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マクアケ【4479】

  • マクアケが12月11日、マザーズに新規上場
  • クラウドファンディングプラットフォームの運営国内トップ
上場市場 マザーズ
予想価格1,550円
上場日2019年12月11日
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天野秀夫
天野秀夫
マクアケ(4479)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度4
上場時話題性5
事業成長性4
事業収益力4

マクアケが12月11日、マザーズに新規上場/クラウドファンディングプラットフォームの運営国内トップ

マクアケ(4479)が12月11日、東証マザーズに新規上場する。同社は2013年5月に設立された国内トップの購入型クラウンドファンディングプラットフォーム「Makuake」を運営する企業だ。

クラウドファンディング事業を通じて、様々な企業や個人に対してマーケティング、PR及びファンの創出、資金獲得にかかる手段や機会を提供している。主力事業である 「Makuake」サービスは、クラウドファンディングプラットフォームを通じて、新しいアイデアや優れた技術等を用いた製品またはサービスの実現、その加速を希望する企業や個人(プロジェクト実行者)と、そのプロジェクトを支援する複数の個人等(プロジェクト支援者)とを、インターネット上でマッチングさせている。

マクアケは、プロジェクト支援者がプロジェクト実行者へ支援金を提供することが決定(プロジェクト成立)した場合に、プロジェクト実行者から一定のプラットフォーム利用料を受領する収益構造をもっている。

地方自治体がプロジェクト実行者となりプロジェクトへの寄附を募る「ふるさと納税型クラウドファンディング:Makuakeガバメント」を2018年5月に立ち上げ、各地方自治体における活用もスタートしている。

また、企業が新事業を創出するため、新製品の企画、企画を実現するためのパートナーマッチング、プロジェクトの戦略立案や事業計画、マーケティングレポートの作成等、製品開発領域における各種インキュベーションサービスを提供する「Makuake Incubation Studio」を展開ししている。

このほか、EC(電子商取引)サイト運営、広告配信代行、「Makuake SHOP」、販路紹介の各種サービスを展開している。

2020年9月期業績は、売上高21.8億円(前期比62.7%増)、経常利益4.7億円(同273.9%増)の増収増益の見通しだ。

マクアケ(4479)の基本情報

企業名株式会社マクアケ
会社URLhttps://www.makuake.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (4479)
上場予定日2019年12月11日
業種 情報・通信業
事業内容クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」の運営等
本社所在地東京都渋谷区渋谷2-16-1
社長中山亮太郎
設立年月2013年05月01日
決算期9月末
上場前資本金132,995千円

事業の特徴と魅力

マクアケ(4479)は、サイバーエージェントを親会社に持ち、著名人も出資する流行のクラウドファンディングのIPO案件として注目度が高い銘柄となっています。

新しい資金調達の方法として注目されているクラウドファンディングは、群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)を組み合わせた造語で、インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する手法です。マクアケは、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を通じて、プロジェクト発案者と支援者を結びつけ、支援者から発案者に送られる支援金に手数料を設定して収益を上げる収益構造をもっていることが特徴です。

初値予想

想定価格 1,550円
仮条件 1,500円〜 1,550円
公開価格 1,550円
初値予想 3,000円

初値予想と上場後の見込み

クラウドファンディングプラットフォームの運営を手掛けるマクアケ(4479)の想定価格1550円から試算される想定時価総額は170億円、資金吸収額は吸収金額45.4億円でマザーズの中型案件です。公開株数が292万6700株と多く重量感があることから初値はやや抑制されそうです。

ただし、話題性と事業の新規性・成長性は折り紙付きで、まずまずの初値パフォーマンスが期待できるでしょう。流動性が保たれることから上場後も上値追いの場面がありそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-11-26〜 2019-12-02
当選発表(公開価格決定)日 2019-12-03
購入申込期間 2019-12-04〜 2019-12-09

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 980,000
売出株数(OAを含む) 1,946,700
当選株合計 2,926,700

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マクアケは(4479)は、大和が主幹事を努めています。大和は前日にテクノフレックス(3449)、翌日にメドレー(4480)、週明けにランサーズ(4484)と4銘柄連続で主幹事を担うことが懸念されます。

一方、同社は国内最大級のクラウドファンディング企業で、サイバーエージェントが上場前に71%を出資しています。第二位大株主がファンドですが、一般の金融系ベンチャーキャピタルとはやや異なり、プロサッカー選手の本田圭佑氏が作ったファンドです。

このほかは、会社関係とエンジェルで株主は固められています、大株主7位まで価格解除条項が付くロック・アップとなり、比較的需給は緩く見えます。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
(株)サイバーエージェント71.35%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
KSK ANGEL FUND LLC13.71%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
中山亮太郎5.05%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
坊垣 佳奈2.45%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
木内 文昭2.45%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
堀越 寶世1.83%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
生内 洋平0.55%公開価格の1.5倍で解除
矢内 加奈子0.37%
森 恵0.37%
中村 剛0.27%

業績

売上高(千円)経常利益当期利益1株当たりの純利益純資産額1株当たり純資産額配当(円)自己資本比率自己資本利益率
2016年9月期(実績)204,721-87,459-61,452-7.88-31,103-3.990.00-12.2
2017年9月期(実績)478,96161,57943,4784.6183,3658.350.0014.5166.4
2018年9月期(実績)958,003156,189112,89011.30196,25519.650.0020.580.8
2019年9月期(実績)1,344,000127,00089,0008.910.000.000.00.0
2020年9月期(予想)2,187,000476,000330,00030.690.000.000.00.0

本田圭佑選手と市川海老蔵さん

マクアケの第2位大株主である「KSK ANGEL FUND LLC」(149万6000株、上場前13.71%所有)は、プロサッカー選手の本田圭佑氏が出資して作ったファンドです。また、第5位大株主(20万株、上場前1.83%所有)となっているのが「堀越寶世」氏(寶は宝の旧字体)で、これは歌舞伎役者の市川海老蔵氏の本名です。マクアケの株主になると、株主総会で本田選手や海老蔵さんに会えるかもしれませんね。

ちなみに、本田圭佑氏のファンドは、マクアケのほか、荷物預かり企業の「ecbo」など複数のベンチャーに出資していることでも知られています。

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