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金融緩和の出口論台頭で反落 自動車不動産が下げる【2017年6月8日】

2017年6月8日東証相場概況

続伸で始まった日経平均は後場に入り下げた。

日銀の岩田規久男副総裁が参院財政金融委員会で、日銀の出口論(大規模金融緩和の縮小)について、時期尚早から説明重視への転換に振れたことから、後場に円高が進行。これを受けて日経平均は買い物薄のなか値を下げ、この日の安値圏で大引けた。円高を嫌気してトヨタ(7203)が4日続落するなど自動車株が安く、日銀の出口戦略が警戒された三井不動産(8801)など不動産株が大引けにかけて売られた。米国預託証券(ADR)で売られた流れでKDDI(9433)も下げ1カ月ぶりの一時3000円割れ。ソフトバンク(9984)も安い。一方、メガバンクは逆行高し、今月末に株主総会を控える東芝(6502)も買い戻された。TDK(6762)が、コナミHD(9766)の上げも目立つ。

東証株価指数(TOPIX),JPX日経400指数、マザーズ指数など主要指数は下げたが、ジャスダック平均は小幅続伸。ジャスダックではゲームのアエリア(3758)、バイオのラクオリア創薬(4579)が商いを伴って人気を持続している。マザーズではリミックスポイント(3825)が連続ストップ高で6月2日の昨年来高値を更新してきた。

注目銘柄動向

東芝(6502)

東証1部
285.6円+14.8円

東芝(6502)が3日続伸。出来高も10営業日ぶりに1億株の大台を回復した。ブルームバーグなど一部の報道で、15日にも半導体メモリ事業売却への優先交渉先が選定される見通しと報じられたことが材料。東芝と提携する米ウエスタンデジタル(WD)と日本企業連合よりも、金額面で好条件を示す米投資ファンドと組んだ米半導体大手ブロードコムが優勢との声も上がっている。東芝は28日開催予定の株主総会に向け、「東芝メモリ」の売却先決定を急いでいる模様。

TDK(6762)

東証1部
7250円+250円

TDK(6762)が続伸し出来高も膨らませている。米系金融会社のシティグループ証券が投資判断を「3」から「1」に2段階アップするとともに、目標株価を6800円から8600円まで一気に引き上げたことが株価を刺激している。センサーなど新製品の好調でシティグループではTDKの業績予想を上方修正、今3月期営業利益は従来予想の847億円から996億円に引き上げている。なお、会社予想の営業利益予想は前期比61%減の800億円。225種銘柄で、この日は日経平均を10円押し上げる原動力となった。

コナミホールディングス(9766)

東証1部
6280円+240円

コナミホールディングス(9766)が4連騰で連日の昨年来高値更新。今週に入り上げに弾みがつき始めている。TDK(6762)と同じく225種採用銘柄で先物高に伴うインデックス買いを呼び込むとともに、ネット系の値幅取り資金も呼び込んでいる。グループ会社が、サッカー元アルゼンチン代表のマラドーナ氏と肖像権問題でトラブルを抱えていたが、一転して肖像権使用契約に至ったことも買い安心材料。ジャスダック、マザーズの両市場でゲーム株人気が持続していることも追い風として働いている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,909.26 +75.36
東証株価指数(TOPIX)(ポイント) 1,590.41 -6.68
マザーズ(ポイント) 1,117.76 -5.36
ジャスダック平均(円) 3,224.67 +2.55

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 キムラタン 8107 7 +1 40,263.0
2 トーセ 4728 1,103 +150 75.9
3 エス・サイエンス 5721 50 +6 5,053.1
4 U−NEXT 9418 1,263 +129 658
5 アークランドサービス 3085 4,100 +405 413.8

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(1000株)
1 フォーカスシステムズ 4662 1,009 -104 1,384.3
2 シーティーエス 4345 1,121 -70 123.5
3 大光 3160 1,632 -97 122.1
4 東亜建設工業 1885 2,003 -111 253.8
5 エムアップ 3661 2,222 -117 5,403.4

東証1部売買代金トップ5(売買代金:単位1000円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 90,251
2 三菱UFJFG 8306 75,147
3 ソフトバンクグループ 9984 54,780
4 三井住友FG 8316 52,791
5 三井住友FG 8316 51,601

おわりに:日銀出口論の急浮上

全市場におけるストップ高銘柄は前日7日の15銘柄から11銘柄とややトーンダウンしたが、連続ストップ高は、ビットコインのリミックスポイント(3825)と、IOT関連のアプリックス(3727)という、ともにマザーズの2銘柄にとどまり、物色の裾野は広がっているようだ。急浮上した日銀金融緩和策の解除思惑で日本の長期金利が上昇、不動産セクターが売られる展開、為替も円高となってきたことから、中古型の材料株に動ける資金はシフトしてきそう。一時、日経平均は「為替離れ」と見られる動きを今月初に見せていたが、1ドル110円台を上回る円高に向くと神経質な展開になる。

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