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日経平均4日ぶり反発 個別材料株の人気継続【2017年7月26日】

2017年7月26日東証相場概況

日経平均は4日ぶり反発。NYダウが前日100ドル超の上昇をみせ、為替の円高も一服と買い戻しの条件が整ったことから日経平均は朝高のスタート。ただ、買い物が一巡すると全般はジリ安基調に転じた。

トヨタ(7203)を始めとする自動車株やメガバンク、ファナック(6954)やソニー(6758)といった優良株が上昇するなど売買代金上位は値上がり銘柄が優勢。英国原発会社の取得完了が伝わった東芝(6502)が後場に入り急伸した。朝高の任天堂(7974)が持ち直す一方、ソフトバンク(9984)は後場に入り急速に値を消した。大型株の一角とともに物色されたのが個別材料株。新日本理化(4406)が2日連続ストップ高、協栄産業(6973)が6日続伸、タカキュー(8166)がピンづくなど株価低位の需給思惑銘柄の人気化が継続している。

一方、自転車部品、釣具のシマノ(7309)が今12月期業績の下方修正で暴落。シマノは自転車シェアリング市場の拡大も懸念材料。信越化学(4063)、村田製作所(6981)も軟調。全体も値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。

ジャスダック平均は6日続伸、マザーズ指数は小動きながら堅調。ジャスダック市場では、ラクオリア製薬(4579)がにぎわい、リチウムイオン電池の田中化学研究所(4080)が後場に入りストップ高。マザーズではリハビリ型通所介護事業のインターネットインフィニティ(6545)がストップ高で、今年3月の新規上場来初の株価1万円乗せ。ユニフォームネクスト(3566)など直近IPO銘柄の一角が買われた。

注目銘柄動向

コメリ(8218)

東証1部
3060円+225円

ホームセンターを全国展開するコメリ(8218)が急騰し5月の年初来高値2960円を更新。2015年8月以来の3000円台に乗せた。25日大引け後に発表した今3月期第1四半期(4-6月)業績を好感する買いを集めた。経常利益は前年同期比9.3%増の69億2000万円で、上期 (4-9月)計画の113億円に対する進捗(しんちょく)率は61%に達した。全国で生じている局地的な豪雨でホームセンターの災害対策用品やバケツ、シャベル等の需要増も追い風に働いている。

パス(3840)

マザーズ
206円+30円

化粧品販売で事業再生中のパス(3840)が続伸し、2周間ぶりに200円台に突っ掛けた。8月1日付で東証2部への市場変更が決定したと発表したことが手掛かり。マザーズ上場後10年を経過した、企業による上場市場の選択に基づくもの。赤字業績が続く中での指定替えだけに意外感が低位の株価を刺激した。同じくマザーズ上場後10年経過で東証2部を選択し、8月1日付で市場変更となるリミックスポイント(3825) も5日続伸。

テセック(6337)

ジャスダック
1443円+300円

半導体検査装置の世界的メーカーであるテセック(6337)がストップ高比例配分で大引けた。25日に発表した今3月期第1四半期(4-6月)決算を好感した買いが集まった。売上高は前年同期比25.8%増の11億100万円、営業利益は1億7900万円(前年同期は600万円)、経常利益と四半期利益は大幅な黒字化を果たしたことが材料となった。営業利益4億円などの通期予想は据え置き。新製品のウエハーパラレルテスタなど半導体製造装置業界向けに拡大した。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,050.16 +94.96
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,620.88 +3.81
マザーズ(ポイント) 1,190.51 +3.44
ジャスダック平均(円) 3,364.02 +7.95

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 協栄産業 6973 384 +80 23,852.0
2 新日本理化 4406 241 +50 38,832.7
3 タカキュー 8166 233 +32 5,544.0
4 MARUWA 5344 5470 +705 29.5
5 オハラ 5218 1578 +126 1,754.4

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 18 -4 34,340.2
2 キムラタン 8107 6 -1 64,740.0
3 KOA 6999 2082 -281 1,371.9
4 enish 3667 2600 -286 2,821.4
5 シマノ 7309 16270 -1780 1,549.4

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 109,148
2 ソフトバンクグループ 9984 39,411
3 トヨタ自動車 7203 37,505
4 三菱UFJFG 8306 26,057
5 シマノ 7309 25,491

おわりに:シマノ暴落の影響は限定的

個別企業の決算発表に一喜一憂する業績相場となってきたが、米国企業の決算も微妙に日本の株式市場に影響を与えている。日本時間24日の夜はFANG銘柄(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)の一角であるグーグル(現アルファベット)の決算が発表され、市場予想は上回ったものの減益。全般には懸念ムードが広がりかけたものの、ひとまず収束。27日のアマゾンやインテル、8月1日のアップル決算が次の焦点となってきた。この日、決算発表をきっかけに暴落したシマノ(7309)はマウンテンバイク市場の成長懸念が嫌気されたが、他の銘柄に悪影響が波及することはなかった。

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