初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

0

世紀【6234】

  • 世紀が2018年2月8日、東証マザーズに新規上場
  • プラスチック・ゴム射出成形合理化機器をグローバル展開
上場市場 マザーズ
予想価格 5,190円
上場日 2018年02月08日
天野秀夫
世紀(6234)のサムネイル
初値期待度 5
上場後株価期待度 3
上場時話題性 3
事業成長性 3
事業収益力 3

世紀が2018年2月8日、東証マザーズに新規上場/プラスチック・ゴム射出成形合理化機器をグローバル展開

世紀(6234)が2018年2月8日、東証マザーズに新規上場する。2018年のIPO(新規上場)としては第1号となる。世紀は、機械セクターに属し、プラスチック・ゴム射出成形機器であるホットランナー成形装置のパイオニア企業。設備投資関連のグループに属する。

1954年4月に設立された後、東海、三井物産と親会社が異動し、2005年に化学品専門商社のKISCO(当時は岸本産業)が親会社となった。2017年3月期実績で売上高の33.4%が筆頭株主KISCO社向けとなっている。川端現社長はKISCO社出身でもある。

同社発展のキッカケは、1972年にプラスチック・ゴム射出成形合理化機器としてホントランナーシステム(ランナーレスシステムとも呼ばれる)の新方式である「スピアシステム」(商品名)を発明し国内外11カ国で特許を取得して、生産販売したことにある。ランナーとは金型内で成形品の型となる空洞部までの溶接樹脂経路及び副次的に産出される固形樹脂のこと。このほか、バルブピンを空圧で駆動させるメカバルブゲートシステム、コントローラ、マニホールドなどが主要製品。その成形品は自動車、医療、家電・電子、機構・OA関係と幅広い。

また、同特徴の一つとして海外展開がある。連結子会社として、香港(中国)、フィリピン、ドイツ、中国(広東省)、メキシコに現地法人を持つ。海外代理店は中国、タイ、インドネシア、米国、韓国、台湾、イギリスにネットワークが広がっている。

今2018年3月期業績は前期比15%増収、20%経常増益の増収益予想。自動車関連向けが、中・大物成形品向けに堅調に推移し第2四半期末実績で前年同期比28.2%となっているほか、日用品向け販売が電子たばこ向け、医療機器向けはコンタクトレンズ案件がそれぞれ増加している。

「2018年1号上場」「山形県本社」「マザーズ上場」が特徴に

2018年第1号のIPO銘柄という側面だけで、初値は公開価格を大きく上回りそうです。ただ、新年第1号銘柄は、この初値急騰が需給面でのシコリとなって、上場後のパフォーマンスが悪化するという副作用が出る可能性もあります。ただ、製造業機械株ポストの銘柄にも関わらず、東証2部やジャスダックではなくて、マザーズがどういうわけか所属市場となっています。この点の理由は、目論見書などではわかりませんが、株価のプラス材料ではあります。

また、本店所在地が山形県というのも珍しい点です。山形県に本社を構える上場機械メーカーとしてはジャスダックのミクロン精密(6159)、マザーズ上場はヒューマン・メタボローム(6090)以来となります。地方企業は意外と地方特有の資金を集めて株価が堅調となる場合も見られます。

世紀(6234)の基本情報

企業名 世紀株式会社
会社URL http://www.seiki-hot.com/
証券コード・市場 マザーズ (6234)
上場予定日 2018年02月08日
業種 機械
事業内容 押出成型合理化機器「ランナーシステム」の製造販売
本社所在地 山形県米沢市万世町片子4364番地
社長 川端秀一
設立年月 1954年04月09日
決算期 3月末
上場前資本金 191,730千円

事業の特徴と魅力

射出成形用のランナーレスシステムの製造販売を手掛け、金型内に組み込まれて溶融樹脂の湯道を形成する「ホットランナーシステム」、機器の制御を行う「コントローラー」、ヒーター等の部品等を製造販売するメーカーです。設備投資関連として、主要仕向先の自動車業界の設備投資意欲が好調なのが好業績を支えています。

