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日経平均4日続落、IPOは買い殺到で初値持ち越し【2017年6月15日】

2017年6月15日東証相場概況

日経平均は朝方の寄り付き直後にプラスゾーンに切り返したものの、買いが続かず4日続落となった。1ドル109円台の円高を嫌気する展開の中、買い材料に乏しく物色の方向感も定まらない、メガバンク、トヨタ(7203)など自動車株、東京エレクトロン(8035)、ファナック(6954)など国際優良株に安い銘柄が目立つほか、ソフトバンク(9984)は4日続落。株式売り出し価格825円決定後に波乱が続くルネサスエレクトロニクス(6723)も大幅続落。ウエスタンデジタルにより半導体合弁事業売却の暫定差し止め請求を提訴された東芝(6502)も軟調。

一方、7日に年初来安値をつけていたユニーファミマ(8028)が買い戻されて大幅続伸、米国時間14日から16日まで世界最大のゲームイベント「E3」が開催中であることを受けて任天堂(7974)とソニー(6758)が高い。個別では、特許取得が材料視されたエンシュウ(6218)は、出来高を伴って一時連続ストップ高。好業績が決算発表で確認された Hamee(3134)が急騰。2部ではピクセラ(6731)が大幅続落。

マジャスダック平均は3日ぶり反落し、アエリア(3758)が続落している。反面、マザーズ指数はしっかり。リミックスポイント(3825)が3日ぶりに切り返し、アンジェス(4563)が7連騰。

この日、マザーズに新規上場したビーブレイクシステムズ(3986)は公開価格1670円に対して3845円買い気配で終了し、初値は翌日に持ち越しとなった。

注目銘柄動向

任天堂 (7974)

東証1部
36250円+1490円

売買代金トップの任天堂 (7974)が3日続騰し2009年1月以来、約8年半ぶりの36000円台に突っ掛けた。世界最大ゲームの祭典「E3」が米国時間13日から開幕し、家庭用ゲーム機「スイッチ」などを出展している任天堂に関心が向かっている。「ポケモン」が登場する対戦アクションゲームを9月22日に発売予定なのに続いて、ポケモンが登場するロール・プレーイング・ゲームの来年発売も発表している。

セイコーエプソン(6724)

東証1部
2351円+73円

セイコーエプソン(6724)が4日ぶりに反発し、終日堅調な動きを示した。東芝(6502)の前2017年3月期決算の有価証券報告書提出が期限の6月末よりも先送りとなる公算が高まる中、「東京証券取引所は8月1日付で東芝株を東証2部へ変更する方針」と日経新聞15日付で伝えた。東芝は日経平均採用銘柄から除外となり、新規の入れ替え候補として同社が有力視され、思惑買いが先行している。

日立物流(9086)

東証1部
2589円+109円

日立物流(9086)が一段高し6日の年初来高値2648円に接近した。佐川急便を傘下に持つSGホールディングスが東証に上場申請を行ったことをニュースリリースで発表。順調にいけば今年9月にも上場が実現する見込み。日立物流は、昨年5月にSGホールディングス、佐川急便と資本・業務提携し、2、3年後には経営統合も検討課題。SGホールディングスの株式上場で日立物流に見直し人気が巡ってくるという期待が先行した。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,831.82 -51.70
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,588.09 -3.68
マザーズ(ポイント) 1,139.65 +1.10
ジャスダック平均(円) 3219.83 -0.56

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 Hamee 3134 1,531 +183 2,841.8
2 KLab 3656 1,591 +137 8,608.4
3 エンシュウ 6218 127 +10 70,274.0
4 オルトプラス 6372 1,397 +109 2,990.9
5 インフォマート 2492 908 +67 922.9

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 エムアップ 3661 1,860 -317 2,901.6
2 大真空 6962 1,711 -182 998.2
3 トーセ 4728 2,301 -232 1,049.6
4 ファーストロジック 6037 2,641 -251 103.5
5 ルネサスエレクトロ 6723 963 -89 32,874.6

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 163,997
2 ソフトバンクグループ 9984 66,695
3 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 44,927
4 ルネサスエレクトロニクス 6723 31,426
5 東芝 6502 29,938

おわりに:東芝、佐川急便、任天堂

すったもんだの末に、結局のところ東芝(6502)は東証2部に「降格」するようだ。一方、佐川急便の持ち株会社SGホールディングスが東証に上場してくるようだ。推定時価総額は3000億円規模といわれる。ちなみに、15日終値ベースでの時価総額3000億円では昭和シェル石油(5002)、京都銀行(8369)、伊藤園(2593)、セガサミー(6460)、DeNA(2432)、フジ・メディア(4676)、セイノーホールディングス(9076)などがある。佐川急便が登場となれば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)もそろそろ上場の声が聞こえてくるころ。このUSJは、2020年までに任天堂(7974)とコラボした「SUPER NINTENDO WORLD」エリアをオープンする事を発表している。任天堂人気の隠れた材料でもある。

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