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Mマート【4380】

  • Mマートが2月23日、東証マザーズに新規上場
  • 食材に特化した「BtoB-EC」(企業間電子商取引)に特徴
上場市場 マザーズ
予想価格 1,190円
上場日 2018年02月23日
天野秀夫
Mマート(4380)のサムネイル
初値期待度 5
上場後株価期待度 4
上場時話題性 4
事業成長性 4
事業収益力 4

Mマートが2月23日、東証マザーズに新規上場/食材に特化した「BtoB-EC」(企業間電子商取引)に特徴

Mマート(4380)が2月23日、東証マザーズに新規上場する。先行して上場予定だった世紀が上場を中止したため、同社が2018年のIPO第1号となる。

Mマートは、食材関連の卸販売で無人化を目指すインターネットマーケットプレイス事業を展開するため、「Mマート」「Bnet」など各種ECサイトを運営している。取扱う商品は食材と厨房機器など食材周辺の非食材で、買い手は飲食業界、宿泊業界、中食業界等の企業、売り手は大企業から中小企業の卸・小売業者と、企業間取引の「BtoB」「に特化している。また、自らは取引に参加せず、プラットフォームの提供に徹している。

主力サイトの「Mマート」は、食材を取り扱う企業が利用する「出店型食材市場」で、掲載商品数に応じた月低定額出店料と商品・企業を目立たせる施策に発生するオプション料、販売代金に一定の料率を乗じた出来高制のマーケット利用料を同社が受け取る。期末出店店舗数は793店舗(前期比42店舗増)の計画。

もう一方の主力サイトである「Bnet」は、厨房機器、食器など食材以外の商品を取扱う企業が利用するもので、期末出店店舗数は258店舗(前期比24店舗減)と店舗数は減少だが、利益的には増益を確保する見込みだ。

このほか、規格外の中米のお米のオーションサイト「チューオク」や500キログラムから10トンまでの大量販売が可能なサイト「蔵前渡し」を今期に新設。2016年7-8月に開設した農業生産者から新鮮野菜を直送するサイト「アサトレ」や原則50キログラム以上の商品に限定する「大口一括コーナー」など食材の卸・即販分野のサイト展開を強化している。

同社がビジネス領域とする国内の「BtoB-EC(企業間電子商取引)」市場は、経済産業省の報告書によると2016年のインターネットによる企業間電子商取引が前年比1.2%増の204兆円、電子商取引のEC化率は前年比0.6ポイント増の19.8%と着実に拡大している。

こうした環境下で、同社の業績は赤字となる場面も一時期あったが、足元は好調に推移。 2018年1月期は売上高6億円(前期比12.8%増)、営業利益1億1200万円(同2.1倍)、経常利益1億1300万円(同2.4倍)、当期利益7400万円(同2.3倍)と高い変化率を見込んでいる。

人気化要素を満載、しかし懸念材料も

Mマート(4380)は、ビジネスモデル、業績成長、株式需給とどれをとっても初値の人気化は必至で、2018年の第1号IPOが転がり込むという「強運」も持ち合わせている。すでに成熟産業とされる卸売業にあって新たな成長余地を開拓した企業スピリットも注目されよう。しかし、敢えてマイナス要素を取り上げておく。

社長は1936年(昭和11年)生まれの81歳で、副社長は68歳、常勤監査役79歳、そして社員の平均年齢が46.1歳という今では珍しいシルバー経営陣。そして、上場前の株主構成も創業家の村橋家が70%を握る。経営陣の方々はくれぐれも健康に留意してもらいたい。

また、取締役には債務超過で2009年9月にヘラクレス市場(現在はジャスダックに吸収)を上場廃止となったゼンテック・テクノロジー出身者、監査役には偽計取引の疑いで告発されて2008年4月に上場廃止となったオーベン(旧アイ・シー・エフ)の出身者が居ることが目論見書で確認されている。

Mマート(4380)の基本情報

企業名 株式会社Mマート
会社URL https://www.m-mart.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (4380)
上場予定日 2018年02月23日
業種 情報・通信業
事業内容 BtoBに特化したインターネットマーケティングプレイス事業
本社所在地 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号
社長 村橋純雄
設立年月 1970年01月01日
決算期 1月末
上場前資本金 60,000千円