相場的には、足元で「電子タバコ」向けが活況なのが材料として注目される可能性があります。また、「コンタクトレンズ」向けも拡大中とのこと。中国やアジアでカラーコンタクトなどの需要が高まっていることが追い風に働いており、これらがメディアに取り上げられるとプラス材料になりそうです。

初値予想

想定価格 5,190円
仮条件
公開価格
初値予想 8,000円

初値予想と上場後の見込み

機械セクターに属する金型製造の設備投資関連として、事業面での地味さは否めないところです。市場からの資金吸収額も27億円規模で中型です。ところが、会社設立が1954年と歴史がそこそこあるにも関わらず上場市場がマザーズとなったことが追い風に働きそうです。機械セクターでは、昨年12月に上場したのヴィスコ・テクノロジーズ(6698)の株価大化け(初値は公開価格の約3倍の15,000円)も連想されることになりそうです。

そして、「今年の第1号IPO」であることが最大の注目点です。第1号デビューのIPO銘柄は、公開価格に対して初値「負け無し」のアノマリーあります。昨年までの第一号登場名柄の公開価格から初値の上昇率を見ると、2017年のシャノン(3976)は4倍、2016年のはてな(3930)は3倍、2015年のKeePer技研(6036)は49%高といったロケットスタートを切っています。

想定価格が5190円と値がさ名柄の部類に入りますが、現状の好地合いなら大きな問題にはならないでしょう。上場前の株主は親会社のKISCO社ほか、会社関係者6名の個人保有に限られ、その上場前の保有株比率は発行済株式数の2%を下回るものでしかありません。上場後も短期的な急騰場面がありそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-01-23〜 2018-01-29
当選発表(公開価格決定)日 2018-01-30
購入申込期間 2018-01-31〜 2018-02-05

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 260,200
売出株数(OAを含む) 263,500
当選株合計 523,700

おすすめのネット証券

昨年末の12月に主幹事銘柄が急増した野村証券が主幹事です。そこそこの当選本数はありますが、当たりにくい案件となるでしょう。オンラインでは、SMBC日興、SBIのほか岡三トレード、カブドットコムでの取扱が期待できます。

ロックアップは筆頭株主以外はかかっていませんが、会社関係者6名の個人大株主の保有に限られ、その上場前の保有株比率は発行済株式数の2%を下回るもので、需給的な障害とはなりません。

なお、筆頭株主のKISCOは2017年8月末、近畿財務局長に提出した有価証券報告書で、架空取引関連損失を計上したことを明らかとしています。これは、KISCOが行う取引の一部の物品について実在性に疑義を抱く事態が発生し、架空取引に基づく資金循環に巻き込まれたとの認定があったためです。世紀とは直接関係はありませんが、留意事項として留めておきましょう。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事野村証券未発表
幹事SMBC日興証券未発表
みずほ証券未発表
三菱UFJモルガン証券未発表
SBI証券未発表
岡三証券未発表
極東証券未発表

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
KISCO(株)98.27%上場日から90日間
川端秀一0.58%
田村広0.43%
丸山俊一0.29%
上杉知彦0.14%
本田好広0.14%
田中義照0.14%

「2018年1号上場」「山形県本社」「マザーズ上場」が特徴に

2018年第1号のIPO銘柄という側面だけで、初値は公開価格を大きく上回りそうです。ただ、新年第1号銘柄は、この初値急騰が需給面でのシコリとなって、上場後のパフォーマンスが悪化するという副作用が出る可能性もあります。ただ、製造業機械株ポストの銘柄にも関わらず、東証2部やジャスダックではなくて、マザーズがどういうわけか所属市場となっています。この点の理由は、目論見書などではわかりませんが、株価のプラス材料ではあります。

また、本店所在地が山形県というのも珍しい点です。山形県に本社を構える上場機械メーカーとしてはジャスダックのミクロン精密(6159)、マザーズ上場はヒューマン・メタボローム(6090)以来となります。地方企業は意外と地方特有の資金を集めて株価が堅調となる場合も見られます。

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。