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NATTY SWANKY【7674】

  • NATTY SWANKYが3月28日、マザーズに新規上場
  • 餃子居酒屋「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」を運営
上場市場 マザーズ
予想価格3,270円
上場日2019年03月28日
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天野秀夫
天野秀夫
NATTY SWANKY(7674)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力3

NATTY SWANKYが3月28日、マザーズに新規上場/餃子居酒屋「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」を運営

NATTY SWANKY(7674、ナッティースワンキー)が3月28日、東証マザーズに新規上場する。2001年8月に設立された同社は、年間を通して食べられる「餃子」をメイン食材とした餃子居酒屋「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」を運営している企業だ。2018年末の店舗数は直営47店、フランチャイズ(FC)19店k合計66店を首都圏(一都三県)のほか愛知県2店を展開している。

商品開発を「餃子」に特化することで、独自の製法とレシピを開発、均一性のある餃子を全店で提供し、餃子に合うサイドメニューの開発も推進している。居酒屋店舗では、接客サービスの考え方を統一した演出・実演を行い、全店統一した接客サービスの向上のため、独自の社内研修を実施している。

その一方で、出店した街に合わせて地域に溶け込むように、立地によって店づくりを変える店舗デザインを行っている。 顧客属性としては、餃子という大衆商品性から性別・世代、季節を問わず来店する顧客層と餃子とビールを楽しみにくる目的型来店の顧客層に分かれる特徴がある。

店舗数は順調に増加しており、各6月期末ベースで、2015年15(内訳は直営10、FC5)、2016年32(直営18、FC14)、2017年43(直営29、FC14)、2018年60(直営43、FC17)と推移し、2019年6月期末には77(直営55、FC22)を見込んでいる。直営店を毎月1店舗以上のペースで出店する一方、FC方式による多店舗展開も並行して行う計画だ。

2019年6月期業績は、売上高40億円(前期比36.1%増)、経常利益3.2億円(同2倍)の増収増益の見通し。

NATTY SWANKY(7674)の基本情報

企業名NATTY SWANKY
会社URLhttps://nattyswanky.com/
証券コード・市場 マザーズ (7674)
上場予定日2019年03月28日
業種 小売業
事業内容餃子居酒屋「ダンダダン酒場」の直営及びFC運営事業
本社所在地東京都新宿区西新宿1-19-8新東京ビル7F
社長井石裕二
設立年月2001年08月01日
決算期6月末
上場前資本金13,400千円

事業の特徴と魅力

NATTY SWANKY(7674)の特徴は、「餃子」をメイン食材とした餃子居酒屋「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」の単一ブランド・単一運営にあります。同様のビジネスモデルを持つ居酒屋業態では鳥貴族(3193)が代表的です。

焼き鳥と同様に餃子は、食材を安定調達しやすく、調理場スペースや厨房機器の投資も限定的で、店舗での調理は焼くだけとオペレーションも簡単である長所があります。ビール以外の酒類とも合わせやすく、チェーンごとの違いも出しやすいメニューです。出店エリアが首都圏(1都3県)でしかなく、出店ペースが続けば、業績成長に沿った株価の好パフォーマンスが期待できます。

初値予想

想定価格 3,270円
仮条件 3,140円〜 3,270円
公開価格 3,270円
初値予想 4,500円

初値予想と上場後の見込み

NATTY SWANKY(7674)の想定価格3270円から試算した想定時価総額は66.6億円、資金吸収額は19.3億円で東証マザーズ上場の中型案件です。

想定価格と同値で公開価格は決定しましたが、割安ではなく、上場日にはフレアス(7062)、日本ホスピスホールディングス(7061)とIPOが3社集中することが気掛かりです。また、同日IPOのフレアス(7062)とともに主幹事はSMBC日興証券で1日に2社のIPO主幹事を手掛けるのは異例です。

しかし、毎月1店舗ペースの新規出店を計画し当面は継続した企業成長が見込めます。飲食チェーンは、新規出店が継続する間は株価のパフォーマンスも期待できます。初値とともに、水準次第ですが上場後の株価も注目きます。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-03-12〜 2019-03-18
当選発表(公開価格決定)日 2019-03-19
購入申込期間 2019-03-20〜 2019-03-26

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 430,000
売出株数(OAを含む) 158,800
当選株合計 588,800

おすすめのネット証券

主幹事証券はSMBC日興証券で、SBI、みずほなど5証券が幹事団に参加している。日興は同日に上場予定のフレアス(7062)でも主幹事を務めている。

一方、大株主はダブル創業者である井石裕二社長と田中竜也副社長が共同筆頭株主で、それぞれが所有する関連会社が同率第2位を占めており、この4社で上場前発行済株式数の94%を握っている。他も従業員関連がほとんどでベンチャーキャピタルも所有していない。このことから需給は良好な展開が予想できる。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SMBC日興証券95.69%563,4005,634
幹事SBI証券1.29%7,60076
みずほ証券0.87%5,10051
いちよし証券0.87%5,10051
三菱UFJモルガン0.87%5,10051
マネックス証券0.41%2,50025

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
井石裕二32.97%上場日から180日間
田中竜也32.97%上場日から180日間
(株)BORA14.03%上場日から180日間
(株)IKI14.03%上場日から180日間
伊藤慎一朗0.56%継続保有の意向
向山虎0.28%継続保有の意向
山本奈緒子0.28%継続保有の意向
小川智大0.28%継続保有の意向
山口正人0.28%継続保有の意向
信田翔平0.28%継続保有の意向
福田亮介0.28%継続保有の意向
森貴史0.28%継続保有の意向

意外と多い株式市場の「餃子関連」

餃子関連の上場企業では、王将フードサービス(9936)、「大阪王将」のイートアンド(2282)等の中華チェーンやハイデイ日高(7611)等のラーメンチェーンが主力メニューとして扱っています。

NATTY SWANKY(7674)の「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」と同様に居酒屋業態で「餃子」に特化しているのは、東証1部のSFPホールディングスが展開する「餃子製造販売店いち五郎」、マザーズの一家ダイニングプロジェクト(9266)が運営する「屋台屋 博多劇場」、未上場企業が展開する「スタンドシャン食」などがあります。餃子特化の居酒屋チェーンとして、どこまで店舗が拡大できるかに関心が集まるでしょう。

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