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テクノスデータサイエンス・エンジニアリング【7046】

  • テクノスデータサイエンス・エンジニアリングが12月18日、マザーズに新規上場
  • ビッグデータ・AIを活用したソリューション企業
上場市場 マザーズ
予想価格2,900円
上場日2018年12月18日
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天野秀夫
天野秀夫
テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)のサムネイル
初値期待度5
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力4

テクノスデータサイエンス・エンジニアリングが12月18日、マザーズに新規上場/ビッグデータ・AIを活用したソリューション企業

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)が12月18日、東証マザーズに新規上場する。東証1部のテクノスジャパン(3666)の完全子会社として、2013年10月17日に設立され、早稲田大学とビッグデータ活用研究で産学連携がスタートした。

AI技術をコアバリューとするデータサイエンティストや、様々な業界・業務に精通した知識及びビッグデータ活用技術を保有するエンジニアをはじめとするプロフェッショナル集団で、デジタルイノベーションを推進し、データ経営を目指す企業の業務改革や新事業創造を支援している。

2014年には早稲田大学、医薬化粧品大手のクラシエ社と共同で「クラシエ社ヘアケア・スキンケア商品関連データ」の解析を実践、2015年には統計アルゴリズムを活用した独自のAI製品「scorobo」の販売を開始した。

2016年にはフィスコ(3807)とフィンテック分野で業務提携を結び、AI製品による銘柄選択レポート、経済指標予測AIの提供を開始とAI分野での実績を積み重ねてきた。 2017年にはNTTデータ(9613)、あいおいニッセイ同和損害保険が資本参加し、AIビジネス拡大に向けた資本業務提携を締結している。

2019年3月期の業績は、売上高が前期比32.6%増の13.5億円、経常利益が同55.0%増の1.6億円と増収増益の見通し。通期計画に対する第2四半期(4-9月)末時点における進捗率は、売上高で47.6%、経常利益で63.1%となっている。

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)の基本情報

企業名テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社
会社URLhttps://www.tdse.jp/
証券コード・市場 マザーズ (7046)
上場予定日2018年12月18日
業種 サービス業
事業内容ビッグデータ・人工知能(AI)を活用したソリューション提供及びAI製品(AIモジュールを含む)の提供
本社所在地東京都新宿区西新宿3-20-2
社長城谷直彦
設立年月2013年10月17日
決算期3月末
上場前資本金553,500千円

事業の特徴と魅力

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)は、素粒子・宇宙物理・航空工学研究所などに所属経験のある多彩なデータサイエンティストや、幅広い業界出身者でビッグデータ活用技術を保有するエンジニアが他数在籍していることが特徴です。

また、東京電力パワーグリッド社とディープラーニング(深層学習)技術を活用した架空送電線診断システムの共同開発を推進するなど、多彩な業種企業とのアライアンスに積極的なことも特徴であり、また収益に直結するビジネスモデルとなっています。

初値予想

想定価格 2,900円
仮条件 2,900円〜 3,200円
公開価格
初値予想 7,000円

初値予想と上場後の見込み

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)の想定価格2900円から試算した想定時価総額は63.8億円、市場からの資金吸収額は17.9億円で東証マザーズ上場の中型案件となります。需給的には軽量の銘柄ではありませんが、市場人気が極めて高いビッグデータ・AI(人工知能)関連ビジネスが主力事業とあって、初値が高騰する条件を揃えています。

同日に田中建設工業(1450)が上場するものの、人気度は同社株が勝っているので問題はないでしょう。また、18日の当日に商いは設立せず、初値形成は19日に持ち越される可能性があります。19日にはソフトバンク(9434)の上場が控えていますが、むしろ適度なブレーキ役となりそうです。

初値高騰の反動が懸念されますが、年末年始は値幅取りの資金をひきつけて乱高下することが予想されます。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-12-03〜 2018-12-07
当選発表(公開価格決定)日 2018-12-10
購入申込期間 2018-12-11〜 2018-12-14

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 190,000
売出株数(OAを含む) 426,000
当選株合計 616,000

おすすめのネット証券

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)の主幹事はいちよし。今年初の主幹事で昨年12月18日にIPOしたナレッジスイート(3999)以来の主幹事です。いちよしは昨年、ナレッジスイートのほか、サインポスト(3996)、SKIYAKI(3995)の主幹事を務めて、いずれも好パフォーマンスを発揮しています。

大株主は親会社のテクノスジャパン(3666)で、NTTデータ(9613)が第3位大株主に就いています。ロックアップは主要大株主に、解除条項なしで180日間と長くしっかりと掛かっています。大株主にベンチャーキャピタルはいません。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事いちよし証券76.57%471,7004,717
幹事大和証券15.65%96,400964
みずほ証券2.60%16,000160
SBI証券2.60%16,000160
極東証券0.86%5,30053
マネックス証券0.86%5,30053
エース証券0.86%5,30053

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
㈱テクノスジャパン43.33%上場日から180日間
城谷 直彦8.60%上場日から180日間
㈱エヌ・ティ・ティ・データ8.60%
あいおいニッセイ同和損害保険㈱8.60%
城谷 紀子4.30%上場日から180日間
奥出 聡4.30%
テクノスデータサイエンス・エンジニアリング従業員持株会3.98%
野池 清文3.23%上場日から180日間
白井 孝秀3.23%上場日から180日間
佐藤 晃1.08%上場日から180日間

データサイエンティスト集団企業として注目

上場企業の子会社上場は一般的に人気薄ですが、AIビジネスをストレートに展開する企業として、その懸念は必要ないでしょう。あえて同じ親子上場となるソフトバンクIPOの翌日に登場するスケジュールも意味深です。

データサイエンティストと呼ばれる大量のデーを分析し、そこからビジネス的価値を生み出す役割を担う専門職人材を多数抱えているAI企業であることが同社の魅力です。AIモジュールを顧客企業に提供し使用料、運用保守料を受け取るストック型ビジネスを展開し、業績の変化率もここから期待できます。

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