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日経平均小反落も底堅い 安川電機が急騰【2017年7月21日】

2017年7月21日東証相場概況

日経平均は3日ぶり反落。1ドル111円台の円高を嫌気して小安くスタートし、終日マイナスゾーンで推移した。ただ、寄り付き直後が最安値となり、取引時間中の高低差も52円程度と小幅での推移。心理的な節目である2万円を割り込むこと無く、底堅く推移した。メガバンクが軟調で、ソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)が小安い。下げが目立ったTDK(6762)は外資系証券の目標株価引き下げが嫌気された。任天堂(7974)は小幅続落。週末のため、今週動意づいたブロードリーフ(3673)など中小型株にも利益確定の売りが薄く広く出た。

売買代金上位銘柄は高安マチマチとなるなか、決算発表が好感された安川電機(6506)が一時、前日比10%を超える急騰をみせた。ファナック(6954)、東芝(6502)も買い戻された。三菱電機(6503)、ミネベア(6479)、ニコン(7731)、THK(6481)といった出遅れ優良株の上昇が目立った。また、出光興産(5019)が出来高を膨らませて反発。公募増資株券の受渡日が本日21日で事実上のファイナンス明け。需給悪化懸念を織り込み、昭和シェル(5002)との経営統合に前進したことを好感。昭和シェルも後場上昇し連日の年初来高値更新。東証2部ではアルメディオ(7859)、児玉化学(4222)、日本鋳造(5609)の低位株が高人気。

一方、ジャスダック平均とマザーズ指数はしっかり。ジャスダックでは前日IPOのクロスフォー(7810)が売買代金トップでストップ高。UTグループ(2146)が12連騰、ハーモニック(6324)が6連騰をマーク。マザーズではバイオのアンジェス(4563)と直近IPOのソウルドアウト(6553)が買われた。

注目銘柄動向

エンプラス(6961)

東証1部
4010円+390円

エンプラス(6961)が一時、前日比700円高のストップ高で4320円をマークした。4000円ライン突破は昨年3月以来。20日大引け後に発表した今3月期第1四半期(4-6月)決算が好感された。営業利益は前年同期比35.5%増の13億円。据え置かれた通期予想は前期比3.7%の減益見通しであることから、増額修正から増益転換への期待が膨らんだ。自動車部品は国内向けが堅調、半導体機器事業は車載向け各種集積回路(IC)テスト用ソケットなどが好調に推移したことが寄与。

ぴあ(4337)

東証1部
4000円+175円

日本最大級のチケット販売サイト運営のぴあ(4337)が一段高し6月の年初来高値を更新した。20日の大引け後、横浜市の「みなとみらい」地区で、三菱地所(8802)から土地を借り、収容客数1万人規模の大型コンサートアリーナを建設、ホール・劇場運営事業に乗り出すと発表したことが好感された。民間企業単独主導による1万人規模のアリーナ建設と運営は国内でも初めて試み。初期投資額は約100億円、今年12月に着工し2020年春の開業を予定。株価は大引けにかけて上げ幅を縮めたが、明らかになっていない建設資金の調達でファイナンス実施の可能性を懸念した模様だ。

アルメディオ(7859)

東証2部
274円+53円

アルメディオ(7859) が80円高の301円と一時ストップ高を演じて東証2部の売買代金トップに立った。20日の大引け後に、カップ式自動販売機のオペレーション事業を手掛ける中国子会社を来月8月にも設立すると発表したことが手掛かり。中国子会社は、自動販売機の設置や運営、材料調達、設置場所の選定などのセールスコントロールを行う。中国事業関係の材料発表は比較的株価インパクトがあるほか、200円台の低位株価水準が目先資金を引き込んだ形。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,099.75 -44.84
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,629.99 -3.02
マザーズ(ポイント) 1,189.78 +9.98
ジャスダック平均(円) 3,326.85 +15.12

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 ゲンキー 2772 3950 +610 1,627.4
2 エンプラス 6961 4010 +390 550.1
3 山一電機 6941 2152 +202 1,239.5
4 サンワテクノス 8137 1702 +156 313.6
5 安川電機 6506 2806 +256 11,967.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 36 -4 18,867.3
2 モバイルファクトリー 3912 1629 -151 1,469.6
3 バリューコマース 2491 690 -52 1,066.3
4 エイチ・アイ・エス 9603 3200 -175 666.6
5 ブロードリーフ 3673 734 -36 1,045.7

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 67,462
2 出光興産 5019 45,120
3 安川電機 6506 34,592
4 ソフトバンクグループ 9984 29,180
5 ファナック 6954 28,145

おわりに:安川電機サプライズ

安川電機(6506)の好決算、株価急騰が今後の相場展開の上で大きなポイントとなってきそうだ。安川電機は3月決算期の日経225種採用の大型主力株として最も早く決算を発表するため、決算発表のシーズンの指針株としての位置づけがあった。今期から2月期決算に移行するが、ひとまず今回発表された決算は強烈なサプライズとなった。会社四季報の予想やアナリスト予想の数値を大きく裏切る好決算。同社株の好調の背景が「モーションコントロール事業」。電子部品や半導体部品などの高い精度が求められる生産機器に組み込まれる部品群を指し、ファナック(6954)やSMC(6273)、THK(6481),キーエンス(6861)などロボット・ハイテク設備投資関連に連想買いが向かった。安川電機が好決算を発表すると、決算発表シーズンは前向きなイメージとなり、これに続く日本電産(6594)の決算(26日)も好感されれば業績相場は好ムードとなってくる。

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