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識学【7049】

  • 識学が2月22日、マザーズに新規上場
  • 独自理論「識学」をベースとしたコンサルティング企業
上場市場 マザーズ
予想価格1,640円
上場日2019年02月22日
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天野秀夫
天野秀夫
識学(7049)のサムネイル
初値期待度5
上場後株価期待度4
上場時話題性4
事業成長性5
事業収益力3

識学が2月22日、マザーズに新規上場/独自理論「識学」をベースとしたコンサルティング企業

同社は、独自の組織運営理論「識学」を活用したマネジメント改善による組織改善を提供しているコンサルティング企業。経営層・幹部層に対するコンサルティングのほか、従業員向け研修、識学をベースとしたWEBサービスの開発、提供を行っている。2015年に設立され、昨年10月時点で、上場企業、ベンチャー企業、スポーツチーム等、累計800以上の企業、団体をサポートしてきた。

「識学」とは、人の意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や感覚の発生原因を研究した独自開発の理論。収益セグメントは「マネジメントコンサルティングサービス」と「プラットフォームサービス」に分類される。「マネジメントコンサルティングサービス」は、経営者・幹部層に対するマンツーマントレーニングサービスで、メーンのマスタートレーニングサービスは3カ月の所要期間で12コースを実施する。

「プラットフォームサービス」はWEB上で顧客の識学実践を支援するクラウドサービス。今期にスタートしたサービスで、今年1月現在122社が提供を受けている。

今2月期業績は売上高11億9400万円(前期比58.2%増)、経常利益2億2400万円(同3.23倍)、当期利益1億4600万円(同3.46倍)の大幅増収益見込み。第3四半期(3-11月)経常利益は2億200万円で通期予想に対する進捗率は90%に達している。また、今期スタートの「プラットフォームサービス」は予想に反映されていない。

識学(7049)の基本情報

企業名株式会社識学
会社URLhttps://corp.shikigaku.jp/
証券コード・市場 マザーズ (7049)
上場予定日2019年02月22日
業種 サービス業
事業内容識学を使った経営、組織コンサルティング、従業員向け研修、WEBサービスの開発。提供
本社所在地東京都品川区西五反田七丁目9番2号KDX五反田ビル4階
社長安藤広大
設立年月2015年03月05日
決算期2月末
上場前資本金25,500千円

事業の特徴と魅力

独自開発の組織運営理論「識学」を活用したコンサルティングを展開していることが最大の特徴です。顧客はベンチャー企業中心で、上場企業ではUUUM(3990)が実績企業として確認できます。また、顧客にはスポーツチームもあるが、ラグビー関係での実績があります。俳優の要潤さんをイメージキャラクターとして広告宣伝に採用していることも注目されます。

コンサルティング企業は、株式上場によっての知名度向上で、上場初年度から2、3年間は業績が拡大する傾向があることが材料となりそうです。

初値予想

想定価格 1,640円
仮条件 1,640円〜 1,800円
公開価格
初値予想 3,500円

初値予想と上場後の見込み

識学(7049)の初値は公開価格を大幅に上回ることが予想されます。(1)マザーズの小型案件、(2)主幹事がSMBC日興証券、(3)今期業績変化率が大きい、(4)事業内容がコンサルとともにWEBサービス開発、そして(5)今年最初のIPOと、人気化の要素を兼ね備えています。とくに(5)は地合いが好転するなかで大きい予想です。

ちなみに、過去数年間に第1号としてIPOした銘柄の「公開価格から初値まで」の株価上昇率を見ると、2018年のMマート(4380)は4.3倍強、2017年のシャノン(3976)は4倍超、2016年のはてな(3930)は3.7倍強、2015年のKeePer技研(6036)は48.5%強の変化率となっています。21世紀に入って、その年のIPO第1号初値が公開価格を下回ったことはありません。現状では初値4000円の声もあります。

上場後は、希少性から人気を持続しそうですが、初値が飛びすぎるとその後の調整幅も大きくなることから、臨機応変な投資スタンスが必要です。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-02-06〜 2019-02-13
当選発表(公開価格決定)日 2019-02-14
購入申込期間 2019-02-15〜 2019-02-20

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 240,000
売出株数(OAを含む) 139,500
当選株合計 379,500

おすすめのネット証券

主幹事証券は、初値が飛ぶ傾向が強いSMBC日興です。また、幹事団にはSBIマネックス楽天松井と4大ネット専業証券がそろって参加し、企業レポートを発行するエースといちよしが参画し、幹事団構成は好感される編成となっています。

一方、大株主はベクトル(6058)を除いてロックアップが掛かっています。ファンドのK&Pパートナーズ2号投資事業のみ、期間が90日で解除条項が付与されていますが、公開株式数が限られていることから、需給面での圧迫要因にはならないでしょう。なお、大株主のチェンジ(3962)はベクトルと同じく東証1部上場企業です。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
安藤 広大37.31%上場時から180日間
福冨 謙二25.95%上場時から180日間
(株)ARS16.60%上場時から180日間
K&Pパートナーズ2号投資事業10.48%上場時から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
梶山啓介1.92%上場時から180日間
(株)ベクトル1.22%
Team Energy(株)0.96%上場時から180日間
(株)五十畑0.96%上場時から180日間
REGAIN GROUP(株)0.96%上場時から180日間
(株)チェンジ0.96%上場時から180日間

会社設立から4年弱でIPO

コンサルティング企業のIPOが活発化するなか、識学の場合は今2月企業の変化率が大きな魅力となっています。経常利益は前期比3倍超で、会社設立から4年足らずでの急成長スピードは株式市場でも好感されるでしょう。知名度アップによる業績伸長が来期も十分期待できそうです。

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