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日経平均2万円台回復 任天堂一段高【2017年7月19日】

2017年7月19日東証相場概況

続落でスタートした日経平均は寄り付き直後を安値に切り返し、2万円台を回復して大引けた。1ドル112円近辺でもみあう円高への懸念が強く、輸出大型株関連を中心に売りが出たものの、トヨタ(7203)、SUBARU(7270)など自動車株等の下げ幅は小幅で、むしろ買い手不在の中での株価調整。ソニー(6758)、日立(6501)、ファナック(6954)なども軟調だったが、ソフトバンク(9984),花王(4452),東京エレクトロン(8035)などが上昇し指数を支えた。また、売買代金トップの任天堂(7974)が一段高で3日以来の37,000円台まで買い進まれた。売買代金上位の主力株は高安マチマチの展開ながら、東証1部では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回る展開。業種別では「水産・農林」「情報・通信」「サービス業」などが上昇し、相対的に内需関連株が強調を保った。個別では、前日急騰の東芝(6502)が売られ、Klab(3656)も3日続落。一方、enish(3667)、レナウン(3606)の急騰が目立つなど、個別株物色が広がる展開となった。

ジャスダック平均は3日ぶり、マザーズ指数は5日ぶりの反発。ジャスダックでは、携帯販売のINEST(3390)が株価100台の値ごろを武器に売買代金トップに躍り出た。ビーマップ(4316)、買取王国(3181)はストップ高。マザーズでは、ソウルドアウト(6553)が一服し、イグニス(3689)とビリングシステム(3623)が後場に入り人気化して急伸とたことが特徴。

注目銘柄動向

東宝(9602)

東証1部
3650円+250円

東宝(9602)が急反発し、6月27日の年初来高値3535円を更新した。18日大引け後に発表した今2月期業績の増額修正を好感した。営業利益は前期比10.4%減の450億円へ減益幅縮小だが、コレは上期増額分を上乗せした修正にとどまっている。「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」、「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」などの「映画事業」に追いてアニメが牽引。国内外で大ヒットした「君の名は。」のブルーレイやDVDの予約好調も加味された。下期の同行次第で一段の増額期待が高まる。株価は高寄り後、この日の高値圏でもみあった。

enish(3667)

東証1部
3475円+501円

enish(3667)が後場寄り直後に急騰しストップ高に貼り付いた。同社が開発中のアイドルグループ「欅坂46」の公式ゲームアプリ「欅のキセキ」について、同ゲームのティザーサイト(発売前の新製品に関する情報を公開するサイト)で、カウントダウンがスタートしたことが思惑人気を呼んだ。ゲームは年内発売予定でその発売日ではないかとの思惑。カウントダウンの終了は24日午後4時30分を示している。このenishの動きに刺激されてジャスダックのビーマップ(4316)が連日のストップ高に跳ね上げている。

オプティム(3694)

東証1部
3395円+65円

モバイル端末の一括管理サービスを手掛けるオプティム(3694)が4日続伸。前場中盤にマイナスゾーンから切り返してもみ合った。午前10時過ぎに、コマツ(6301)、NTTドコモ(9437)などと建設業務の生産プロセスに関する土木・機械・材料などのあらゆる「モノ」をつなぐ新プラットフォーム「LANDLOG(ランドログ)」を共同で企画・運用することで合意と発表したことを好感。10月には建設事業者向けに提供を開始するとも同時発表。最近、大手企業との提携や協業に対する株価の感応度は高まっている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,020.86 +20.95
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,621.87 +1.39
マザーズ(ポイント) 1,176.98 +5.61
ジャスダック平均(円) 3,299.81 +12.48

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 enish 3667 3475 +501 2,614.1
2 レナウン 3606 194 +19 62,861.8
3 デザインワン・ジャパン 6048 1516 +137 168.4
4 エンシュウ 6218 152 +13 16,392.0
5 TOKYO BASE 3415 5200 +375 644.4

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 27 -25 49,766.4
2 キムラタン 8107 6 -1 56,881.0
3 UKCホールディングス 3156 1761 -136 364.4
4 エー・ディー・ワークス 3250 47 -3 16,269.8
5 ミマキエンジニアリング 6630 841 -48 216.9

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 126,136
2 ソフトバンクグループ 9984 46,155
3 トヨタ自動車 7203 43,741
4 東芝 6502 26,789
5 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 26,669

おわりに:FANG株と任天堂

6月27日の年初来高値39,530円示現後は高値圏でのもみ合いを続けている任天堂(7974)。昨秋から売買代金トップの常連となり、売買代金だけで見れば「横綱相撲」を続けている。前日比1,140円高の37,640円がこの日の大引けだが、この一段高を解説することは難しい。新型ゲーム機「Switch」の好調は従前からの材料。最近では米国のFANG株との株価連動が注目されている。FANG株とは米国のフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)の頭文字を取ったもの。「米国では長期金利の低下に呼応してFANG株などグロース株が切り返し局面にあり、FANG株と連の株価連動性が高い任天堂に海外ファンド筋の売買が活発化」しているのだという。任天堂人気は簡単に収束しそうもない。

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