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日経平均は続落 キヤノン売られフマキラー急騰【2017年7月7日】

2017年7月7日東証相場概況

長期金利の上昇を受けてNYダウが158ドル安と下げたことを嫌気して日経平均は続落。朝方の寄り付き137円安が日の日の安値だが、日本時間で今晩21時30分の米雇用統計を控えて機関投資家の持ち高調整の売りもあり、上値が重い展開。日経平均は終日、マイナスゾーンで推移した。

欧州委員会の反トラスト当局から制裁金を求められたキヤノン(7751)が安く、パナソニックも(6752)売られた。セブン&アイ(3382)、ユニー・ファミリーマート(8028)、ファーストリテイリング(9983)と小売、消費の下げも目立つ。メガバンクも軟調。海外金利高から有利子負債の多い不動産が下げ、対象的に利ざや改善期待から保険が上昇。引き続き、トヨタ(7203)やSUBARU(7270)など自動車株が買われ、任天堂(7974)が買い戻されて反発。ニコン(7731)、東京エレクトロン(8035)、日東電工(6988)など優良株の一角が強張った。2部では「ヒアリ対策」関連思惑のフマキラー(4998)が売買代金トップで反発。

マザーズ指数とジャスダック平均は小じっかり。前日6日に1961億円と今年最高の売買代金を記録したマザーズは、昨年6月24日以来の2000億円乗せが期待されたが商いは大きく後退。ジャスダックでは東証が値幅制限の上限を拡大したにも関わらずビーマップ(4316)のストップ高買い気配が4日目に突入している。

注目銘柄動向

サーラコーポレーション(2734)

東証1部
765円+64円

愛知・静岡地盤にLPガス販売、建設工事を手掛けるサーラコーポレーション(2734)が東証1部の値上がり率ランキング上位に登場。連日の上場来高値。6日に今11月期第2四半期上期(12-5月)を発表し、経常利益は前年同期比69.1%増の60.8億円に拡大し、従来予想の47億円を上回ったことを好感。昨年7月の中部ガスとサーラ住宅の経営統合効果が寄与。さらに、今期の年間配当を従来計画の15円から17円(前期は16円)に増配している。

ケアサービス(2425)

ジャスダック
2623円+500円

ケアサービス(2425)が急騰しストップ高で大引けた。前場に一時、商いが成立したものの、後場は買い気配で推移した。6日大引け引け後に、中国子会社「上海福原護理服務」が、今年9月中旬からエンゼルケア事業を上海市葬儀場で開始すると発表したことが手掛かり。今回の契約で、上海に15ある国営葬儀場のうち、2016年11月にサービスを開始した上海松江区葬儀場、今年5月にサービスを開始した上海閔行区葬儀場に続き、3拠点目となり、中国での成長事業に発展することを期待した階を呼び込んでいる。

ソレイジア・ファーマ(4597)

マザーズ
423円+80円

今年3月に上場したバイオベンチャーのソレイジア・ファーマ(4597)が後場にはいりストップ高に貼り付いた。7月6日付で厚生労働省からがん化学療法及び放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液材「エピシル 口腔用液」に関し、日本国内における医療機器製造販売承認を取得したと7日昼休みに発表したことが手掛かり。保険収載を経て、日本における独占販売権の導出先から販売が開始される予定。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,929.09 -64.97
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,607.06 -8.47
マザーズ(ポイント) 1,160.82 +8.12
ジャスダック平均(円) 3,264.52 +5.06

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 26 +9 38,535.2
2 ライドオン 6082 1,195 +108 479.6
3 サーラコーポレーション 2734 765 +64 932.2
4 東亜ディーケーケー 6848 703 +50 73.7
5 サンデンHD 6444 336 +21 9,590.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 乃村工藝社 9716 2,293 -282 1,611.0
2 ベルク 9974 4,295 -475 124.1
3 マニー 7730 2721 -237 427.9
4 MrMax 8203 543 -47 292.9
5 日本空港ビルデング 9706 4,290 -300 606.9

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 104,189
2 トヨタ自動車 7203 55,632
3 キヤノン 7751 40,753
4 三菱UFJFG 8306 34,366
5 ソフトバンクグループ 9984 31,641

おわりに:期待銘柄陥落の余波

7日の東証1部で値下がり率トップだったのが展示施設、商業施設、博物館等のディスプレー企画を手掛ける乃村工藝社(9716)。大引けは282円安の2293円と下げ率は10%を超えた。今2月期第1四半期決算が大幅営業減益と急ブレーキが掛かったことが嫌気された。大型イベントが減少したことが減益材料とされているが、好決算期待の高い銘柄だけに、今後いろいろと余波がありそうだ。ここ小売関連の株価の上値が重くなり始めているのも気になるところ。ここIPO企業の発表も散発的で、株式市場も消化不良、体力減退的なムードになり始めているのは気掛かり。ストップ高銘柄数が意外と多く出ている(7日は11銘柄)ことから個別株物色は引き続きファイティングポーズにあるが…。一般社会の夏休みシーズン入りを前に来週が一つの山場となる期待はある。

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