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ナルミヤ・インターナショナル【9275】

  • ナルミヤ・インターナショナルが9月6日、東証2部に新規上場
  • ベビー・子供服の企画販売の老舗で再上場
上場市場 東証二部
予想価格 1,770円
上場日 2018年09月05日
天野秀夫
天野秀夫
ナルミヤ・インターナショナル(9275)のサムネイル
初値期待度 2
上場後株価期待度 2
上場時話題性 3
事業成長性 3
事業収益力 3

ナルミヤ・インターナショナルが9月6日、東証2部に新規上場/ベビー・子供服の企画販売の老舗で再上場

ナルミヤ・インターナショナル(9275)が9月6日、東証2部に新規上場する。同社はベビー・子供服の企画販売を手掛け業界ではパイオニア的な存在として知られる。1904年に呉服専門問屋として広島での創業を起源に持ち、子供服ブランドへの進出は1985年。以来、ジュニア、ベビーブランドを立ち上げて、1995年のナルミヤ・インターナショナルへの商号変更で現在の体制となった。

2005年3月にジャスダック取引所に上場し、その後、業績の悪化から2009年11月にSBIキャピタルが株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化し上場廃止。2016年に日本産業パートナーズに株式が譲渡されて、今回9年10カ月ぶりに株式を再上場する。

企画から製造、小売までを一貫して行うアパレルのビジネスモデルであるSPA(製造小売)形態を持ち、主に新生児から中学生(ゼロ歳から13歳)までの年代別ブランドを、百貨店を主体にショッピングセンター、アウトレットモール、インターネット販売(eコマース)のマルチチャネル販売、マルチブランド展開を推進している。店舗数は2018年2月末現在で749店舗ヲもち、現地企業との提携でアジア近隣国にも進出している。

主要ブランドは、新生児・ベビー・キッズ領域で「アナ スイ・ミニ」「ケイト・スペード ニューヨーク」「メゾピアノ」、ジュニア領域では「ラブトキシック」「メゾピアノ ジュニア」と女の子向けが中心。一部、男の子向けの「ブルークロス」、大人の女性向け「プティマイン リアン」のブランドを展開している。

今2019年2月期業績は売上高298億200万円(前期比10.6%増)、経常利益16億3500万円(同27.7%増)を見込んでいる。

ナルミヤ・インターナショナル(9275)の基本情報

企業名 株式会社ナルミヤ・インターナショナル
会社URL http://www.narumiya-net.co.jp/
証券コード・市場 東証二部 (9275)
上場予定日 2018年09月05日
業種 小売業
事業内容 ベビー。子供服の企画販売
本社所在地 東京都港区芝公園二丁目4番1号
社長 石井稔晃
設立年月 1970年01月01日
決算期 2月末
上場前資本金 10,000千円

事業の特徴と魅力

ベビー・子供服の企画販売を展開するナルミヤ・インターナショナル(9275)の特徴は、2015年以降、百貨店から大型ショッピングセンターに出店を強化して収益を伸ばしたことに、再生のポイントがあるようです。2018年2月末時点で実店舗749店舗で販売しています。

人気子供服ブランド「ミリカンパニーリミテッド」を吸収合併し、ベビー服ブランドを強化しています。商品展開はゼロ歳から13歳の年齢層をターゲットとしています。

初値予想

想定価格 1,770円
仮条件 1,540円〜 1,560円
公開価格 1,560円
初値予想 1,770円

初値予想と上場後の見込み

ナルミヤ・インターナショナル(9275)の想定価格1770円から試算される想定時価総額は175.4億円、市場からの吸収額は106.0億円と、東証2部の大型案件です。ブックビルディング仮条件次第ですが、初値はかなり厳しいものが予想されます。

想定価格に特段の割安感がなく、売出し株数が多いファンドの出口案件、東証2部案件でアパレル業種、IPO同日に人気案件のand factory(7305)が登場、さらに、過去の例で人気化が厳しい再上場案件とかなり厳しい条件が重なっています。初値と上場直後は慎重な投資姿勢が必要となりそうです。

不人気を越える突破口があるとすれば、一般消費者を対象とする事業なだけに、株主優待を含めた還元策とIR姿勢となるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-08-22〜 2018-08-28
当選発表(公開価格決定)日 2018-08-29
購入申込期間 2018-08-30〜 2018-09-04

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 282,500
売出株数(OAを含む) 5,707,700
当選株合計 5,990,200

おすすめのネット証券

主幹事証券はSMBC日興と大和の2社共同です。ただし、SMBC日興証券が売り出しの販売面を中心に管理、推進を行う単独ブックランナーであるために、事実上の主幹事格といえます。幹事証券には野村、みずほと大所が入りネット専業ではSBI証券が唯一参画しています。

大株主を見ると、筆頭はプライベート・エクイティ・ファンドを運営する日本産業パートナーズの「日本産業第四号投資事業有限責任組合」です。同ファンドシリーズは、KHネオケム(4189)、すかいらーく(3197)、VAIO(未上場)に出資の実績があります。ロックアップは上位4株主のみに掛かっていますが、解除条項があり期間も90日間で短期であり、緩やかなロックアップとなっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SMBC日興証券98.73%5,914,00059,140
幹事大和証券0.71%42,400424
野村証券0.24%14,100141
みずほ証券0.24%14,100141
東海東京証券0.05%2,80028
SBI証券0.05%2,80028

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
日本産業第四号投資事業有限責任組合27.41%上場日から90日間、但し公開価格の105倍で解除
Shepherds Hill Fund Ⅱ, L.P.22.96%上場日から90日間、但し公開価格の105倍で解除
Manaslu Fund Ⅱ, L.P.22.90%上場日から90日間、但し公開価格の105倍で解除
Sonora Fund Ⅱ, L.P.22.80%上場日から90日間、但し公開価格の105倍で解除
石井 稔晃1.37%
ナルミヤ・インターナショナル従業員持株会 101.00%
上田 千秋0.37%
立和 洋一0.18%
澤 泉0.06%
本田 光太郎0.06%

厳しい業界環境の中で再生

ベビー・子供服業界は2000年以降、破綻や経営不振からファンドの傘下に入る企業が増加するなど厳しい事業環境が続いてきました。東証1部のキムラタン(8107)も再建に喘いでいます。こうしたなか、未上場の「三起商行(ミキハウス)」は強力なブランド力で勝ち組となっています。

ナルミヤ・インターナショナルも再生組といえますが、この先の事業拡大は不透明です。8月2日の上昇承認日から13日現在で、会社ホームページにIR関連のニュースが見当たらないことも気になります。

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