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日経平均は一時2万円割れ 自動車株の上昇目立つ【2017年7月4日】

2017年7月4日東証相場概況

NYダウの大幅続伸と約1カ月半ぶりとなる113円台への円安を好感して、日経平均は続伸のスタート。しかし、北朝鮮がミサイルを発射し日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと伝わると上げ幅を縮め、北朝鮮が重大発表を行うとの報道から後場は一転売りが優勢となった。日経平均は一時2万円割れ。今晩の米国は独立記念日で休場となることも手伝い、模様眺めムードも強い。

東京エレクトロン(8035)が売られ、ソフトバク(9984)、ソニー(6758)が軟調に推移。任天堂(7974)も利益確定売りが先行。公募増資を発表した出光興産(5019)が1株利益の希薄化を嫌って、5月の年初来安値3,080円を割り込む急落。対象的に、経営統合検討の相手先である昭和シェル(5002)は上昇した。業績を下方修正したキユーピー(2809)、象印マホービン(7965)も安い。前日活況のRIZAPグループ(2928)関連株は一転して売られている。一方、トヨタ(7203)を筆頭にSUBARU(7270)、日産(7201)など自動車株がそろって上昇し売買代金上位に浮上。メガバンク、ファーストリテイリング(9983)、石油元売り最大手のJXTG(5020)も上昇、エアバッグ思惑の芦森工業(3526)は連続ストップ高。

ジャスダック平均、マザーズ指数は軟調に推移。なかで、6月30日IPOのツナグ・ソリューション(6551)が一時ストップ高。ジャスダックの細谷火工(4274)は防衛関連として後場に入り急騰した。

注目銘柄動向

トヨタ自動車(7203)

東証1部
6,060円 +110円

トヨタ自動車(7203)の株価が久々に躍動。大幅続伸し6月5日以来、約1カ月ぶりに6,000円台を回復した。1ドル113円台に一時回復した為替の円安をストレートに好感する一方、3日に発表された6月の米国自動車販売台数が前年同月比2.1%増だったことも手掛かりとなった。また、前年同月比11.7%増と好調だったSUBARU(7270)も高く売買代金上位に急浮上した。同0.8%増のホンダ(7267)、同2%増の日産(7201)もしっかり。

エス・サイエンス(5721)

東証1部
209円 +21円

エス・サイエンス(5721)が一時44円高の232円と4連騰し、2007年10月以来の株価200円台に一気に乗せている。株価は5月末の38円から6.1倍に化けている。ニッケル取引と不動産仲介業を展開しているが、株価の動きはファンダメンタルや事業を無視した需給思惑で動いている。特定筋の介入など「仕手化」が指摘されている銘柄だ。

DENAチップ研究所(2397)

東証2部
1,510円 +190円

DENAチップ研究所(2397)が一時5日連続ストップ高をマーク。ただ、この日から日々公表銘柄に指定され、ストップ高後に利益確定売りも増加し上げを縮める動きもあった。厚生労働省が、がんに関連遺伝子の一括検査を保険適用させる方針との材料を引き続き評価している。同様な切り口で人気化したマザーズのプレシジョン・システム・サイエンス(7707)は続落と、先行して調整を始めていた。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,032.35 -23.45
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,609.70 -4.71
マザーズ(ポイント) 1,149.62 -32.57
ジャスダック平均(円) 3,247.69 -26.78

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 芦森工業 3526 460 +80 56,406.0
2 石川製作所 6208 1,245 +204 3,439.1
3 サニックス 4651 256 +34 9,907.2
4 エス・サイエンス 5721 209 +21 29,977.8
5 昭和シェル石油 5002 1,125 +74 10,515.6

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 22 -9 12,009.8
2 ディー・エル・イー 3686 570 -75 2,602.0
3 出光興産 5019 2,896 -364 7,382.6
4 ジーンズメイト 7448 691 -85 3,651.7
5 平田機工 6258 10,520.0 -1190.0 676.5

東証1部売買代金トップ5

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 224,062
2 トヨタ自動車 7203 69,977
3 ソフトバンクグループ 9984 53,974
4 三菱UFJFG 8306 49,683
5 SUBARU 7270 40,316

おわりに:株価3倍の瞬発力

土木管理総合試験所(6171)が4日、一時395円高の2,128円まで上昇の5連騰を記録した。人工知能(AI)を導入した道路・軌道の路面下ビックデータ共有システム「ロードス」の開発を発表したのが6月22日。22日終値は719円で株価は約3倍を8営業日で達成したことになる。同社株は2015年8月に東証2部に上場した時に人気化するなど、株価の動きでは実績があった銘柄。そして、昨年10月に東証1部指定と着実にステップアップを果たしてきた。社名からは地味な会社に映るが「ロードス」は海外展開も有望な技術。昨年3月末に株式分割1対2株を実施した時の株価水準は1,300円台。再び、株式分割の期待が膨らんできた。

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