7269)

東証1部
5636円+451円

軽自動車メーカーのスズキ(7269)が急騰し6月年初来高値5560円を更新した。また、東証1部の売買代金上位に浮上する人気となった。3日大引け後に発表した今3月期第1四半期(4-6月)業績がサプライズとなった。営業利益は851億円で前年同期比43.8%増、経常利益は同62.4%増の995億円といずれも市場の事前予想を大きく上回った。円安による採算改善、インドや欧州での自動車販売の好調が寄与した。据え置かれた第2四半期、通期予想に対する進捗(しんちょく)率も高く上方修正期待が膨らんだ。

ポケットC(8519)

東証1部
874円+150円

ポケットC(8519)が朝方から買い気配で推移し前日比150円高の874円ストップ高比例配分となった。伊藤忠(8001)、ユニーファミリーマート(8028)子会社による株式公開買い付け(TOB)が発表されたことが材料。TOB価格1072円にサヤ寄せする動きとなっている。応募全株を取得する予定で今年11月中旬の開始を目指している。ポケットCはTOBに賛同し、成立後は上場廃止となる見込み。ポケットカードはクレジットカード「P-Oneカード」を発行するほか、提携カード「ファミマTカード」を取り扱っていた。同社は破綻したマイカルグループのクレジットカード会社として発足した経緯をもつ。

サイバーエージェント(4751)

東証1部
3375円+80円

サイバーエージェント(4751)が3日ぶりに反発した。みずほ証券が3日付のリポートで、今年秋に予定される日経平均225種構成銘柄の定期入れ替えの有力候補としたことが手掛かり材料。同証券では、定期入れ替えは1銘柄として、北越紀州製紙(3865)が除外され、サイバーエージェントが新規採用となると予想。採用されれば、日経平均連動型ファンドなどパッシブ系資金の流入が期待される。サイバーエージェントは5月30日年初来高値4095円以降、株価は調整していただけに打診買いを呼び込んでいる。一方、北越紀州製紙(3865)は安い。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,952.33 -76.93
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,631.45 -2.37
マザーズ(ポイント) 1,117.80 +7.55
ジャスダック平均(円) 3,320.60 +5.72

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ポケットカード 8519 874 +150 57.5
2 キムラタン 8107 998 +1 69,360.0
3 滝沢鉄工所 6121 204 +26 2,693.0
4 イマジカ・ロボット 6879 793 +95 2,811.9
5 ルック 8029 343 +37 14,304.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エムアップ 3661 1782 -471 7,093.2
2 日本ケミコン 6997 402 -59 7,403.0
3 極東開発工業 7226 1692 -212 535.4
4 カルビー 2229 4050 -500 3,269.2
5 タムラ製作所 6768 523 -62 1,451.0

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 82,127
2 トヨタ自動車 7203 38,820
3 スズキ 7269 31,531
4 マツダ 7261 28,284
5 ソフトバンクグループ 9984 27,457

おわりに:売買代金上位顔ぶれ激変

東証1部の売買代金上位の顔ぶれがガラリと変わった。上位ランキング10位までにトヨタ(7203)を筆頭に自動車株が4銘柄、三菱商事(8058)と三井物産(8031)の大手商社が2銘柄ランクインしたことで、常連組だった三菱商事UFJFG(8306)などメガバンクが圏外に押し出された格好だ。「自動車」「商社」、そしてやはりランクインした古河電工(5801)といった「電線」を加えて、大型株では相場的に出遅れてきた存在。決算発表を契機に循環物色が巡ってきたと解説できる。決算発表は来週10日の568件で一巡。ゼネコン、金融に大物の決算発表は残っているが、4日のトヨタとNTT(9432)でほぼ峠は越えた。来週からの物色の主役が製造業になるかどうか悩ましいところだ。

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