初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

サインポスト【3996】

  • サインポスト11月21日に東証マザーズ新規上場
  • 金融機関向けシステムサービス、無人レジ開発も推進
上場市場 マザーズ
予想価格2,200円
上場日2017年11月21日
PR
天野秀夫
天野秀夫
サインポスト(3996)のサムネイル
初値期待度5
上場後株価期待度4
上場時話題性4
事業成長性5
事業収益力4

サインポスト11月21日に東証マザーズ新規上場/金融機関向けシステムサービス、無人レジ開発も推進

サインポスト(3996)が11月21日、マザーズに新規上場する。2007年3月に創業したサインポストは、先端ICT(情報通信技術)を活用し金融機関向けにシステム開発・運営支援を展開、顧客企業のシステムに関して企画・設計から運用実行までを支援するコンサルティング事業を主力としている。地方創生の課題でもある金融インフラの整備、金融と最新テクノロジーを融合させる「フィンテック」の追い風に乗り、金融機関(銀行、クレジットカード会社、投資運用会社)と公共機関向けに絞った営業戦略を推進して、実績を積み重ねている。

サービス、製品の開発にも積極的で、機密ファイルなどを安全、確実にインターネットで送受信できる「e電子便」は6000社超に導入している。このほか、今年3月にはAI(人工知能)を搭載した「ワンダーレジ」を発表している。ワンダーレジは、ディープラーニングを応用した製品開発を国立大学法人電気通信大学との産学連携の共同開発で誕生し、、複数の商品を一つの「画像」として認識させることで、一括清算を可能としていることが特徴。コンビニエンスストアやスーパーなどの人手不足対応となるほか、顧客にとってはレジ待ち時間の短縮でメリットがある。現在、特許出願中だ。

2017年5月開催の株主総会では、定款に新たに事業目的に加えたイノベーション事業では、AIを搭載した無人レジの開発を推進している。上場にあたっての調達資金は、こうした無人レジなど新サービス・新商品の研究開発分野を中心に投入の予定だ。

サインポスト(3996)の基本情報

企業名サインポスト株式会社
会社URLhttp://www.signpost1.com
証券コード・市場 マザーズ (3996)
上場予定日2017年11月21日
業種 情報・通信業
事業内容金融・公共機関向けシステムコンサルティング、金融機関向けソリューション事業等
本社所在地東京都中央区日本橋本町四丁目12番20号
社長蒲原寧
設立年月2007年03月01日
決算期2月末
上場前資本金113,600千円

事業の特徴と魅力

金融機関向けのシステム開発会社は現状で複数上場を果たしており、この面では目新しさはありません。しかし、会社側は無人レジの開発を進めていることを大きくアピールしていることが特徴です。

その前哨戦ともいえる「ワンダーレジ」は、まだ受注実績が無いものの、導入が実現すれば、加速度的に普及が進む可能性が高い分野です。株式市場でも「無人レジ」「ICタグ関連」など人気の物色テーマとなっていることから、材料株としても注目度を高めることが予想されます。

初値予想

想定価格 2,200円
仮条件 2,000円〜 2,200円
公開価格 0円
初値予想 4,000円

初値予想と上場後の見込み

想定価格(ブックビル仮条件の上限価格)から算出の資金吸収額は約8億円とマザーズの小型案件。大株主にベンチャーキャピタルも存在しません。業績が堅調で「無人レジ」関連というテーマ性も帯びていることから人気化の条件は揃っています。さらに、21日の新規上場はサインポストの1社で、前後の新規公開スケジュールは各1週間の空白があります。そのため、短期資金を集めやすく初値は公開価格の2倍となる期待が大きいです。また、初値にこうした大幅なプレミアムが付いても上場後に上値追いとなる可能性は十分にあります。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-11-02〜 2017-11-09
当選発表(公開価格決定)日 2017-11-10
購入申込期間 2017-11-14〜 2017-11-17

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 190,000
売出株数(OAを含む) 166,500
当選株合計 356,500

IPO申込みにおすすめのネット証券

いちよし証券の主幹事案件で、かなりの前人気が予想されるので当選の難易度が高い銘柄です。ネットで申し込めるのは、ここIPOに力を入れている大和証券(副幹事)のほか、マネックス、岡三オンラインからの申し込みが可能です。また、委託幹事でむさし証券のトレジャーネットでも申し込みが可能となっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事いちよし証券75.00%232,5002,325
幹事大和証券7.00%21,700217
岡三証券5.00%15,500155
SMBCフレンド証券3.00%9,30093
エース証券2.00%6,20062
極東証券2.00%6,20062
マネックス証券2.00%6,20062
水戸証券2.00%6,20062
東洋証券2.00%6,20062

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
蒲原寧35.14%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
道しるべ㈱15.55%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
奥井裕介12.95%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
西島康隆4.44%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
太田道宏3.89%
蓮沼和彦3.89%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
武田陽三3.27%
在賀良助2.88%上場から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
小阪健雄2.53%
奥井晧夫1.56%

ブックビルは積極参加、上場後も期待大

久々に初値と上場後のセカンダリーでも期待できる銘柄が登場してきました。業績も順調に擴大しており、積極参加の姿勢を貫いて大丈夫でしょう。

無人レジの開発推進という「働き方改革」「省力化。人手不足」につながる材料を抱えていることはプラス材料です。相場全体の状況次第で21日の新規上場時に値がつかないことも覚悟しておいたほうがいいかもしれません。機関投資家も好む事業分野であることから個人、法人、運用資金と入った幅広い性格の資金を集める銘柄になりそうです。

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。