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日経平均3日ぶり反発 KLabが人気化【2017年7月10日】

2017年7月10日東証相場概況

日経平均は3日ぶりに反発。雇用統計を受けた米国株高と1ドル114円台に振れた円安が支援材料となり、朝高のスタート。前場は膠着(こうちゃく)感の強い指数の動きとなったが。後場は先物高から上値を慕う展開となり一時198円高を見た。日経平均の大引けでの2万円台は7月3日以来、5営業日ぶり。

インデックス買いの流入でファーストリテイリング(9983)、東京エレクトロン(8035)、ファナック(6954)など値がさ大型株が上昇し、前週人気のトヨタ(7203)など自動車株も引き続き買われた。キヤノン(7751)、ソニー(6758)、任天堂(7974)の優良株群も高い。個別では、証券会社の投資判断付与をきっかけにKLab(3656)が大商いとなり急騰したことが目立つ。東証1部の値上がり銘柄数は1500を突破し全面高商状となった。なかで、KDDI(9433)、NTT(9432)、ドコモ(9437)が携帯電話の値下げ競争を懸念して下げ、三菱UFJFD(8306)などメガバンク、大手商社や昭和シェル(5002)など資源関連が安い。東証2部のヒアリ関連のフマキラー(4998)は続伸ながらやや伸び足を欠きはじめた。

日経平均の一段高を受けて、ジャスダック平均は4日続伸、マザーズ指数は続伸した。ジャスダックではビーマップ(4316)が5日連続ストップ高。ラクオリア創薬(4579)が人気化、ブロッコリー(2706)が後場に入り急伸。マザーズではサーバーホスティング会社のASJ(2351)が国際特許出願でストップ高、エディア(3935)などゲーム関連が物色された。

注目銘柄動向

KLab(3656)

東証1部
754円+100円

ゲーム開発のKLab(3656)が急騰し6月26日の年初来高値2022円を大きく更新、東証1部の売買代金第5位に躍り出た。東海東京証券が新規に投資判断「アウトパフォーム」、目標株価3300円としたことが直接のきっかけ。2017年12月期営業利益は、会社計画の17億5000万円に対して、39億7000万円と前期比3倍超の大幅増額を予想していることがサプライズとなっている。

ミタチ産業(3321)

ジャスダック
2623円+500円

自動車向けおよびパチンコ向け電子部品、液晶の専門商社であるミタチ産業(3321)がストップ高比例配分と急伸し、5月の年初来高値694円を更新した。7日に発表した前2017年5月期業績は事前予想を上回るとともに、今5月期営業利益予想も前期比32.7%増の9億2000万円としたことがサプライズとなっている。車載機器関連の半導体・電子部品販売が堅調に推移し、新規EMS(電子部品の設計・製造サービス)の売り上げが寄与、今期はパチンコについても規制改正後の需要回復を見込んでいる。為替は1ドル110円を想定。

ラクオリア創薬(4579)

マザーズ
1301円+135円

バイオベンチャのラクオリア創薬(4579)が続騰し出来高を大きく膨らませている。7日大引け後に同社の導出先である韓国CJヘルスケア(韓国)が、独自開発した最初の新薬「tegoprazan」に対して、今春に胃食道逆流症の第3相臨床試験が完了、9月に食品医薬品安全処の許可を申請、来年に発売予定であるとした報道機関インタビューの翻訳記事を発表したことが材料。胃食道逆流疾患治療剤である「tegoprazan」は、韓国企業が開発した新薬で最初に年間売上高1000億ウォン(邦貨換算100億円)を突破するブロックバスターに成長することが期待される。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,080.98 +151.89
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,615.48 +8.42
マザーズ(ポイント) 1,174.89 +14.07
ジャスダック平均(円) 3,280.44 +15.92

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 36 +10 36,676.5
2 エスクロー・エージェン 6093 1195 +108 479.6
3 ミタチ産業 3321 754 +100 35.5
4 エス・サイエンス 5721 214 +27 13,525.6
5 シーティーエス 4345 1436 +179 474.9

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 キムラタン 8107 6 -1 66,410.0
2 ワキタ 8125 1183 -112 655.9
3 TOKYO BASE 3415 4625 -385 610.8
4 トランザクション 7818 1248 -101 853.3
5 ジーンズメイト 7448 677 -48 532.6

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 130,316
2 トヨタ自動車 7203 39,872
3 ソフトバンクグループ 9984 38,229
4 三菱UFJFG 8306 32,754
5 KLab 3656 30,218

おわりに:全体相場の底上げ始まる

日経平均の切り返しでジワリと全般の底上げが進み始めた。相場の強弱を見る時、「証券株」が上昇している時は強いとれるほか、全体の底上げが進展し始めた時も強いとされる。10日は1月高値の東京エネシス(1945)、ダイユー・リック(3546)、アイフォン(6718)、山九(9065)、2月高値の北川鉄工所(6317)、トラスコ中山(9830)が年初来高値を更新し始めた。今年も半分が終了し、出遅れ株の水準訂正も進み始めたといったところだ。また、ゲーム企業の決算発表が今週は多く、物色のし月材料となっていることが特徴にもなっている。

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