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ソフトバンク株式会社【9434】

  • ソフトバンクが12月19日、東証1部に新規上場
  • 「SoftBank」ブランドを展開する大手通信キャリア
上場市場 東証一部
予想価格1,500円
上場日2018年12月19日
天野秀夫
天野秀夫
ソフトバンク株式会社(9434)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性5
事業成長性3
事業収益力3

ソフトバンクが12月19日、東証1部に新規上場/「SoftBank」ブランドを展開する大手通信キャリア

ソフトバンク(9434)が12月19日に、東証1部に新規上場する。1986年12月9日に設立された鉄道通信(元・日本テレコム)を前身に持ち、通信業界再編の中、ボーダフォンを経て2004年7月に日本テレコムがソフトバンクグループの傘下に入った。

持株会社ソフトバンクグルーブ(9984)の子会社で、移動通信事業、固定通信事業、ICT(情報通信技術)ソリューションの事業を展開する通信会社で国内携帯電話ではドコモ、auに続く第3位の規模を持つ。主力ブランド「SoftBank」のほか、サブブランド「Y!mobile」、MVNOブランド「LINEモバイル」を展開している。

事業セグメント的には、「コンシューマ事業」「法人事業」「流通事業」「その他事業」に大別され、「コンシューマ事業」は日本国内で個人客に対して移動通信サービス(付随する携帯端末の販売を含む)、ブロードバンドサービス等の通信サービスを提供、「法人事業」では、法人に対して、移動通信サービス、ネットワーク・VPNサービス、クラウドサービス、固定電話サービス、AI、IoT、デジタルマーケティング、セキュリティ等のサービスを提供している。

「流通事業」では、ソフトウエアの卸販売を行い、「その他事業」では、決済代行サービス、スマートフォンの専業証券、パブリッククラウドサービスの設計・開発事業、オンラインビジネスソリューションおよびサービスの提供、デジタルメディア・デジタルコンテンツの企画・制作を展開している。

同社は、中長期の成長戦略として「Beyond Carrier」を策定している。通信事業の顧客基盤を拡大しつつ、その基盤を活かし、サービス・コンテンツの拡充や新たな領域へ事業を拡大する意向だ。特に、シェアリングエコノミーに係る領域や、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など先端技術を活用した領域等に注力している。

今2019年3月期の業績は、売上高が前期比4.3%増の3兆7000億円、営業利益が同9%増の7000億円と増収増益の見通しだ。

ソフトバンク株式会社(9434)の基本情報

企業名ソフトバンク株式会社
会社URLhttps://www.softbank.jp/corp/
証券コード・市場 東証一部 (9434)
上場予定日2018年12月19日
業種 情報・通信業
事業内容移動・固定通信事業及びICTソリューション事業の提供
本社所在地東京都港区東新橋1-9-1
社長宮内謙
設立年月1986年12月09日
決算期3月末
上場前資本金204,309,316千円

事業の特徴と魅力

日本の携帯メガキャリアの一角を占め、携帯事業の「SoftBank」は高いブランド力を擁しています。ウィルコムを吸収したイー・アクセスを源流とする「Y!mobile」をサブブランドにもつほか、MVNOでは「LINEモバイル」を展開しています。

ホンダ(7267)とAI分野で共同研究、スマホ向けオンライン証券会社「One Tap BUY」へ出資、パーソナルロボット「Pepper」の販売、Tポイント・ジャパンに資本参加など、携帯電話事業以外のAIやIoT、シェアリングエコノミーといった先端領域にも進出していることが特徴です。

初値予想

想定価格 1,500円
仮条件 1,500円〜 1,500円
公開価格
初値予想 1,650円

初値予想と上場後の見込み

ソフトバンク(9434)のブックビルディング仮条件は想定価格と同じ1500円の「一本値」となりました。仮条件が一本値となったのは今のIPO制度がスタートして初のケースです。

今回のIPOは市場からの資金調達が26.4兆円と過去最大のIPOであること、公開株は親会社のソフトバンクグループ(9984)の売出しのみであることから、初値は公開価格から大きく乖離することは、まず無いと見られています。

一方、抜群の知名度と来期以降は当期利益に対する連結配当性向85%程度を目指す方針から配当利回りは4%程度なることで個人投資家の資金はそこそこ集まりそうです。初値は穏健な形成となるでしょう。

上場後はTOPIXへの組入(2019年1月30日終値)に伴う機関投資家の買い需要を始め、日経平均、MSCI等への構成銘柄組入思惑などが働きます。また、生損保や事業法人などの政策的な買いも見込まれ、上場後の株価パフォーマンスに期待が持てます。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-12-03〜 2018-12-07
当選発表(公開価格決定)日 2018-12-10
購入申込期間 2018-12-11〜 2018-12-14

IPO当選株数
※単位は株

公募株数
売出株数(OAを含む) 1,764,062,100
当選株合計 1,764,062,100

おすすめのネット証券

ソフトバンク(9434)の主幹事は野村、みずほ、三菱が共同主幹事を務めます。幹事団も国内大手・準大手、ネット専業がそろい「オールジャパン体制」となっています。

岡三オンライン証券、カブドットコム証券からの申し込みが可能なほか、ソフトバンクも出資するスマホ証券「ワンタップバイ」からの申込みも可能となっています。

なお、売出し株式16億0369万3700株(オーバーアロットメント除く)のうち、1億7640万6300株が海外売出しに充当される予定です。大株主のロックアップは、親会社のソフトバンクグループのみに掛かっています。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
ソフトバンクグループジャパン(株)97.57%上場日から180日間
孫正義0.08%
宮内謙0.08%
榛葉淳0.04%
今井康之0.04%
宮川潤一0.04%
藤原和彦0.03%
久木田修一0.03%
エリック・ガン0.03%
青野史寛0.03%

通信事業以外での収益源に関心

ソフトバンク(9434)の魅力は、ブランド力を背景とした知名度と予想される配当利回りの高さにあります。

その一方で、政府サイドからはメガキャリアに対して通信料金の引き下げ圧力が掛かっており、この面での業績への影響が未知数です。人工知能やIoT、ロボット、シェアリングビジネス、自動運転などでどの程度稼げるかも注目されるでしょう。

親子上場の問題も気になるところですが、東証1部時価総額ランキングでドコモ(3437)が第3位、NTT(9432)が第4位です。ソフトバンクグループ(9984)は第2位で、想定価格1500円で計算したソフトバンクの想定時価総額は7兆1807億円で11月末現在では第8位に位置します。NTTのように親子逆転があるかも注目点です。

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