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SKIYAKI【3995】

  • SKIYAKIが10月26日、東証マザーズに新規上場
  • ファンサイトビジネスのトップ企業
上場市場 マザーズ
予想価格3,400円
上場日2017年10月26日
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天野秀夫
天野秀夫
SKIYAKI(3995)のサムネイル
初値期待度5
上場後株価期待度4
上場時話題性5
事業成長性4
事業収益力4

SKIYAKIが10月26日、東証マザーズに新規上場/ファンサイトビジネスのトップ企業

SKIYAKI(3995)は、300超にのぼるアーティストやタレント、スポーツ選手などのモバイル公式ファンサイトとファンクラブ公式サイトの制作・運営、公式グッズ電子商取引サイト、電子チケットサービスなどを事業展開し、業界内での利用実績トップを自称している。「FanTech」(ファンとの新しい関係を創る)を企業コンセプトに、アーティストとファンを最新のIT技術で繋いでいる。

中心サービスであるワンストップ・ソリューションプラットフォーム「SKIYAKI EXTRA」は、オフィシャルサイト、ファンクラブ・ファンサイト、ECサイト、チケット先行販売を展開する上で必要な機能を単一の管理画面から更新可能で、自主開発としており、軌道的な対応が可能。リアルタイムなアクセス解析や、会員データ分析のほか、大手チケットプレイガイド各社との認証連携、最大37カ国語の人的翻訳サービス「Gengo」とのシステム連携、越境ECにも対応している。これら「SKIYAKI EXTRA」の導入実績は2017年7月末で、356サービス、総登録会員数118万人超に達している。

また、不正な高額転売を抑止するワンタイムQRコード認証(特許申請中)を利用した電子チケットアプリ、オンデマンド物販サービスを独自開発するほか、ビッグデータ関連事業、VR(仮想現実)配信事業、ブロックチェーン技術と最新のIT技術を積極的に取り入れている。

このほか、映画・映像制作、子会社の「ロックガレージ」で旅行・ツアー事業、持分法適用関連会社の「SKIYAKI OFFLINE」でコンサート・イベント制作事業を手掛けている。

筆頭株主はTUTAYAを運営するカルチャーコンビニエンスクラブ(CCC)。なお、米国ビルボードで1位となった「上を向いて歩こう」の海外での楽曲名「SKIYAKI」が、日本発の音楽カルチャーであることから社名の由来ともされている。

SKIYAKI(3995)の基本情報

企業名株式会社SKIYAKI (すきやき)
会社URLhttps://skiyaki.com/
証券コード・市場 マザーズ (3995)
上場予定日2017年10月26日
業種 情報・通信業
事業内容ファンクラブ・ファンサイトサービス、マーチャンダイジング、電子商取引・電池チケットサービス
本社所在地東京都渋谷区道玄坂一丁目14番6号
社長宮瀬卓也
設立年月2003年08月13日
決算期1月末
上場前資本金200,000千円

事業の特徴と魅力

SKIYAKI(3995)の会社設立は2003年となっていますが、MBOにより現在の業態と社名に変更されたのが2012年2月で、これが実質の創業といえます。そして、2013年5月のカルチャーコンビニエンスクラブ(CCC)の出資、2017年1月期に期間収益の黒字化と急成長を遂げていることが最大の特徴です。

また、事業の性質上、メディアにも取り上げられやすく、CCCグループとして「Tポイント」カードが持つビッグデータ関連事業、VR(仮想現実)配信事業への進出、ブロックチェーン技術の導入と、株式市場好みのキーワードを事業に内包していることが、大きな特徴であり魅力となっています。

初値予想

想定価格 3,400円
仮条件 3,200円〜 3,400円
公開価格
初値予想 6,800円

初値予想と上場後の見込み

以前からIPO観測があった銘柄で、久々のマザーズIT関連として初値が高騰しそうです。市場からの資金吸収額16億9000万円規模でマザーズ案件としては中型ですが、上場日は同社1社のみで需給的にはプラスです。

想定価格3400円(PER36.8倍)を上限に、仮条件下限は3200円と約6%程度下振れしましたが、公開価格は上限で決定するでしょう。機関投資家というよりも個人投資家好みの銘柄です。ただし、8月末に初値をつけたUUUM(3990)のように、初値が飛びすぎるとその後の反動安も大きくなる懸念があります。初値が公開価格の2倍以内ならば、セカンダリーでも、ひと回転が有望です。

類似対象企業としては、ファンサイトの運営としてエムアップ(3661)、芸能関連の側面でエイベックスグループ(7860)や、大株主のアミューズ(4301)が対象なります。ちなみに、2012年3月14日に新規上場したエムアップは公開価格1130円に対して約1.8倍の初値1987円でした。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-10-10〜 2017-10-16
当選発表(公開価格決定)日 2017-10-17
購入申込期間 2017-10-19〜 2017-10-24

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 160,000
売出株数(OAを含む) 337,400
当選株合計 497,400

IPO申込みにおすすめのネット証券

8月9日上場のトランザス(6696)以来で今年2銘柄目のいちよし証券の主幹事案件です。ちなみに、トランザスは公開価格の2.7倍で初値が付きました。主幹事のいちよし証券に355,100株、全体の約82%が集中しているので、やはりいちよし証券の口座が有利です。ただ、幹事団はいちよし以外の8証券に分散しています。ネット証券では完全抽選のマネックスほか、SBIがあり、岡三オンラインも申込可能です。野村、大和、SMBC日興、みずほ、三菱UFJと大手、準大手クラスが不思議と幹事団に入っていないのが特徴です。

一方、筆頭株主のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、第3位株主のアミューズ(4301)、第5位株主のレコード会社「ビーイング」(非上場)以外は、解除条項付の90日間のロックアップがかかっていますが、全体にかかるロックアップ率は低くなっています。ただし、ベンチャーキャビタルはなく、公開時の需給は強弱感が対立しています。

今年の超スター銘柄の1社、積極買い姿勢で

SKIYAKI(3995)の初値は間違いなく公開価格から大きく乖離するロケットスタートが予想されることから、IPOはズバリ「積極買い」姿勢。セカンダリーでも公開価格の2倍程度の初値だった場合、一段の値幅取りの動きが出て来る可能性が高い。話題的、株価パフォーマンス的には、9月のPKSHA(3993)、3月のユーザーローカル(3984)、力の源(3561)と並ぶ今年の「スーパースター銘柄」となりそうだ。

9月21日に会社側が開示した今1月期第2四半期(2月-7月)業績は、売上高11億9100万円、経常利益1億3700万円、四半期利益1億1500万円で、いずれも前期の年間収益に並ぶ規模となり、今期の通期予想の進捗率50%も越えている。業績的には不安感はなく、むしろ、上方修正が期待できよう。

敢えてリスクや懸念要因を上げれば、IPOの幹事団に野村、大和、SMBC日興、みずほ、三菱UFJと大手、準大手クラスの証券が幹事団に1社も入っていない背景。また、ビジネス的に華やかな舞台にあることから、IR姿勢が後ろ向きになった場合のマーケット反応がリスクとなる。

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