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日経平均反発 インデックス買い流入で持ち直す【2017年4月5日】

堅調に始まった日経平均は、一時先物安からマイナスに転じたものの、後場中盤から先物型に絡む新デックス買いが入り反発して終えた。北朝鮮による5日午前のミサイル発射の影響は限定的だったものの、NY株高や円高一服を好感した買い戻しが一巡すると、後場寄りは買い手掛かりに欠け、売り優勢の展開になった。その後、インデックス買いがソフトバンク(9984)、ファナック(6954)など値がさ株中心に流入し指数を押し上げた。売買代金上位は高安マチマチ。NTT(9432)、信越化学(4063)が高く、東芝(6502)も3日ぶりに反発。キヤノン(7751)が引き戻した。任天堂(7974)も堅調。

反面、三菱UFJFG(8306)と日産自動車(7201)が6日続落となるなどメガバンク、自動車株が安い。東証1部は値上がり銘柄数730に対して値下がり銘柄数1154と下落銘柄のほうが多い。出来高も18億株にとどまった。

一方、2部指数は続落、ジャスダック平均も3日続落となったものの、マザーズ指数は後場に入り巻き返して3日ぶりに反発。マザーズではオロ(3983)、ファイズ(9325)、ユーザーローカル(3984)など直近上場銘柄が高い。ジャスダックではフルヤ金属(7826)が連騰。新興市場では個別株物色が継続している。

注目銘柄動向

東洋電機製造(6505)

東証1部
2068円+400円

東洋電機製造がストップ高。5日、東京大学大学院の研究グループと日本精工(6471)とともに、自動車のホイール内部に駆動モーターを配置し走行する電気自動車(EV)に、道路に敷設したコイルからワイヤレスで給電する実車走行に、世界で初めて成功したと発表した。バッテリーの搭載が必要最小限になるほか、EVの航続距離の課題解決にもつながるメリットがある。反面、日本精工は朝高からマイナスに転じる。

スリー・ディー・マトリックス(7777)

ジャスダック
797円+84円

4日大引け後に今4月期営業・経常損益について、赤字幅縮小を発表。同時に吸収性局所止血材の中国でのライセンス許諾契約締結を同時発表したことが材料視された。中国は、医療機器分野で年平均約22.5%の成長率で拡大し、外科手術の件数も年平均約11%の成長を続けている。現時点での止血材市場も約200億円以上と推定され、今後も手術件数の拡大に伴い成長が見込まれる市場と会社側は期待している。

夢展望(3185)

マザーズ
920円+170円

レディスファッション通販企業。ストップ高比例配分が3営業日続いたことから、本日から東証は制限値幅(上限)300円に拡大した。前場に、それでもストップ高となる300円高の1050円をマーク。その後は株価4ケタ乗せによる目先の目標達成観もあり、荒い値動きの中で利食い売りも増えてきた。親会社RIZAPグループとの協業による、業績回復期待が先行している。

主要株価指数

大引け 前日比
日経平均(円) 18,861.27 + 51.02
TOPIX(ポイント) 1,504.66 + 0.12
マザーズ(ポイント) 1,036.00 + 6.94
ジャスダック平均(円) 2,971.92 6.15

ランキング情報

東証1部株価上昇率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 株価 前日比 出来高
1 東洋電機製造 2068 400 274,100
2 ツガミ 816 45 2,724,000
3 gumi 1098 56 952,100
4 Hamee 1093 55 362,600
5 日清オイリオ 682 34 1,455,000

東証1部株価下落率トップ5(株価単位は円、出来高は株)

順位 銘柄 株価 前日比 出来高
1 北の達人 747 -87 1,955,700
2 いであ 1169 -91 223,200
3 アクセル 751 -53 100,800
4 アイロムグループ 1362 -91 213,900
5 ティーライフ 1639 -98 38,100

東証1部売買代金トップ5  (売買代金:単位千円)

順位 銘柄 株価 前日比 出来高
1 任天堂 26,090 35 51,253,714
2 三菱UFJFG 676.8 -6.5 49,983,820
3 トヨタ 5909 -75 45,235,232
4 ソフトバンク 7960 209 42,838,813
5 東芝 214.9 8.1 30,977,157

おわりに:アスクル3000円割れ

アスクル(2678)といえば、先に物流センター埼玉の大火災があった企業。そのアスクルが大引け後に今5月期第3四半期決算を発表し、火災による特別損失101億4500万円の計上、業績下方修正を発表した。当期純利益は、保険金の受取額等が未定で、火災による損失額が確定できないために、配当とともに未定としている。しかし、営業利益は95億円予想から80億円と意外と小幅な修正にとどまった。株価は5日、33円安の2992円と2016年2月以来の3000円割れ。悪材料を先行して織り込んだ形だが、明日以降の株価の動きが注目される。

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