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日経平均3日ぶり下落 ハイテク株が調整【2017年7月28日】

2017年7月28日東証相場概況

日経平均は3日ぶり反落。NYダウが続伸し最高値を更新したものの、ハイテク株が下げた影響が日本の優良株に波及した。週末特有の利益確定売りに加えて、この日が1回目の決算発表のヤマ場(330社超が発表)であることから買い手控えムードも台頭した。東京エレクトロン(8035)、アルプス電気(6770)、アドバンテスト(6857)とハイテク株の一角が一段安となり、日経平均の下げに影響。ソフトバンク(9984)、日産自動車(7201)、東芝(6502)、富士通(6702)が売られ、メガバンクも軟調。前日急騰の任天堂(7974)も反落した。

一方、ファナック(6954)が堅調で、8月1日から日経225種に採用のセイコーエプソン(6724)は外資系証券の目標株価引き上げが刺激となり逆行高。好業績が手掛かりとなったデンソー(6902)、オムロン(6645)の上げも目立つ。低位材料株ではアーク(7873)が前日に続いて賑(にぎ)わった。

日経平均の下落を受けて、ジャスダック平均は8営業日ぶりに反落、マザーズ指数は続落となった、ジャスダックの売買代金上位ではアイフリークモバイル(3845)、アサカ理研(5724)が散発高。マザーズではゲームのアカツキ(3932)が人気を持続、転職求人サイトのアトラエ(6194)も高い。

注目銘柄動向

ジャフコ(8595)

東証1部
5,260円 +700円

ベンチャーキャピタル最大手のジャフコ(8595)がストップ高(5,260円)。株価5,000円台は、2015年12月9日以来。27日の大引け後に、NRI(4307、野村総合研究所)の自己株式買い付けに参加する形で所有株式の一部500万株を売却すると発表したことが手掛かり。売却額は投資有価証券売却益として183億4,900万円、今3期第2四半期特別利益に計上される。

アルパイン(6816)

マザーズ
2,095円 +385円

車載機器メーカーのアルパイン(6816)が一時ストップ高(2,110円)と急騰した。筆頭株主で発行済み株式数の約40%を握るアルプス電気(6770)が、株式交換で完全子会社化すると発表したこが手掛かり。株式交換比率はアルパイン1に対してアルプス電気0.68で交換比率にサヤ寄せする動き。アルパインは2018年12月26日付で上場廃止。このほか、27日大引け後に通期業績を増額修正した小糸製作所(7275)、28日午前11時20分の取引時間中に今3月期第1四半期(4-6月)を発表し、同時に通期業績を上方修正したデンソー(6902)など自動車部品関連の急騰が相次いだ。

AppBank(6177)

マザーズ
707円 +58円

ゲーム、スマホの紹介サイトなどを手掛けるAppBank(6177)が一時ストップ高(749円)に買われ、約1カ月ぶりの700円台に急騰した。27日大引け後に、YouTuberのマネジメント業務を展開するUUUM(3990)の8月30日マザーズ上場が発表されたことで、その有力な類似対象企業と見られていることが手掛かり。2015年10月の上場来、元役員の不祥事、前12月期赤字転落と株価は下げ続けている銘柄。手掛かりは思惑ベースだけに資金の動きは速そうだ。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,959.84 -119.80
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,621.22 -5.62
マザーズ(ポイント) 1,162.94 -21.92
ジャスダック平均(円) 3,347.02 -23.89

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 アルパイン 6816 2,095 +385 4,066.9
2 フタバ産業 7241 1,160 +156 3,033.0
3 ジャフコ 8595 5,260 +700 1,527.7
4 システナ 2317 2,508 +331 901.2
5 デクセリアルズ 4980 1,328 +162 4,733.6

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 新光電気工業 6967 817 -149 4,877.0
2 キムラタン 8107 6 -1 62,191.0
3 東芝 6502 239 -29 145,317.0
4 富士紡ホールディングス 7976 3,005 -290 409.1
5 アンリツ 6754 902.0 -97.0 6,270.5

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 145,107
2 ソフトバンクグループ 9984 62,180
3 東京エレクトロン 8035 59,652
4 セイコーエプソン 6724 54,124
5 トヨタ自動車 7203 43,274

おわりに:UUUM登場

HIKAKIN、その兄であるSEIKIN、はじめしゃちょー等、日本のメジャーなYouTuberが多く属している、YouTuber中心のマネジメント会社であるUUUM(3566、うーむ)の上場発表が話題となった。会社設立から4年で上場という爆発的な成長力、話題性、本格的な初のYouTuber関連株とあって、ある種の初物人気も加味されそう。ちなみに、鎌田和樹最高経営責任者(CEO)は高校卒業後に光通信に入社し、25歳で執行役員、29歳で起業して、33歳で上場というシンデレラストーリー。需給環境的に見ても、8月は現状で3社目のIPOで、想定価格は1,880円、市場からの資金吸収額は約11億円強と規模的な荷もたれ感はなく、かなりの人気化が予想される。AppBank(6177)が類似対象企業とみられて人気化しているが、イメージ的にはサニーサイドアップ(2180)あたりも近い。ただ、上場後は今まで以上のYouTuber管理とコンプライアンスが求められることから、トラブルをいかに防ぐかが課題となりそう。

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