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日経平均イベント通過で大幅続伸 ソニー一段高【2017年4月24日】

2017年4月24日東証相場概況

日経平均は前週末比269円高の18,890円の続伸でスタート。寄り付き直後の289円高がこの日の最高値となり、取引時間中の値動きは高安70円幅にとどまる高値もち合いの展開となった。23日開催のフランス大統領選挙第1回投票で中道系マクロン氏と極右系のルペン氏が勝利したことを市場は好感。5月7日の決選投票ではEU残留派のマクロン氏が優勢であることから、マーケットのベストシナリオに近づき、為替が1ドル110円台の円安に振れたことも株高要因に働いた。ファーストリテイリング(9983)、任天堂(7974)、メガバンクが高く、前週末に前期業績の増額修正を発表したソニー(6758)の一段高が目立った。ソニーの増額の連想が働いたパナソニック(6752)も5日続伸し、3月2日年初来高値1292円を更新した。新ブランド立ち上げ期待で前週末にストップ高のレナウン(3606)も続騰。また、石川製作所(6208)など防衛関連株のテーマ人気が復活した。なかで、SUMCO(3436)、コマツ(6301)などが散発安となったが、全般は全面高商状で推移した。

一方、急激に主力大型株に資金シフトした影響からマザーズ指数は小幅続落となり1000ポイント大台を割り込み、ジャスダック平均も軟調。マザーズでは直近IPO銘柄とバイオベンチャー銘柄の下げが目立つ。

注目銘柄動向

ソニー(6758)

東証1部
3741円+149円

大幅続伸。集計中の前2017年3月期業績の実績見込みを上方修正したことが好感された。営業利益は2400億円から2850億円に、当期利益は260億円から730億円に引き上げられた。金融事業や半導体関連事業などのコストが想定以上に減少したことが増額の要因。また、22日付の日経新聞朝刊で今2018年3月期営業利益(米国会計基準)は5000億円程度と前期推定比で約8割増との観測記事もポジティブ材料。4月28日大引け後に決算発表と説明会が開催される予定。

JVCケンウッド(6632)

東証1部
294円+23円

かつての日本ビクターとケンウッドの経営統合会社JVCケンウッド(6632)が急伸。4月14日の年初来安値から軽快な切り返しを見せ始めている。21日大引け後に2017年3月期の通期予想の上方修正を発表したことが新規材料。営業利益は48億円から57億円、当期利益は73億円の赤字から69億円の赤字に赤字幅縮小。営業利益は市場コンセンサスを上回った。増額の要因は、オートモーティブ分野とメディアサービス分野での販売が堅調に推移したこと。株価が200円台の低位とあって幅広い資金を呼び込み、この日の出来高は前週末の約5倍となる500万株台に急増した。

石川製作所(6208)

東証1部
1460円+197円

石川製作所(6208)が急騰。4日続伸となり、豊和工業(6203)、2部の日本アビオニクス(6946)、ジャスダックの細谷火工(4274)など、一連の防衛関連銘柄の人気が復活した。細谷火工は一時ストップ高。英で最古のタブロイド紙「デーリー・メール」が「ロシア軍が北朝鮮との国境に部隊を派遣した」と前週に掲載し、米CNNは中国空軍が爆撃機に厳戒態勢を取らせていると報じるなど4月25日の「北朝鮮人民軍創建85周年の記念日」が改めて思惑材料として意識され始めている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 18,875.88 +255.13
TOPIX(ポイント) 1,503.19 +14.61
マザーズ(ポイント) 988.29 -20.35
ジャスダック平均(円) 2,920.46 -5.54

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 パナホーム 1924 1,229 +198 4,315.0
2 池上通信機 6771 164 +24 47,058.0
3 キムラタン 8107 8 +1 53,909.0
4 石川製作所 6208 1,421 +158 4,612.3
5 ダイキアクシス 4245 1,910 +199 204.5

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 ランド 8918 16 -2 13,761.3
2 ルック 8029 207 -21 8,882.0
3 サンデンホールディング 6444 317 -29 5,057.0
4 ダブル・スコープ 6619 1,476 -98 1,230.2
5 東京製鐵 5423 811 -50 5,339.2

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 52,075
2 ソフトバンクグループ 9984 47,980
3 ソニー 6758 46,231
4 三菱UFJFG 8306 42,584
5 レナウン 3606 40,292

おわりに:2つのTOBの明暗

全面高商状の中で話題性はややかき消された感があるが、2つのTOB(株式公開買付)が佳境を迎えている。1つは独立系電子部品商社のソレキア(9867)。佐々木ベジ氏とTOB価格の引き上げ合戦となっていた富士通 (6702)がTOB価格を5000に据え置くことを発表。これで現状では佐々木ベジ氏のTOB価格が300円富士通よりも上回ることになる。ソレキアの株価は一時5000円割れまで急落した。TOBの結果は不透明となってきた。

もう一つは、急騰したパナホーム(1924)。昨年12月20日に発表済みのパナソニック(6752)との株式交換契約を一旦、合意解約。そのうえで、パナソニックによるTOBに賛同を表明すると21日に発表した。買い付け期間は4月28日から6月13日で、TOB価格は1株1200円。これにサヤ寄せする形で株価は急騰した。昨年、親会社のパナソニックによる完全子会社化が発表されていたが、その後、任天堂にモバイル進出を進言した経緯がある物言う株主である香港のヘッジファンド「オアシスマネジメント」が、TOB条件の評価が低いと抗議書簡を送っていた。結果的に、パナソニック側が折れた形に見える。なお、パナホームは上場廃止予定。こちらは株価を見る限り「円満」決着となりそうだ。

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