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トレードワークス【3997】

  • トレードワークスが11月29日、JASDAQに新規上場
  • 証券会社向け取引システム開発で先駆
上場市場 JASDAQ
予想価格2,000円
上場日2017年11月29日
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天野秀夫
天野秀夫
トレードワークス(3997)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力4

トレードワークスが11月29日、JASDAQに新規上場/証券会社向け取引システム開発で先駆

トレードワークス(3997)が11月29日、JASDAQスタンダードに新規上場する。同社は、インターネット取り引きの黎明期である1999年に設立され、証券、FX(外国為替証拠金取引)、投資顧問など金融業界向けのシステム開発を手掛けている。

セグメントは「証券システム」「FX(外国為替証拠金取引)システム」「セキュリティ診断」の3事業に分かれる。主力製品は、証券会社の投資家向けインターネット取引システム対応の「Trade Agent」、東京証券取引所から認定の証券取引所売買端末「Mars Web」証券会社の高機能ディーリングシステム「Athena」、相場操縦やインサイダー取引といった不公正な取引を監視する「MTS」がある。

主力システムの「Trade Agent」は株式・先物オプション・投信・債券などの金融商品に対応し、パソコン、スマートフォン、タブレットの各対応チャンネルに適応している。特に、売上高の約8割を占める証券会社向に実績を持ち、導入実績は約40社に上る。カブドットコム証券、エイチ・エス証券、日産証券などが直近の大口受注先となっている。

今2017年12月期第2四半期(単独)業績は、売上高6億6400万円、営業利益1億5500万円、経常利益1億5300万円を計上し、この、営業・経常の各利益は前期の年間利益に相当、通期業績予想に対して高い進捗率をみている。今回の上場で調達した資金は、借入金返済、人材採用・育成、業務効率化システムへの投資などに充当する予定だ。

トレードワークス(3997)の基本情報

企業名株式会社トレードワークス
会社URLhttp://www.tworks.co.jp
証券コード・市場 JASDAQ (3997)
上場予定日2017年11月29日
業種 情報・通信業
事業内容証券システム開発事業とFX(外国為替証拠金取引)システム事業
本社所在地東京都千代田区一番町4番6号一番町中央ビル
社長浅見勝弘
設立年月1999年01月08日
決算期12月末
上場前資本金59,600千円

事業の特徴と魅力

トレードワークスは「証券システム開発事業、FX(外国為替証拠金取引)システム事業およびセキュリティ診断事業を展開し、会社設立は1999年と意外と長い社歴を持っています。ウツミ屋、エイチ・エス、カブドットコム、立花、東洋、日産、日本アジア・アセット、三木、ヒロセ通商といった中堅の証券、アセット、FX会社に納入実績があることが特徴です。

類似対象企業のインタートレード(3747)の売上高が20億円規模で、まだ上回っていますが、近年の売上高の伸びはトレードワークスの方が勝っています。また、ブロックチェーン推進協議会の会員企業でもあります。

初値予想

想定価格 2,000円
仮条件 2,000円〜 2,200円
公開価格 0円
初値予想 5,000円

初値予想と上場後の見込み

証券会社のシステム構築関連は、人気のネット関連株の中でもさほど高人気ではありません。実際、類似企業である東証2部のインタートレード(3747)は、業績も悪く株価も低迷しています。ただ、直近の日経平均の急上昇でムードがガラリと好転していることは確かです。

想定価格で見た時価総額は20億4000万円、市場からの吸収額4億8000万円とJASDAQ上場の小型案件で、初値が飛びやすいネットセキュリティ事業を持つことがポイントです。仮条件上限価格のPERも13.5倍と穏健で、業績変化率が顕著なことから初値はかなり期待が持てそうです。また、デイトレーダーが好みそうな銘柄で上場後も商いをこなせそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-11-09〜 2017-11-15
当選発表(公開価格決定)日 2017-11-16
購入申込期間 2017-11-20〜 2017-11-24

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 200,000
売出株数(OAを含む) 41,500
当選株合計 241,500

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事証券の岡三に割当株数の8割が集中しています。証券会社のシステムを手掛けるだけあって複数の中小企業が幹事団に参加していることが特徴です。ホームページで確認する限りでは、カブドットコム、日産、エイチ・エスの3証券がトレードワークスのシステムを導入しています。

このカブドットコム証券と岡三トレードからもIPOの申込みが可能となっています。当選本数は2100本と非常に少なく、かなり当たりにくい銘柄と考えておいたほうが良さそうです。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事岡三証券80.00%168,0001,680
幹事三菱UFJモルガン証券5.00%10,500105
三木証券4.00%8,40084
日産証券3.00%6,30063
エイチ・エス証券2.00%4,20042
SBI証券2.00%4,20042
東洋証券2.00%4,20042
岩井コスモ証券1.00%2,10021
みずほ証券1.00%2,10021

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
浅見勝弘42.19%上場から180日間
TW従業員持株会14.35%
カブドットコム証券10.87%上場から180日間
市川俊雄6.52%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
スペース・ソルバ㈱5.98%上場から180日間
三木証券㈱5.44%上場から180日間
日産証券㈱3.26%
松葉裕司1.63%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
中川秀夫1.09%上場から180日間
徳島直哉1.09%

市場の盛り上がり追い風

トレードワークスのIPO日は単独上場ですが、前日に3社同時上場(幸和製作所、ポエック、クックビズ)があり、このうち1銘柄が初値持ち越しとなれば、事実上の複数上場となり、初値がついた後の資金分散につながります。ただ、上場発表時と比べて相場が盛り上がっており、セキュリティ関関連銘柄は初値が飛びやすい傾向があります。積極的な参加でいいでしょう。

また、業績の変化率が高いことも同社の特徴です。年明けにも、もう一度決算発表前に注目される場面があるでしょう。

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