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株式会社マリオン【3494】

  • マリオンが9月13日、JASDAQスタンダードに新規上場
  • 証券化ビジネスも展開する不動産企業
上場市場 JASDAQ
予想価格 2,170円
上場日 2018年09月13日
天野秀夫
天野秀夫
株式会社マリオン(3494)のサムネイル
初値期待度 3
上場後株価期待度 4
上場時話題性 3
事業成長性 4
事業収益力 3

マリオンが9月13日、JASDAQスタンダードに新規上場/証券化ビジネスも展開する不動産企業

マリオン(3494)が9月13日、JASDAQスタンダードに新規上場する。同社は、賃貸用不動産の運営および管理ならびに不動産賃料収入に基づく不動産証券化商品の組成および販売を展開し、1986年に東京都新宿区で創業した。同社は首都圏を中心に全国主要都市に営業網を拡大し、居住者向け特に単身世帯向けを中心とした賃貸不動産を所有し、ビジネス化している。2017年9月にはSBIホールディングス(8473)と資本業務提携を提携した。

事業セグメントは「不動産賃貸サービス」「不動産証券化サービス」「不動産売買」の3つに分類され、売上高比率は各37%、21%、42%。不動産賃貸サービスは、首都圏における自社保有・管理に係る物件の戸数591戸(今年6月末現在)のうち約29%にあたる172戸を安定性、信用度に優れた地方公共団体東京事務所等に賃貸していることが特徴だ。地方公共団体という顧客基盤を賃貸業務の安定性の優位性としている。

不動産証券化サービスは、自社保有または新規仕入れ賃貸不動産を原資産に、投資家との間で匿名組合契約を締結することにより、不動産賃貸業務を同社と投資家との共同事業化している。営業者としての同社が不動産の所有にかかるリスク及び賃貸業務運営の責任を負担したうえで、投資家と賃料のシェアを行うことにより賃料収入を投資リターンとして分配する。

2004年の不動産特定共同事業法の許可取得以降、「マリオンボンド」の名称で、賃貸不動産の賃料収入を証券化する投資家向け不動産証券化サービスを提供して、2015年以降はこれをインターネット経由で資金を募るクラウドファンディング型商品である「サラリーマンボンド」として販売している。

不動産売買は、自社所有不動産の売却を行う一般的な不動産売買事業だ。今2018年9月期業績は、売上高27.09億円(前期比7.9%増)、経常利益3.35億円(同21.8%増)を見込んでいる。

株式会社マリオン(3494)の基本情報

企業名 株式会社マリオン
会社URL https://www.mullion.co.jp
証券コード・市場 JASDAQ (3494)
上場予定日 2018年09月13日
業種 不動産業
事業内容 賃貸用不動産の運営、管理、不動産賃貸収入に基づく不動産証券化商品の組成、販売
本社所在地 東京都新宿区富久町9番11号
社長 福田敬司
設立年月 1986年11月27日
決算期 9月末
上場前資本金 1,304,000千円

事業の特徴と魅力

マリオン(3494)は通常の不動産会社と同様な賃貸、売買、仲介斡旋が主業務としながら、「マリオンボンド」の名称のもとで、賃貸不動産の賃料収入を証券化する投資家向け不動産証券化サービスを提供していることが特徴であり、成長分野と言えるでしょう。

2015年以降は、インターネット経由で資金を募るクラウドファンディング型商品「サラリーマンボンド」として販売する実績を持っています。「不動産テック」の一分野である不動産クラウドファンディングを手掛ける企業として注目できます。その売上高は全体の約2割を占めています。

初値予想

想定価格 2,170円
仮条件 2,200円〜 2,380円
公開価格 2,380円
初値予想 3,000円

初値予想と上場後の見込み

マリオン(3494)の想定価格2170円で試算した想定時価総額は34億円、市場からの資金吸収額は6.1億円とJASDAQスタンダード上場の小型案件となります。不動産業という地味な業態と、ジャスダック上場、前期業績の伸び悩み、同日に香陵住販(3495)が上場することなどが、前人気のマイナス要素として働きます。

ただ、想定価格2170円で計算したPERは22.21倍、PBRは1.12倍と割高感はありません。また、インターネット経由で資金を募るクラウドファンディング型商品である「サラリーマンボンド」を販売していますが、こうした「不動産テック」関連銘柄は人気が出ています。昨年12月上場のグローバル・リンク・マネジメント(3486)GA technologies(3491)などがその例です。

まずまずの初値形成が見込まれますが、初値が穏健ならば上場後も株価上昇が期待できそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-08-27〜 2018-08-31
当選発表(公開価格決定)日 2018-09-03
購入申込期間 2018-09-05〜 2018-09-10

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 40,000
売出株数(OAを含む) 239,600
当選株合計 279,600

おすすめのネット証券

主幹事証券は7月にIPOしたGA technologies(3491)に続くSBI証券です。SBI幹事銘柄は公開価格に対して初値が高騰する傾向が強くなってます。SBI証券の親会社であるSBIホールディングス(8473)は、マリオン(3494)と資本業務提携しており、上場前の発行済株式数の約12.3%(19.2万株)を保有する第4位大株主です。エースなど複数の中堅証券が幹事団に参画しています。

一方、大株主にたいするロックアップは、筆頭株主の福田社長とその関連一般社団法人に180日間と長期のロックが掛かっいます。一部の事業法人などには解除条項付きのロックが掛かっていますが、大株主上位10位中で半数にロックが掛かっいないなど、緩やかな規制となっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SBI証券86.91%243,0002,430
幹事SMBC日興証券4.36%1,200122
エース証券1.75%4,90049
極東証券1.75%4,90049
東海東京証券1.75%4,90049
むさし証券1.75%4,90049
藍澤証券0.86%2,40024
岩井コスモ証券0.86%2,40024

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
福田 敬司36.65%上場日から180日間
一般社団法人ホンジン・ホールディングス19.20%上場日から180日間
(株)マリオン15.35%
SBIホールディングス(株)12.29%
西川 勝子5.90%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)ベルーナ5.76%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)フレンドステージ2.56%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
飛田 明彦0.22%
肥田 理0.20%
宮澤 深志0.19%

SBIとの関係深化に注目

マリオン(3494)の魅力は、インターネット経由で資金を募るクラウドファンディング型商品であるサラリーマンボンド組成の実績があることで、この不動産証券化ビジネスの成長性が注目されるでしょう。その事業との関連で、資本業務提携先であるSBIHD(8473)との関係が関心を集めそうです。

気になるのは、不動産テックの切り口がありながら、上場市場がマザーズでなくJASDAQであったこと。ここは上場後に取材したい疑問点です。

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