初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

スポーツフィールド【7080】

  • スポーツフィールドが12月26日、マザーズに新規上場
  • スポーツ人財の採用支援ビジネスを推進
上場市場 マザーズ
予想価格2,650円
上場日2019年12月26日
天野秀夫
天野秀夫
スポーツフィールド(7080)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

スポーツフィールドが12月26日、マザーズに新規上場/スポーツ人財の採用支援ビジネスを推進

スポーツフィールド(7080)が12月26日、東証マザーズに新規上場する。2010年1月5日に設立された同社は、スポーツ人材の採用支援サービス「スポナビ」「スポナビキャリア」など、スポーツ人材に特化した採用支援事業を展開している。その内容は、新卒者向け「イベント事業」、新卒者向け「人材紹介事業」、既卒者向け「人材紹介事業」に分類される。

新卒者向けイベント事では、スポーツ人材の採用に興味がある企業とスポーツ人材が一堂に会し、採用活動の最初の接点を持つことができるイベントを全国規模で開催することで、スポーツ人材に機会を提供している。2019年3月に開催した「スポナビ合同就職セミナー」は、全国9カ所での出展企業数が延べ430社、参加体育会学生数が延べ6100名超となった。

新卒者向けの人材紹介事業では、2020年3月卒業生において5300名以上の学生を770社以上の企業に紹介(数値はユニーク数)している。

今2019年12月期業績は、売上高19.4億円(前期比28.3%増)、経常利益2億円(同79.1%増)と変化率を伴った増収増益見通しとなっている。第3四半期末時点の経常利益は3.3億円に達しており、通期計画をすでに上回っている。なお、同社の第4四半期(10-12月期)は新卒採用マーケットが閑散期にあたることから、例年損益的には赤字となる季節習性がある。

スポーツフィールド(7080)の基本情報

企業名スポーツフィールド
会社URLhttps://www.sports-f.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (7080)
上場予定日2019年12月26日
業種 サービス業
事業内容スポーツ人財の採用支援「スポナビ」「スポナビキャリア」等、スポーツ人財に特化した採用支援事業
本社所在地東京都新宿区市谷本村町3-29 FORECAST市ヶ谷4F
社長篠﨑克志
設立年月2010年01月05日
決算期12月末
上場前資本金10,300千円

事業の特徴と魅力

体育会学生や引退したプロおよびアマチュアアスリートに特化した人材採用支援サービスを提供していることがスポーツフィールド(7080)の特徴です。

2019年3月に全国9箇所で開催した「スポナビ合同就職セミナー」では出展企業数が延べ430社、参加体育会系の学生数は延べ6100名超を記録しています。2020年3月の新卒では5300名以上の学生を770社以上の企業に紹介するなど実績を実績を積み重ねています。体育会学生の就職支援サービスは、安定した求職者の確保ができており、業績も好調に推移しています。

初値予想

想定価格 2,650円
仮条件 2,570円〜 2,730円
公開価格 2,730円
初値予想 3,300円

初値予想と上場後の見込み

スポーツ人財の採用支援サービスを展開するスポーツフィールド(7080)の想定価格2650円から試算した想定時価総額は23.4億円、市場からの資金吸収額は9.2億円で、マザーズ上場の小型案件となります。需給的に荷もたれ感はなく、大株主にも価格解除条項のないロックアップがしっかりと掛かっています。また、業績も伸びているので、まずまずの初値が付きそうです。

ただ、スポーツ分野に特化しているとはいうものの人材紹介事業に新規性はありません。また、上場1カ月で下方修正したトゥエンティーフォーセブン(7074)と同じSMBC日興証券が主幹事なので、ややイメージが低下することがネックとなっています。

上場後は東京オリンピック開催として注目される場面も増えてくるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-12-11〜 2019-12-17
当選発表(公開価格決定)日 2019-12-18
購入申込期間 2019-12-19〜 2019-12-24

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 65,600
売出株数(OAを含む) 281,400
当選株合計 347,000

おすすめのネット証券

スポーツフィールド(7080)の主幹事証券はSMBC日興証券です。このほか、幹事団には大手・準大手クラスの証券は参画しておらず、中堅証券とSBI証券松井証券マネックス証券とオンライン証券で構成されていることが特徴です。

大株主には会社関係の個人で占められており、ベンチャーキャピタルは見られません。価格の解除条項がつかないロックアップが大株主上位に180日間掛かっており、需給は絞り込まれています。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
篠﨑克志35.40%上場日から180日間
加地正18.16%上場日から180日間
森本翔太18.16%上場日から180日間
伊地知和義18.16%上場日から180日間
永井淳平3.18%上場日から180日間
北川雅人1.34%上場日から180日間
山本憲司0.45%上場日から180日間
佐野浩太郎0.42%上場日から90日間
岡村芳明0.33%上場日から90日間
小西秀人0.22%上場日から90日間

業績

売上高(千円)経常利益当期利益1株当たりの純利益純資産額1株当たり純資産額配当(円)自己資本比率自己資本利益率
2016年12月期(実績)670,054-490-1,875-2.3421,45026.810.005.9-
2017年12月期(実績)1,106,72760,17141,03150.2859,39672.790.0014.2100.6
2018年12月期(実績)1,516,370113,91672,80989.23132,20575.820.0018.076.0
2019年12月期(予想)1,946,000204,000127,000155.040.000.000.00.0

上場企業の社名でスポーツが付くのは同社ともう1社のみ

スポーツフィールド(7080)は2019年最後のIPOとなります。年初の第1号銘柄は「ご祝儀商い」的な人気が盛り上がる傾向がありますが、最後の銘柄はこうしたジンクスは残念ながらありません。

さて、意外ですが社名にスポーツが付く上場企業はフィットネスのセントラルスポーツ(4801)しか現状では見当たりません。2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック関連として注目されやすくなりそうです。

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。