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日経平均、TOPIXとも3日続伸【2017年6月27日】

2017年6月27日東証相場概況

27日の東京株式市場では日経平均、東証株価指数(TOPIX)とも3日続伸で、終値ベースでTOPIXは年初来高値を更新した。週明けの米国市場が高安まちまちの展開となる中、一時112円台を回復した為替動向が貢献した。東証1部の値上がり率銘柄数は1,215、値下がりは654。ただ、人気のソフトバンクグループ(9984)が寄り付後にマイナス圏に沈み、積極的に買い進む動きは乏しい。

業種別指数では、鉄鋼や石油石炭、鉱業、非鉄、パルプ紙、海運などが堅調で、サービスや空運、医薬品、陸運などが売られた。

個別銘柄では、ゲームのenish(3667)が2日連続のストップ高となり、化学のトクヤマ(4043)は4日ぶりの反発。指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)は終日しっかりした展開で、任天堂(7974)は後場に入りプラス圏に浮上した。ファナック(6954)やアルプス電気(6770)、ブリヂストン(5108)、トヨタ(7203)なども買い優勢。半面、東京エレクトロン(8035)や塩野義製薬(4507)、コナミホールディングス(9766)がさえず。足元大きく買われたジーンズメイト(7448)も売りに押された。

一方、新興市場ではマザーズ指数が反落となった半面、日経ジャスダック平均は続伸と高安まちまちの動き。なお、本日マザーズに新規上場したFringe81(6550)は公開価格2,600円の2.3倍となる6,060円で初値を付け、6,430円で初日の取引を終えている。

注目銘柄動向

パルコ(8251)

東証1部
1,314円 +68円

Jフロント傘下のパルコ(8251)が大幅続伸、1,300円台に一時乗せ年初来高値を更新した。26日取引終了後に発表された2018年2月期第1四半期決算が好感材料。第2四半期として3.5%減収、38.7%営業減益が計画される中、0.8%減収、2.5%営業増益と増益で着地。四半期純利益も32.3%減計画に対して5.2%増の23億円で着地している。渋谷パルコの再開発事業などに伴う収益の計上などが貢献したという。

キャンバス(4575)

マザーズ
851円 +7円

抗がん剤開発のバイオベンチャーであるキャンバス(4575)が大幅上昇、2日続伸で5月高値を更新した。「富士フイルム株式会社との共同研究契約締結」との発表が株価への刺激材料となった。免疫系抗がん剤の共同研究を行うもので、富士フイルムが合成・設計した候補化合物について、キャンバスが薬効評価を実施するという。会社側では当期業績への影響はないものの、中長期的に企業価値向上に大きく寄与するとしている。

NaITO(7624)

ジャスダック
210円 +50円

切削工具や産業機械のNaITO(7624)が寄り付きから大きく買われストップ高となり、ジャスダック市場で値上がり率トップとなった。株価200円台乗せは2015年12月以来。材料となったのは26日に発表された1四半期決算で、営業利益は前年同期比61.8%増の1億9,600万円と大幅な増益を達成した。第2四半期営業利益計画に対する進捗(しんちょく)率は78%に達する。主力の切削工具の販売が堅調で、産業機械、計測ともに売り上げを伸ばしたことが背景。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,225.09 +71.74
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,619.02 +6.81
マザーズ(ポイント) 1,197.71 -4.69
ジャスダック平均(円) 3,273.22 +13.65

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 enish 3667 2,518 +500 1,387.8
2 フィックスターズ 3687 4,265 +700 730.2
3 エムアップ 3661 2,123 +248 3,332.0
4 トクヤマ 4043 543 +48 16,739.0
5 芦森工業 3526 287 +24 19,701.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 オルトプラス 3672 1,301 -104 3,310.1
2 ジーンズメイト 7448 470 -34 1,618.6
3 土木管理総合試験所 6171 965 -54 1,354.9
4 ヤーマン 6630 9,220 -470 160.0
5 沖電気工業 6703 1,559.0 -69.0 1,847.7

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 140,421
2 ソフトバンクグループ 9984 62,658
3 三菱UFJFG 8306 31,649
4 キヤノン 6502 28,402
5 トヨタ自動車 3656 27,974

おわりに:「バイ・ゲー」相場、任天堂4万円王手

ここに来てバイオ・ベンチャーの企業リリースが急増している。26日の大引け後だけでも、ざっと8企業もあった。バイオといえばマザーズ市場が主戦場。23日に一部ファンドの幅広い売りとみられる動きがあり指数は急落、マザーズ全般の出来高も減少したものの26日にひとまず指数は反発。株主総会を控えている会社事情がリリース発表の増加には反映されているとも見られるが、株価は軽い動きを示している。昭和の時代には「バイ・キン」相場といって、バイオと金鉱がテーマ材料株物色の花形だったが、今では「バイ・ゲー」とバイオとゲームらしい。ゲームと言えば快進撃を続ける任天堂。NYダウが9,000ドル割れ、日経平均が8,000円割れと金融大混乱だった2008年10月以来の株価4万円に大手をかけている。この日は、3日続伸後とあって寄り付き後に失速したが、この一服は定石か。

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