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日経平均続伸 任天堂など優良株買われる【2017年7月27日】

2017年7月27日東証相場概況

日経平均は朝安から切り返して続伸した。NYダウが続伸したものの、朝鮮戦争休戦64年目の27日に北朝鮮のミサイル発射があるのではという警戒感から朝方は反落のスタート。しかし、前日に好決算を発表した任天堂(7974)、日本電産(6594)、子会社が好業績を発表した東京エレクトロン(8035)が買い進まれたことから、優良株全般に買いの裾野が広がった。後場の日経平均は為替動向から一時126円高まで買われる場面も見られた。

トヨタ(7203)、村田製作所(6981)が高く、ソニー(6758)、ファナック(6954)も高い。第1四半期が大幅減益決算だったアドバンテスト(6857)と、事業売却益を除くと実質減益だったLINE(3938)もともに、安寄り後に大きく切り返す動きを見せた。その他、戸田工業(4100)、日本精線(5659)、沖電線(5815)と好決算銘柄が値を飛ばした。

一方、この日を含めて東証1部での商いがあと3日の東芝(6502)が急落。メガバンクも大きく出来高を減少させて調整した。この結果、売買代金上位5銘柄からは、金融株が姿を消して国際優良株が独占した。

任天堂を中心とする優良株に関心が向かいジャスダック平均、マザーズ指数は小動き。ジャスダックでは、バッテリー関連の田中化学研究所(4080)が連騰、ラクオリア製薬(4579)は4日ぶりに反落。マザーズでは、ゲーム開発のアカツキ(3932)が買われ、直近IPOのユニフォームネクスト(3566)が大幅高となった。

注目銘柄動向

日本航空電子(6807)

東証1部
1,815円 +95円

日本航空電子(6807)が出来高を伴って続騰し、1月13日の年初来高値1,768円を久々に更新した。26日大引け後に発表した決算を好感した買いが集まった。今3月期第1四半期(4-6月)営業利益は前年同期比2.8倍の40億4,100万円、経常利益は同14倍の38億1,100万円に膨らんだことがサプライズ材料。スマートフォン向け、産機市場向けが好調を持続したことが背景。前期比32.7%営業増益の通期予想は据え置いた。

アカツキ(3932)

マザーズ
9,210円 +740円

ソーシャルゲーム開発のアカツキ(3932)が急騰、マザーズの売買代金トップに久々返り咲き、6月23日の上場来高値9,580円を更新した。外資系のJPモルガン証券が投資判断「Overweight」、目標株価13,000円でカバレッジを開始としたことが刺激材料となった。ヒット作となった主力ゲーム「ドラゴンボールZドッカンバトル」の依存度が高いものの、成長はなお続いており、世界的な活躍余地が広がっていると評価。8月10日に今3月期第1四半期業績の発表を予定している。

田中化学研究所(4080)

ジャスダック
1,250円 +140円

田中化学研究所(4080)が続伸。ジャスダックの売買代金トップ銘柄として人気を持続している。26日にイギリス政府が2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売を全面的に禁止すると発表したことが手掛かり材料。昨年10月にドイツが、今年6月にインド、7月に入りフランスがそれぞれ、時期は若干ずれるものの脱ガソリン車を打ち出している。欧州を中心に電気自動車にシフトしようとしていることから、同社株やダブル・スコープ(6619)など電気自動車のバッテリー関連株に物色の矛先が向いている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,079.64 +29.48
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,626.84 +5.96
マザーズ(ポイント) 1,184.86 -5.65
ジャスダック平均(円) 3,370.91 +6.89

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 戸田工業 4100 470 +80 7,588.0
2 日本精線 5659 835 +129 1,293.0
3 キムラタン 8107 7 +1 71,498.0
4 沖電線 5815 323 +43 3,991.0
5 バリューコマース 2491 797 +100 2,466.3

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 VOYAGE GROUP 3688 2,340 -444 2,374.0
2 レナウン 3606 212 -24 25,569.6
3 ユアテック 1934 766 -76 500.0
4 三菱鉛筆 7976 3,005 -290 409.1
5 enish 3667 2,390.0 -210.0 1,843.2

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 304,820
2 トヨタ自動車 7203 56,045
3 ソフトバンクグループ 9984 48,643
4 ソニー 6758 33,672
5 東京エレクトロン 8035 32,573

おわりに:任天堂が一段高

「意外に好業績、サプライズ決算が多い」というのが27日の相場展開を見ての市場関係者の感想。日経平均は緩慢な動きだが、日本電産(6594)など高決算発表銘柄は中小型、大型の分け隔てなく素直に買われている。そうしたなかでこの日最大のトピックスが任天堂(7974)の急騰。26日の大引け後に発表した2018年3月期第1四半期(4-6月)売上高は前年同期比2.4倍、経常利益は309億6,000万円で前年同期の386億7,400万円の赤字から様変わり。前期比19%増益予想の経常利益600億円は据え置かれたが、第1四半期だけで進捗(しんちょく)率は50%を突破しており、よほどのアクシデントがない限り増額修正となるのは誰の目にも明らかだ。売買代金トップの任天堂の決算とこれを受けた株価の反応がポジティブだったことは、相場にとって大きなプラス材料に働いてこよう。

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