事業の特徴と魅力

楽天のような「BtoC」業態ではなく、売り手、買い手ともに企業の「BtoB」で食材関連に特化しているビジネスは、先行者メリットが大きそうだ。規格外の中米のお米や新鮮野菜の直送、大口の重量物など開発ECサイトの可能性は幅広く、ヒットすれば収益インパクトも大きい。今期予想ベースで、売上高6億円に対して営業利益1.1億円という利益率も魅力だ。

ネックは配送料金の値上げによる収益は伸び悩みの影響を受けること。このあたりのコストコントロールが上手くできれば、「BtoB」特化のインターネットマーケットプレイス事業の新星企業として、マーケットの関心を高めそうだ。

初値予想

想定価格 1,190円
仮条件 1,140円〜 1,240円
公開価格
初値予想 3,000円

初値予想と上場後の見込み

Mマート(4380)は食材関連とBtoBに特化した特徴に限らず、ビジネスモデルがわかりやすく、成長イメージが湧きやすいことから、IPO人気は高まることが間違いない。想定価格で試算した時価総額は29.1億円、市場からの資金吸収額は8億円と軽量級の「小型」案件で、電子商取引特化の「IT関連」で「マザーズ」IPOと初値が飛ぶ三要素をもれなく備えている。

さらに、想定価格は1190円と比較的低位でスタートでき、これに年明け第1号IPOのおまけまで転がり込んできた。仮条件価格が上ブレを起こす可能性があるが、初値が飛び人気化するのは必至だ。2月23日は金曜日でおそらく初値はつかないだろう。週明けに寄り付くかも微妙だ。公開価格に対して初値が飛びやすいだけに、上場後は当面、株価の乱高下が予想される。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-02-06〜 2018-02-13
当選発表(公開価格決定)日 2018-02-14
購入申込期間 2018-02-15〜 2018-02-20

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 453,400
売出株数(OAを含む) 222,100
当選株合計 675,500

おすすめのネット証券

主幹事証券はみずほ。昨年12月に主幹事を務めたIPO銘柄のすららネット(3998)とHANATUOR JAPAN(6561)が直近で上場来高値に大きく切り返すなどしており、周辺はにわかに賑わってきた。SMBC日興、マネックス、SBIに加えて岡三オンラインでもネットで申し込みが出来るだろう。しかし、かなりの入札倍率になりそうで公開前に当選するのはかなり難しい案件となる。

また、公開前の大株主全てに価格緩和の要項が無い90日間のロックアップがガッチリとかかっている。その大株主はわずか7人で上場後の株式の売り出し先は限られ、需給も極めてタイトとなることが予想される。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
村橋 純雄43.90%上場から90日間
合同会社エムホールディングス20.00%上場から90日間
宇井 裕希乃12.30%上場から90日間
九谷田 登志恵10.50%上場から90日間
村橋 伸繁6.00%上場から90日間
村橋 勝子6.00%上場から90日間
相地 朱美1.20%上場から90日間

人気化要素を満載、しかし懸念材料も

Mマート(4380)は、ビジネスモデル、業績成長、株式需給とどれをとっても初値の人気化は必至で、2018年の第1号IPOが転がり込むという「強運」も持ち合わせている。すでに成熟産業とされる卸売業にあって新たな成長余地を開拓した企業スピリットも注目されよう。しかし、敢えてマイナス要素を取り上げておく。

社長は1936年(昭和11年)生まれの81歳で、副社長は68歳、常勤監査役79歳、そして社員の平均年齢が46.1歳という今では珍しいシルバー経営陣。そして、上場前の株主構成も創業家の村橋家が70%を握る。経営陣の方々はくれぐれも健康に留意してもらいたい。

また、取締役には債務超過で2009年9月にヘラクレス市場(現在はジャスダックに吸収)を上場廃止となったゼンテック・テクノロジー出身者、監査役には偽計取引の疑いで告発されて2008年4月に上場廃止となったオーベン(旧アイ・シー・エフ)の出身者が居ることが目論見書で確認されている。

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