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ウェルビー【6556】

  • ウェルビーが10月5日、マザーズに新規上場
  • 障害者支援・福祉サービスを展開
上場市場 マザーズ
予想価格2,580円
上場日2017年10月05日
天野秀夫
天野秀夫
ウェルビー(6556)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力3

ウェルビーが10月5日、マザーズに新規上場/障害者支援・福祉サービスを展開

ウェルビー(6556)は、障害者向けの福祉サービスを一貫して手掛け、2011年の創業当初から就労移行支援事業、障害児に対する療育事業にも注力。就労移行支援の事業拠点は、2017年7月末現在で15都道府県56カ所に拡大していています。

事業の特徴は、障害を持つ児童から成人まで「すき間」のない支援体制を構築していて、主に「就労移行支援」事業と「療育」事業を展開しています。

「就労移行支援」事業は全国拠点の「ウェルビー」で対応。一般就労を希望する原則18歳以上65歳未満の障害や難病を持つ人を対象に、職業訓練を実施。企業から求められるパソコン操作や電話受付などビジネスマナーの習得を支援するほか、応募書類の作成や面接についても指導する。就職後についてもサポートを継続することで職場定着率の向上を図り、障害者の自立を支援しています。

もう一方の柱である「療育」事業は、発達障害を持つ未就学児を対象とした「ハビー」と呼ばれる10拠点、小中高生が放課後や長期休暇中に利用する「ハビープラス」3拠点を展開して、児童・生徒の「個性」に応じた成長を支援。

会社側は新規上場による調達資金を、新規拠点の開設、認知度向上のための広告宣伝費に充当することを表明。今21018年3月期に4拠点、来2019年3月期と2020年3月期にはそれぞれ13拠点の新設を打ち出しています。国の支援や地方自治体のニーズは強く、拠点数の拡大がストレートに企業成長に繋がりそうです。

ウェルビー(6556)の基本情報

企業名ウェルビー株式会社
会社URLhttp://www.welbe.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (6556)
上場予定日2017年10月05日
業種 サービス業
事業内容就労移行支援、児童発達支援、放課後等デイサービス等、の障害福祉サービス事業
本社所在地東京都千代田区神田佐久間町二丁目15番地(実際業務は、千代田三崎町二丁目4番1号)
社長大田誠
設立年月2011年12月01日
決算期3月末
上場前資本金31,600千円

初値予想

想定価格 2,580円
仮条件 2,400円〜 2,580円
公開価格 2,580円
初値予想 2,800円

初値予想と上場後の見込み

上場日の10月5日はMS&Consulting、大阪油化工業と3社同時上場の集中日。さらに、同時上場の2社よりも公開価格は高く資金吸収額も56億7000万円規模と最も大きく、需給的な荷もたれ感があります。資金吸収額で見てマザーズでは大型案件の部類に入ります。

類似銘柄はズバリLITALICO(6187)となります。当時、資金吸収額17億円で2016年3月14日にマザーズに新規上場したLITALICO(リタリコ)の初値は、公開価格1000円に対して初値1880円と約1.8倍超でした。初値は穏健なものとなりそうです。しかし、LITALICO(6187)は上場1年後の今年3月17日に東証1部に指定替えされています。むしろ、上場後に緩やかながらも上昇波動を描く期待が大きいです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-09-19〜 2017-09-25
当選発表(公開価格決定)日 2017-09-26
購入申込期間 2017-09-27〜 2017-10-02

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 250,000
売出株数(OAを含む) 1,946,500
当選株合計 2,196,500

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事のみずほ証券に割当率は偏っており、やはり、みずほ証券が当選に当たっては有利でしょう。みずほ証券はこの後に、10月25日上場の高齢者向け配食サービスのシルバーライフの主幹事も務めています。意外性では、割当株数はすくないですが、SMBCフレンド証券でしょう。この中では口座数は比較的少なく、来年1月にはSMBC日興証券との経営統合を控えています。

初値および上場後も「買い」スタンス 1、2年の中長期投資にも最適

マザーズでは大型上場の部類に入り、さらに3社同時上場とあって5日上場日の初値は穏健なものになる可能性があります。

ただ、初値が公開価格を割り込むような事態は考えられません。むしろ、同社株の場合は、上場後の投資(セカンダリー)に妙味があります。

障害者支援という事業の特性上、機関投資家も積極的に組み入れやすいためです。類似企業のLITALICO(6187)のPER、PBRなどを意識して株価は収斂してくる可能性がありますが、LITALICOと同様に東証1部指定を早期に実現する期待も大きい企業です。このあたりが株価のプレミアとして働くでしょう。

あとは企業サイドのIR姿勢と株主還元姿勢が株価に影響してきます。

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