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パワーソリューションズ【4450】

  • パワーソリューションズが10月1日、東証マザーズに新規上場
  • 金融機関向け業務コンサル・システム受託開発を展開
上場市場 マザーズ
予想価格1,870円
上場日2019年10月01日
天野秀夫
天野秀夫
パワーソリューションズ(4450)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度3
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

パワーソリューションズが10月1日、東証マザーズに新規上場/金融機関向け業務コンサル・システム受託開発を展開

パワーソリューションズ(4450)が10月1日、東証マザーズに新規上場する。2002年1月に設立された同社は、金融機関向けに業務コンサルティング・システム受託開発・運用保守および顧客企業からの業務アウトソーシング受託、法人向けRPAライセンス販売・導入サポートを事業化している。

事業セグメント的にはシステムインテグレーション、アウトソーシング、RPA関連サービスの3つに分類される。主力のシステムインテグレーションは、レポーティング関連システムの開発、コンプライアンス関連システムの開発、発注関連システムの開発等を展開している。

アウトソーシングは、システムインテグレーション事業の補完的な位置付けとして、付随業務の受託や人材派遣を提供している。投資信託適時開示・法定開示レポーティング、投信レポートデリバリー等が具体的な内容だ。

RPA関連サービスは、RPAソフトウェア分野のリーディングカンパニーであるUiPath社とライセンス契約し、同社のソフト販売、導入サポートを手掛けている。

今2019年12月期業績は、売上高26.6億円(前期比12.7%増)、経常利益3.1億円(同7.9%増)の増収増益見通し。通期計画に対する第2四半期(1-6月)末時点における進捗率は、経常利益ベースで67.8%となっている。RPA等の活用を含む業務プロセス最適化に対する需要増加を背景に、ユーザーからの引き合いが堅調に推移している模様だ。

パワーソリューションズ(4450)の基本情報

企業名株式会社パワーソリューションズ
会社URLhttps://www.powersolutions.co.jp
証券コード・市場 マザーズ (4450)
上場予定日2019年10月01日
業種 情報・通信業
事業内容金融機関向け業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守
本社所在地東京都千代田区大手町1-5-1
社長佐藤成信
設立年月2002年01月07日
決算期12月末
上場前資本金74,912千円

事業の特徴と魅力

パワーソリューションズ(4450)は、資産運用会社を中心とした金融機関に向けた業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスを手掛けていることが特徴です。ユーザーは金融機関が中心ですが、顧客基盤の拡大のために、一般企業向けUiPath社のRPAソフトウェア販売を手掛かりとしています。

なお、UiPath社のRPAソフトウェアのライセンス販売及び導入サポートを手掛けているが、UiPath社のRPAソフトウェアは世界200カ国で使用され、米国海軍にも採用されています。

初値予想

想定価格 1,870円
仮条件 1,870円〜 2,000円
公開価格 2,000円
初値予想 2,800円

初値予想と上場後の見込み

パワーソリューションズ(4450)の想定価格1870円から試算した想定時価総額は24.8億円、市場からの資金吸収額は6.1億円で東証マザーズ上場の小型案件となります。

同社の前後に上場する銘柄に比べて公開規模が小さい事から、地合いさえ良ければ初値は期待できそうです。、事業内容の金融機関に向けた業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービスに新規性はなく、業績も増収増益ですが変化率には乏しくなっています。

上場後は金融向けのビジネスは景気に左右されやすいことから株価は業績動向に敏感となるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-09-12〜 2019-09-19
当選発表(公開価格決定)日 2019-09-20
購入申込期間 2019-09-24〜 2019-09-27

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 285,700
売出株数(OAを含む) 42,800
当選株合計 328,500

おすすめのネット証券

パワーソリューションズ(4450)の主幹事証券は大和です。大株主にみずほ系のベンチャーファンドが入っていることから、みずほが幹事団の筆頭に加わっています。公開株式数が32万株強ですが、主幹事を含めた幹事証券は9証券と多くなっていることが特徴です。

一方、大株主は第4い大株主のみずほ系ベンチャーファンドを除いて価格解除条項のない180日間のロックアップが掛かっていて、上場後の需給はタイトとなりそうです。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事大和証券94.00%308,8003,088
幹事みずほ証券2.59%8,50085
SBI証券0.85%2,80028
マネックス証券0.43%1,40014
岩井コスモ証券0.43%1,40014
いちよし証券0.43%1,40014
松井証券0.43%1,40014
極東証券0.43%1,40014
エース証券0.43%1,40014

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
合同会社未来企画25.59%上場日から180日間
合同会社一誠堂24.38%上場日から180日間
佐藤 成信8.41%上場日から180日間
みずほ成長支援投資事業7.73%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
兼子 浩之7.56%上場日から180日間
高橋 忠郎5.43%上場日から180日間
老川 信二郎3.02%上場日から180日間
加藤 秀和2.31%上場日から180日間
鈴木 義晃1.54%上場日から180日間
片倉 正人1.13%上場日から180日間

業績推移と来期展開に注目

前2018年12月期業績が伸び悩み、今期も現状では変化率が乏しい業績動向が懸念されます。

これまでに契約期間途中に途中解約が行われた実績がないということは注目できますが、金融機関向けシステム開発は景気の影響を受けやすいことから来期業績も気になるところです。

前2018年12月期売上高実績で22%を占めるのが「NRIプロセスイノベーション」、13%が「野村アセットマネジメント」と大口取引先は野村系です。しかし、IPOにあたって野村が幹事証券に加わっていないことも気がかりです。

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