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日経平均3日ぶり反発 マザーズは今年最大の下げ【2017年8月1日】

2017年8月1日東証相場概況

日経平均は3日ぶり反発。5日続伸となったNYダウと好業績発表企業への買いを支援材料に安寄りから堅調展開に転じた。ただ、東証1部の出来高は17億株台と前日の23億株から後退。一時1ドル109円台となった円高への警戒感が強く、日経平均は2万円を目前に上値が重くなる展開。トヨタ(7203)が買われメガバンクの一角が買い戻された。上半期の営業利益計画を増額した日東電工(6988)、前日発表の好決算が評価された日本化薬(4272)と東洋製缶グループ(5901)などの上げが目立つ。

反面、ソフトバンク(9984)と東京エレクトロン(8035)が3日続落、昨日急伸した売買代金トップのセイコーエプソン(6724)は急反落。市場予想を下回った決算を発表した東ソー(4042)が後場に急落、太陽誘電(6976)の下げも目立つ。決算発表に一喜一憂する展開が強まる中、東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はほぼ拮抗(きっこう)した。

一方、ジャスダック平均とマザーズ指数は急落。ジャスダック平均は5月以降で初の3日続落。マザーズの下げ幅は3月15日の前日比-36.38ポイント安を上回り今年最大の下げ幅に達した。ジャスダックでは安い銘柄が多い中、時価総額上位のハーモニック(6324)、日本マクドナルド(2702)は前日比プラスで大引けている。マザーズは、アンジェス(4563)が一時ストップ安となったほか、売買代金上位は軒並み安に見舞われた。ほぼ全面安の中、決算が好感されたソーシャルワイヤー(3929)のほか、ソウルドアウト(6553)が散発高するにとどまった。

注目銘柄動向

宇徳(9358)

東証1部
515円+69円

宇徳(9358)が一時80円高の526円とストップ高をマークした。7月31日の大引け後に発表した今3月期第1四半期(4-6月)決算が前年同期比27%増収、2.5倍営業増益となったことを好感。港湾を中心にコンテナ需要が増加したことが寄与した。第2四半期と通期予想は据え置いたが、増額修正期待が500円近辺の株価を刺激している。

SHO-BI(7819)

東証1部
530円+80円

SHO-BI(7819)が後場に入ってストップ高に買い進まれて6月の年初来高値516円を更新した。アリババグループ傘下の阿里健康が運営する中国最大の通販サイト「天猫国際」で、日本メーカーとして初めてカラーコンタクトレンズの越境EC販売を本格的に始めたと発表したことが買い材料となった。朝方は、この材料に反応薄だったが、後場に入り急速に買いが先行した。

東芝(6502)

東証2部
266円+20円

東芝(6502)が続伸した。日中はジリジリと上昇を継続した。この日から東証2部に指定替えとなり初の商い。前日の3億5000万株から7000万株に出来高は大きく減少。売買代金は2部でトップとなったものの、2位のピクセラ(6731)との差は開いていない。2部となって株価が大化けしたシャープ(6753)の連想が働く一方で、問題も山積していることから「一本頭の人気」を集めるまでには至らなかった。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19985.79 +60.61
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1628.50 +9.89
マザーズ(ポイント) 1108.87 -45.65
ジャスダック平均(円) 3301.86 -38.26

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 SHO-BI 7819 530 +80 1,849.9
2 宇徳 9358 515 +69 559.5
3 新光商事 8141 1656 +216 239.5
4 NSW 9739 2086 +272 524.4
5 保土谷化学工業 4112 5450 +700 50.2

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 協栄産業 6973 283 -58 5,899.0
2 トーセ 4728 2266 -343 507.2
3 ハリマ化成 4410 936 -138 230.6
4 川西倉庫 9322 2196 -299 52.2
5 gumi 3903 1338 -175 4,353.9

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 セイコーエプソン 6724 94,883
2 任天堂 7974 83,215
3 ソフトバンクグループ 9984 81,546
4 トヨタ自動車 7203 41,967
5 三菱UFJFG 8306 39,138

おわりに:半導体に隙間風、マザーズに雷雨

太陽誘電(6976)が約5%安、アドバンテスト(6857)約3%安の1946円、東京エレクトロン(8035)が約2%安と、ここまで強調だった半導体関連株の一角に隙間風が吹き始めた。背景にあるのは、前日の米国市場でフィラデルフィア半導体指数が3日続落したこと。車載機器とともに企業業績のけん引役だったが、ここに来て先回り買いの反動が出てきているともされる。また、日経平均の上昇に対して大きくクラッシュしたマザーズ指数。1日はマザーズの値上がり銘柄数18に対して値下がりは216とほぼ全面安。

ジャスダック平均は25日移動平均線で踏みとどまったものの、マザーズ指数は下方転換した25日移動平均線に続いて75日移動平均も割り込んできた。マザーズは隙間風というよりも雷雲が接近している。

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