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日経平均大台に肉薄も伸び悩む 東芝が急落【2017年5月16日】

2017年5月16日東証相場概況

日経平均は3日ぶり反発も上値が重い展開。反発して始まった日経平均は20,000円の大台にあと1.51円に迫ったものの、決算発表の一巡、為替の高動きで買い材料に乏しく、利益確定売りが優勢となり一時マイナス圏にまで値を消した。任天堂(7974)が連日の売買代金トップで堅調に推移。トヨタ(7203)、ソフトバンク(9984)、東京エレクトロン(8035)がそろって3日ぶりに反発し、アドバンテスト(6857)は8日ぶりに切り返す。前日人気の日立(6501)も買い進まれた。決算発表を好感してブイ・テクノロジー(7717)も一段高。一方、産業再生機構が半導体会社への出資を見送る可能性が報道された東芝(6502)が急落し、全体の地合いを悪化させた。メガバンクが安く、前日ストップ高の野村不動産HD(3231)も安い。電通(4324)、日清紡HD(3105)も下落した。

ジャスダック平均、マザーズ指数はともに、小幅ながら続伸を維持した。ジャスダックではセキュリティソフトのアズジェント(4288)、マザーズではスマホ向けマンガ配信のビーグリー(3981)がそれぞれ決算発表を手掛かりに人気化している。

注目銘柄動向

ブイ・テクノロジー(7717)

東証1部
19930円+1640円

ブイ・テクノロジー(7717)が急伸し、久々に売買代金上位(第4位)に登場した。15日大引け後に発表した前2017年3月期営業利益は事前発表の増額修正値で着地したものの、今3月期の営業利益は前期比84.7%増の100億円とし2期連続の最高益見込み、また配当計画も前期比85円増の年間200円としたことが好感された。海外での有機ELディスプレー、大型液晶パネルの大規模な設備投資継続が業績好調の背景。

ジーンズメイト(7448)

東証1部
340円+80円

ジーンズメイト(7448)がストップ高で東証1部株価上昇率トップに。前2月期決算は3月31日に発表していたものの、今期は3月期への決算期変更の変則決算で業績予想を開示していなかった。これを15日大引け後に発表。今2018年3月期営業損益見通しは3億円の黒字(前期は約8億3000万円の赤字)と発表したことが好感された。同社株式は低位で値動きが軽いことから材料株となりやすく、アクティブな資金が流入しやすい修正を持っていた。

ビーグリー(3981)

ジャスダック
474円+10円

スマホ向けマンガ配信サービス「まんが王国」運営のビーグリー(3981)が急騰し15日大引け後に発表した今2017年12月期第1四半期(1-3月)経常利益は3億700万円で上期予想(1-6月)の4億8000万円に対する進捗(しんちょく)率が76.8%と高いことが好感された。新規上場からまだ上場2カ月とあって好需給をにらんだネット系のアクティブ資金を呼び込んでいる。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 19,919.82 +42.97
TOPIX(ポイント) 1,584.23 +4.23
マザーズ(ポイント) 1,070.61 +6.71
ジャスダック平均(円) 3,087.91 +9.66

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ジーンズメイト 3231 340 +80 5,679.1
2 クボテック 7709 641 +100 44,200
3 ユニデンHD 6815 212 +33 8,201.1
4 RSテクノロジーズ 3445 7,970 +1000 79.7
5 enish 3677 1,045 +109 2,600.0

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ディー・エル・イー 3686 473 -100 57,200
2 東芝 6502 230 -31.8 231,531.0
3 ペガサスミシン製造 6262 793 -108 579.2
4 ディーブイエックス 3079 1,259 -145 131.4
5 黒田電気 7517 2,094 -222 496.9

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 78,060
2 三菱UFJFG 8306 59,407
3 東芝 6502 56,794
4 ブイ・テクノロジー 7717 47,133
5 トヨタ自動車 7203 39,240

おわりに:そろそろE3が気になる頃

2万円が重い日経平均より先に、任天堂(7974)が大台3万円を回復し、連日の売買代金トップとなっている。あと一つ伸びきれていないとも感じられるが、3万円近辺での利益確定売りを消化していることを考えると相場は堅調だ。米ロスアンゼルスで6月13日(日本時間14日午前1時)から開催される世界最大のゲーム展示会イベント「E3」はあと1カ月後。大規模なプレスカンファレンスは行わないとしていた任天堂だが、米国での「Nintendo Switch」の好調が改めて材料として注目されてくる可能性がある。ソニー(6758)は先行して4000円相場の足場固めを進めている。

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