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日経平均は小幅続落 ジャスダックは今年2番目の大商い【2017年6月22日】

2017年6月22日東証相場概況

NYダウ続落、為替は円安傾向と強弱感が対立する中で日経平均は小動き。後場はインデックス買いから強調展開となる場面があったものの、戻り売り圧力は強く日経平均は続落。ソフトバンク(9984)、三菱UFJFG(8306)は大引けにかけは利益確定売りに押されて上げ幅を縮小させた。5連騰の村田製作所(6981)は3日連続で100万株強の出来高と人気を持続。村田製作所と同じ値がさ株のブイ・テクノロジー(7717)も久々出来高を膨らませて大幅高。ソニー(6758)、トヨタ(7203)、富士通(6702)も堅調。一方、東京海上(8766)など損保株が安く、KDDI(9433)やキヤノン(7751)など優良株の一角が軟調。前日まで3日連続ストップ安のタカタ(7312)はザラ場で寄り付き110円台まで売られた。

ジャスダック平均は5日続伸し出来高も2億4000万株(前日1億6000万株)と1月16日の2億6800万株に次いで今年2番目の大商い。株価100円台のトレーダーズ(8704)ほか、人工知能(AI)スピーカー関連のオンキヨー(6628)、Nuts(7612)などが大商い。前日初値を形成したディーエムソリューションズ(6549)は一時ストップ高の8500円まで一時上昇した。

マザーズ指数は続伸。大引けにかけてバイオ関連は波乱の展開だが、チェンジ(3962)、ファイズ(9325)など6000円台から8000円台の値がさ株が大引けにかけて買われた。

注目銘柄動向

三菱UFJFG(8306)

東証1部
723.2円+3.4円

三菱UFJFG(8306)が反発した。野村証券が22日、レーティングを「Buy(買い)」継続、目標株価を1050円から1100円に引き上げたことが材料になった。実績ベースのPBR(株価純資産倍率)が0.6倍台で推移しバリュエーションに割高感はなく、邦銀内での相対優位がますます顕著になってきたと評価している。株主総会は29日を予定している。

LIFULL(2120)

東証1部
867円+38円

不動産情報サイト「ホームズ」を展開するLIFULL(2120)が、後場の14時頃に一時127円高の956円と急騰した。22日の午後に、楽天(5755)と共同出資する「RAKUTEN LIFULL STAY PTE. LTD.」(出資比率は楽天51%、LIFULL49%)の完全子会社として「楽天LIFULL STAY」を設立し、国内での民泊事業に参入すると発表したことが手掛かり。1月年初来高値863円を大幅に更新したものの、大引けにかけては伸び悩んだ。

スターティア(3393)

東証1部
720円+100円

スターティア(3393)がストップ高に貼り付いた。子会社スターティアラボが、中国・上海の印刷大手4社と共同で、AR(拡張現実)サービス「COCOAR」の拡販を目的とした会社「上海巨現智能科技」を設立すると22日に発表したことが手掛かり。上海巨現智能科技は、パッケージ印刷の上海最大手企業。上海現地の有力企業とのアライアンスで、海外売上高が増加する期待が膨らんだ。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 20,110.51 -28.28
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,610.38 -1.18
マザーズ(ポイント) 1,209.96 +15.57
ジャスダック平均(円) 3,263.75 +8.74

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 スターティア 3393 720 +100 445.9
2 日本カーバイド工業 4064 178 +16 15,516.0
3 ティアック 6803 51 +4 31,004.0
4 ダブル・スコープ 6691 1,937 +139 2,724.1
5 立川ブラインド工業 7989 1,200 +82 113.4

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 タカタ 7312 110 -134 45,604.4
2 トーセ 4728 2,195 -163 547.2
3 澤藤電機 6901 595 -44 2,433.0
4 エムアップ 3661 1,903 -97 898.0
5 エス・サイエンス 5721 102 -5 7,775.9

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 82,095
2 ソフトバンクグループ 9984 62,114
3 三菱UFJFG 8306 32,861
4 ブイ・テクノロジー 7717 29,442
5 三井住友FG 8316 27,472

おわりに:注目すべき訪日客数の増加

21日大引け後に二つの情報開示が注目された。マザーズに上場するアドベンチャー(6030) が運営する航空券予約販売サイト「skyticket」の5月取扱高は前年同月比2.2倍の42億5000万円と過去最高を更新。東証2部のローコストキャリアであるスターフライヤー(9206) の5月旅客数は前年同月比12.5%増、座席利用率は同5.8ポイント高の74.8%だったという。ともに株価は一段高。21日には5月の訪日客数が前年同月比21.2%増で過去最高、年間累計で最も速いペースで1000万人を超えたと日本政府観光局が発表している。相場的にはさほど話題となっていないが、関連企業の業績には必ずインパクトが出て来るはずだ。

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