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日経平均小反発、TOPIX続落 日本電気硝子が高い【2017年7月13日】

2017年7月13日東証相場概況

日経平均は小幅ながら前日比プラスで大引けた。イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が下院の議会証言で、「緩やかな利上げが適切」と金融政策の方向性を示したことを受け、NYダウは6月19日に記録した史上最高値21,528.99ドルを更新。為替は114円台で小動きとなるなか、日経平均株価は反発してスタート。ただ、寄り付き後は買い上がる手掛かり材料に欠けることから、上げ幅を縮める展開。後場は一時112円への円高進行を嫌気してマイナス圏に突っ込む場面もあった。TOPIXは小幅続落。

ソフトバンク(9984)が反発し、任天堂(7974)も堅調。前日ストップ高のエンシュウ(6216)が大商いで東証1部の出来高トップに、Klab(3656)も7連騰と人気を持続。東京エレクトロン(8035)、中外製薬(4519)が上昇。業績好調が確認された日本電気硝子(5214)、近鉄百貨店(8244)、津田駒(6217)などが買われた。

反面、メガバンクをはじめ金融系も全般的に安い。トヨタ(7203)が後場にマイナスに転じ、ファーストリテイリング(9983)、ブリヂストン(5108)も軟調。7日続落のJR東海(9022)、3日続落のヤマトホールディングス(9064)はともに年初来安値を更新。東芝(6502)は前3月期有価証券報告書で監査担当のPwCあらた監査法人が意見不表明とするし朝日新聞が報じて急落。ただ、会社側はこれを否定するコメントを発表している。延長後の有価証券報告書の提出期限は8月10日とあと4週間。

マザーズ指数は小幅続落だが、ジャスダック平均は強含み7連騰。岡本硝子(7746)が3日ぶりに反落したのに代わって、ムラキ(7477)に低位株人気がシフトした。マザーズでは前日IPOのソウルドアウト(6553)が一時値を飛ばしたが、大引けにかけて上げ幅を縮小。ユナイテッド(2497)、イグニス(3689)などゲーム関連の周辺株が急伸している。

注目銘柄動向

日本電気硝子(5214)

東証1部
4280円+250円

日経225種採用の日本電気硝子(5214)が急騰した。12日大引け後に発表した第2四半期業績予想の上方修正を好感した。今12月期第2四半期(1-6月)業績は、売上高で予想に対して80億円の上積み、経常利益は80億円から150億円に大幅な引き上げとなり、前年同期比26倍超の変化率。ガラスファイバーの想定を上回る出荷と為替が増額要因。通期業績予想については7月31日の第2四半期決算発表で開示するとした。なお、同社株は6月28日売買分から5株を1株に併合し売買単位は1000株から100株に変更されている。

農業総合研究所(3541)

マザーズ
6840円+1000円

農業総合研究所(3541)が終日ストップ高買い気配に貼り付いた。12日大引け後に8月待つ原罪の株主に対して1対2株の株式分割を実施すると発表。今8月期第3四半期(9-5月)決算も同時発表されて、営業利益は前年同期比10.2%減の9300万円。通期予想の1億7000万円(前期比6.6%c増)は据え置かれた。さらに、日本航空(9201)と日本航空の孫会社「世界市場」との3社で、日本産の農産物を世界に輸出することを促進する連携協定を締結したこが好感された。農業総合研究所は日本産野菜の香港への輸出で実績がある。

ユナイテッド(2497)

マザーズ
3065円+430円

ユナイテッド(2497)が2014年1月以来の3000円台に急騰した。一時ストップ高。資本業務提携関係にあるフリマアプリのメルカリが年内の上場に向けて予備申請をしていると一部で報道されたとの思惑が材料。メルカリは10月本申請を行い、12月の上場を目指し、主幹事は大和証券と伝わり始めている。もともとメルカリは、ユニバーサルスタジオジャパン、SGホールディングス(佐川急便)と並んで2017年IPOの目玉とされてきた。ユナイテッドは5月9日の決算発表で、今3月期業績予想を非開示とした理由を「インベストメント事業において、キャピタルゲイン発生時期と金額を合理的に予測することは困難と判断」とし、これが、出資先のメルカリと思われていた経緯がある。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,099.81 +1.43
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,619.11 -0.23
マザーズ(ポイント) 1,177.62 -5.98
ジャスダック平均(円) 3,296.92 +2.39

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 105 +30 24,602.1
2 東天紅 8181 223 +19 408.0
3 津田駒工業 6217 191 +13 2,922.0
4 ヨシムラ・フード 2884 3130 +192 228.6
5 日本電気硝子 5214 4280 +250 1,309.4

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 IDOM 7599 661 -108 4,183.6
2 インターアクション 7725 741 -82 1,401.7
3 エス・サイエンス 5721 179 -17 6,425.3
4 三協立山 5932 1633 -140 881.6
5 ディップ 2379 2412 -192 2,632.2

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 80,035
2 ソフトバンクグループ 9984 40,906
3 38,167 トヨタ自動車 7203 37,509
4 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 35,952
5 エンシュウ 6218 31,660

おわりに:タカタ連続ストップ高

民事再生法の申請により7月27日付で上場廃止となるタカタ(7312)が30円高の105円と連日のストップ高。7月7日には15円まで落ち込んでいたが、値動きだけの売買を追ったマネーゲームの様相が強まっている。足元では沈静化してきたエス・サイエンス(5721)や東理HD(5856)といった低位思惑株の躍動が刺激となったようだ。現状で、タイムリーな具体的な材料が見当たらないなかで人気化している低位株はジャスダックのムラキ(7477)、ワットマン(9927)、FRS(9423)といったジャスダックの100円台銘柄に移行している。一度流れが変わると資金は一挙に引き上げることから急落のリスクが大きい思惑だけの動きと割り切ることが必要。仮想通貨、バイオテーマの銘柄の値動きが、やや重くなってきたことから、循環物色の中での「幕間つなぎ」的な存在になってきた。

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