株の教科書.com

0

日経平均続伸ながら上値重い ソフトバンク6日ぶり反発【2017年4月18日】

2017年4月18日東証相場概況

日経平均は小幅続伸。ムニューシン米財務長官によるドル高容認発言を受けたドル高・円安とNYダウの4日ぶり反発を好感して朝方に一時192円高の18,547円まで上昇。しかし、その後は買いが続かず失速した。23日にフランス大統領選挙第1回目投票(第2回は5月9日)、25日に朝鮮人民軍創設記念日を控えて、買いの手が伸びにくい状況。取引時間中に円高傾向となったこともネガティブに働いた。前日17日の東証1部出来高が3月13日以来の14億株台に落ち込み、この日も低水準で市場エネルギーは減退している。

売買代金上位では任天堂(7974)が反発。一時マイナス圏に下げたものの素早く切り返す。ソフトバンク(9984)と三菱UFJFG(8306)、東芝(6502)が6日ぶりに反発した。セルフレジ・ICタグ関連のアルテック(9972)、前期業績を増額した電算(3640)、3Dクレーンゲーム「神の手」と期間限定コラボを発表のダイヤモンドダイニング(3073)が個別に買われた。反面、三井不動産(8801)が軟調で、前日急騰のペプチドリーム(4587)が反落。今期業績の減益見込みが報道されたマルハニチロ(1333)の急落を受けて、日本水産(1332)、極洋(1301)など水産株が軒並安。

マザーズ指数、ジャスダック平均とも反発し、なかでマザーズ指数は5営業日ぶりに1,000ポイントの大台を回復した。マザーズではゲーム開発のアカツキ(3932)、創薬ベンチャーのメドレックス(4586)が人気。この日マザーズに新規上場の旅工房(6548)は、公開価格1370円に対して3155円買い気配で終了し、初値は持ち越しとなった。

注目銘柄動向

enish(3667)

東証1部
734円+100円

enish(3667)が後場にストップ高に貼り付いた。東証1部値上がり率トップ。18日11時過ぎに、自社が手掛けるアパレルショップシミュレーションゲーム『ガルショ☆』において、ファンシーグッズの企画開発企業「カミオジャパン」(大阪市中央区)の人気キャラクター『もちもちぱんだ』とのコラボレーションキャンペーンを5月18日まで、期間限定で開始したと発表した。『もちもちぱんだ』はカミオジャパンのオリジナルキャラクターで女子小学生を中心に大人女性までファンを広げている。値ごろ感のあるゲーム株だけに、新たな手掛かりに株価は敏感に反応した。

イントラスト(7191)

マザーズ
842円+136円

家賃債務保証、不動産業務受託、介護・医療費用保証を手掛けるイントラスト(7191) が、一時150円高の856円とストップ高。18日に日本航空(9201)や双日(2768)が大株主のJALUX(2729)と医療費用保証分野で提携し、医療費用保証商品「虹」の導入先開拓を目指すというニスリリースを発表したことが材料。JALUXは空港・航空関連事業の他、介護などシニア事業も展開しており、そのネットワークを活用する。医療費用保証商品「虹」は、入院患者から保証料を受領し、イントラストが連帯保証人となることで入院費用を滞納した場合でもイントラストが医療機関に立て替える。医療機関の医療費未収金問題の解決になり、大学病院での採用が相次いでいた。

シャープ(6753)

東証2部
390円+22円

シャープ(6753)が思惑買いから続騰した。日本経済新聞電子版が午後に入り、親会社である台湾の鴻海精密工業が、東芝(6502)の半導体メモリー事業の買収にあたってシャープを何らかの形で参加させることを検討していると報じた。鴻海はソフトバンクグループ(9984)や米アップルなどに協力を要請するなど活発に動いている。シャープの株価は3日高値504円から11日安値フシ350円まで急落していただけに、リバウンドに弾みがついている。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 18,418.59 +63.33
TOPIX(ポイント) 1,471.53 +5.84
マザーズ(ポイント) 1,002.96 +11.24
ジャスダック平均(円) 2.895.54 +33.19

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 enish 3667 734 +100 3,474.3
2 澤藤電機 6901 605 +65 1,294.0
3 北の達人コーポレーション 2930 879 +83 2,630.5
4 ダイヤモンドダイニング 3073 1,661 +153 106.5
5 アルテック 9972 212 +19 7,857.6

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 コード 株価 前日比(円) 出来高(千株)
1 マルハニチロ 1333 2,996 -284 1,661.3
2 ローツェ 6323 2,403 -168 1,916.4
3 日本電子材料 6855 630 -35 191.7
4 ランド 8918 19 -1 7,738.6
5 GMOペイメント 3769 4,835 -205 490.7

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 コード 出来高
1 任天堂 7974 57,638
2 三菱UFJFG 8306 45,015
3 ソフトバンクグループ 9984 39,173
4 トヨタ自動車 7203 34,881
5 三井住友FG 8316 25,005

おわりに:新相場テーマ「セルフレジ・ICタグ関連」浮上

セブン&アイHD(3382)のセブン-イレブンなどコンビニ大手5社は共同で2025年までにセルフレジを国内の全店舗に導入すると18日付日経新聞が報じて、関連株が軒並み高となった。取扱い全商品にICタグが貼り付けられ、消費者はカゴや袋に入れたまま専用台に置くだけで瞬時に会計できるシステムで、一部のスーパーで導入されている1商品ずつバーコード端末に読み取らせるレジとも違う。経済産業省も共同で「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を進めている。ICタグを強化中のカーディナル(7855) はストップ高買い気配。アルテック(9972)、東芝テック(6588) 、富士通フロンテック(6945) 、サトーホールディングス(6287) 、オプトエレクトロニクス(6664) 、フライトホールディングス(3753) など、POSシステムやICチップ関連銘柄が上昇。ただ、朝方の買い一巡後は、上げ幅を縮小する銘柄もある。なお、無線機能が付いたICタグを利用したシステムの総称を「RFID」といい、アパレル分野や万引き防止で活用が進んでいる。大日本印刷(7912)、ジーエルサイエンス(7705)、マースエンジニアリング(6419)、高千穂交易(2676)が実績を持っている。

株式投資に関する情報サイトです。コラム、企業発表、東証有望銘柄、株のきほん、株価チャート入門、株価材料、株式市場の話題、株式週間展望、相場格言などの情報を掲載しています。
総合評価
(0)
Pocket